こんな楽しいものはないぜ!~Gazoo Racing 応援メッセージ~ [TOYOTA TEAM TOM'S 舘 信秀 代表]
3月11日、「Team GAZOO」メンバーがヴィッツを駆ってレースデビュー。
ピットにはタイムを記録する舘代表の姿が・・・
そうそう、あれが楽しいのよ、やっぱり。ああいうのが楽しいよね。 大切なスピリットを俺自身が思い起こさせてもらったっていう意味では、逆にお礼を言わなきゃいけないですね。
-
- 舘代表が見守る中、雨の中を快走
-
僕はそんなに偉そうなことは言えないんだけど、ツインリンクもてぎでのレース前日の夜、 メンバーに「1周目だけ気をつけてくれ、1周目を帰ってきてちょうだい!」と言った。 自分が昔、レースに初めて出た時のことを思い出すと、 デビュー戦の1周目ってなんだか分からないまま終わっているじゃない(笑)。 そこで飛んじゃって終わっちゃうと何も残らないわけ。だから1周目は抜かれようが何しようが、 とにかく帰ってきてくれと。そうすれば精神的に落ち着くから。 そんなアドバイスをしたんです。(トラブルも無く完走、しかも全員がタイムか順位をアップしてゴール) みんなが目的をちゃんと分かっていて、その中できっちり仕事をしましたね。 大切ですよ。ここですよ、原点は。(3月25日には、岡山国際サーキットでアルテッツァを駆って耐久レースに初挑戦、見事に3位表彰台を獲得) あの日は、盛り上がったんだよね。 シャンパンファイトやっちゃったりして。 いやー行けば良かった。実に素晴らしい!
耐久レースで大切なことは?
やっぱり自分を抑えてやるところじゃないかな。 スプリントのつもりで走っちゃうと、完走するのは難しくなっちゃう。 シフトにしてもブレーキングにしてもアクセルワークにしても、それじゃもたない。 そこで、ちょっと自分を抑える。あとは、特に昼間の暑いコンディションで、 ニュルブルクリンクもそうだと思うんだけど、昼間と夜のコンディションの違い。 例えば長いストレートを走り終わってブレーキを踏むときには冷え切ってしまう、ブレーキが。 そういうことにも気をつけなきゃいけない。これは自分で身に染みて体験しているからね。 その時その時のコンディションによって走り方も変えなきゃいけない。
それから、自分のタイムをあんまり意識するようじゃいけないよね。 やっぱりそこはメンバーの息を合わせて。チームワークですね。 チームメイトのタイムを見て、「あれ、あの野郎より遅い・・・」っていうことはね、 無いとも言えないよね(笑)。だからそれをいかに抑えるか。初めて「ル・マン」に挑戦した時には、 あの中嶋悟が「とにかくタイムを気にするのはみんなやめようね」、 「必ずダブルクラッチ踏んで(ミッションをいたわって)シフトダウンしようね」そういうことを言ってくれた。 アイツがそういうことを言ってくれたおかげで、チームが「完走しよう」ってひとつにまとまった。 いいレースでしたよ。初めて出て完走12位ですから。
耐久レースが教えてくれるもの
- ドライビングの楽しさあふれるこのマシンでニュルに挑む
24時間の人生をやるようなものでさ、 クルマが良くたって運が無きゃ勝てないし、 ドライバーも良くなきゃいけないし。 トラブルを克服したときの喜びであるとか。 そりゃ結果が良ければそれに越したことはないけど、 どんな結果であれ24時間のチェッカーフラッグをみると、 俺はジーンとくる(笑)。 何度やっても、苦労すればするだけ感動は大きいですね。
そういう喜びを今度のニュルブルクリンクで、 サラリーマンチームの方々には味わってほしい。 それで彼らがレースというものの楽しさ、 クルマの楽しさ、感動を覚えてくれるのがとにかく今回の目的じゃないですか。 それを、GAZOOのホームページの力で観ている人とどう共有できるか。この役割はでかいですよ。
トヨタに限らず、FF(前輪駆動)のクルマが増えて、 オートマが増えてマニュアルが少ない。 今は若い人がクルマに興味が無くなってきている。 確かに俺たちの若い頃とはずいぶん違うよね、 モノがこれだけ溢れちゃっているから。俺たちの頃は、 何か新しいクルマが出ればそれ自体がすごかった。 トヨタS800だってトヨタ2000GTだって、 カタログに穴があくまでずっと見てた。
今はそういう喜びが少ない。 なぜかっていうとFR(後輪駆動)のクルマを自分の思うままにコントロールする、 真っ直ぐ走るだけじゃなくて、ちょっと横になった時にハンドルを切りアクセル踏んでコントロールする。 あの“カニ走り”って面白いじゃん。 その前にそういうクルマをトンテンカンと作るのが楽しいじゃん。 そういう楽しみを味わって欲しい。 単純に移動のツールじゃなくて、走る楽しさ、クルマを触る楽しさをね。 ただ、楽しいところに必ず金が落ちてくるかっていうと決してそうでは無い。 でも忘れちゃいけないはず、自動車会社としてはね。 こういうプロジェクトが役立ってくれるといいなと思います。
- ドライビングの楽しさあふれるこのマシンでニュルに挑む
最新ニュース
-
-
気付いた時にはパンクする!? 知らないと損するラジエーター選びの新常識と失敗しないポイント~カスタムHOW TO~
2024.11.30
-
-
-
スバル『WRX』の高性能モデル「tS」、2025年初頭より米国で発売へ
2024.11.30
-
-
-
マツダ『CX-5』など人気の4モデルに新機種、ブラックやレザー仕様など…12月25日発売へ
2024.11.30
-
-
-
2倍の速さで自動駐車! メルセデスベンツのパーキングアシストが性能向上
2024.11.29
-
-
-
「超イケてる!」ホンダの本格SUV『パスポート』発表に日本導入を期待する声
2024.11.29
-
-
-
BMW『X3』新型はマイルドHV、Mパフォーマンスも…価格は798万~998万円
2024.11.29
-
-
-
レクサス、日本の伝統工芸に現代技術を融合…アート作品展開催中
2024.11.29
-
最新ニュース
-
-
気付いた時にはパンクする!? 知らないと損するラジエーター選びの新常識と失敗しないポイント~カスタムHOW TO~
2024.11.30
-
-
-
スバル『WRX』の高性能モデル「tS」、2025年初頭より米国で発売へ
2024.11.30
-
-
-
マツダ『CX-5』など人気の4モデルに新機種、ブラックやレザー仕様など…12月25日発売へ
2024.11.30
-
-
-
2倍の速さで自動駐車! メルセデスベンツのパーキングアシストが性能向上
2024.11.29
-
-
-
「超イケてる!」ホンダの本格SUV『パスポート』発表に日本導入を期待する声
2024.11.29
-
-
-
BMW『X3』新型はマイルドHV、Mパフォーマンスも…価格は798万~998万円
2024.11.29
-