トヨタ ランドクルーザー70 運転席周りの機能装備 徹底検証

道なき道を行くクロカン四駆にとって、運転席まわりの装備は、操作性の高さが最優先事項だ。シンプルで機能的なインストルメントパネルやスイッチ類は、オフロード車ならではの質実剛健なたたずまい。運転席まわりの装備は、4ドアバンとピックアップトラックで同一の仕様となる。

インストルメントパネル

水平基調の直線的なデザインは、オフロード走行時でも車体の姿勢を把握しやすくするため。エアコン吹き出し口などには曲線を取り入れ、洗練された印象となっている。ステアリングホイールは、チルト&テレスコピック機能付きの4本スポークタイプを採用した。2007年にオーストラリア仕様のモデルでビッグマイナーチェンジが行われ、以前日本で販売されていたものとは異なっている。

アナログコンビネーションメーター

不整地走行で振動が激しくても視認性が損なわれないように、指針位置を直感的に把握しやすいアナログメーターを採用。メーター内には油圧計と電圧計も備わり、エンジンや電気系の異常をいち早く発見できるよう配慮されている。4WDの切り替えやデフロックの作動は、左下のインジケーターで確認できる。

シフトレバーとトランスファーレバー

今回用意されるのは、MTモデルのみ。長いストロークを持つシフトレバーは、悪路でも確実な変速を保証する。2速と3速には、トリプルコーンシンクロメッシュが組み込まれている。パートタイム4WDシステムは、トランスファーレバーで切り替える。「H2」「H4」「L4」のモードがあり、市街地や高速道路では「H2」、悪路では路面によって「H4」「L4」を使い分ける。

電動デフロックスイッチ

メーカーオプションの電動デフロックは、ステアリングコラムの左に位置するスイッチで操作する。車輪がスタックした場合には、リヤデフ、あるいはリヤとフロント両方のデフをロックすることができ、空転している車輪の反対側にも駆動力を伝えて脱出を助ける。8km/h以下での走行で使用する。

灰皿とシガーライター

マニュアルエアコンスイッチの下に、灰皿とシガーライターが装備されている。リヤドアにも灰皿がある。

T-Connectナビ

オーディオとナビはオプション扱いとなる。インパネの中央にワイド2DINサイズのスペースがあり、トヨタ純正ナビゲーションのT-Connectナビを選ぶことも可能だ。通信センターに接続し、音声対話で目的地を設定したり、オペレーターサービスを受けたりすることができる。

時計と温度計

インパネ中央上部には、液晶時計が装備される。ストップウオッチもあり、ラップタイムも計れる。外気温表示はマイナス30度から50度までをカバーするもので、寒冷地から灼熱の地までをカバーしている。

マニュアルエアコン

エアコンは、マニュアル式となる。リヤヒーターも標準装備され、風量を2段階で切り替えることができる。

ミラーとランプ

​ドアミラー調整スイッチは、インストルメントパネル右側に位置する。格納は手動式だ。ヘッドランプの光軸調整も、ここで行う。

パワーウインドゥ

海外では手動式もあるが、日本仕様ではすべてパワーウインドゥが装備される。

[ガズー編集部]