レクサスRC レクサスのブランドイメージを担うプレミアムクーペ、RCが登場!

ワイド&ローのプロポーション

RCは、レクサスブランドを代表する新たなイメージリーダーとなるべく登場した、プレミアムスポーツクーペである。

2012年のパリモーターショーではLF-CCというコンセプトモデルが発表されており、それが発展して2013年の東京モーターショーで公開されたのがRCだった。同じセグメントに4ドアセダンのISがあったが、この2ドアクーペは、まったく別の独立モデルとして登場した。

ボディサイズは、全長4695mm×全幅1840mm×全高1395mm。エッジの効いたワイド&ローのプロポーションが目を引く。レクサスのアイデンティティとなったスピンドルグリルが存在感を強調し、フロントとリヤに配されたL字型に発光するLEDランプも、レクサスブランドをアピールする。

室内はクーペらしいタイトな空間となっており、大型のニーパッドが走りをイメージさせる。センターコンソールやドアトリムには同じ形状のパーツをレイヤー状に配置し、エレガントさを演出した。

RC300hは23.2km/Lの低燃費

用意されるパワートレーンは2種類。3.5リットルのV6エンジンを搭載するRC350と、2.5リットルの直列4気筒エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドモデルのRC300hがあり、それぞれにスポーツグレードの“F SPORT”が設定される。

RC350の3.5リットルエンジンは筒内噴射とポート噴射を組み合わせた燃料噴射システムD-4Sを搭載し、最高出力234kW[318PS]/6400r.p.m.、最大トルク380N・m[38.7kgf・m]/4800r.p.m.を発生する。

RC300hは最高出力131kW[178PS]/6000r.p.m.、最大トルク221N・m[22.5kgf・m]/4200~4800r.p.m.の直列4気筒エンジンを、同105kW[143PS]、300N・m[30.6kgf・m]のモーターがサポートする。スポーツ走行を可能にしながら、JC08モードで23.2km/Lの低燃費を実現した。

シャシーはフロント部分がGSを、それより後ろの部分がISをベースとしており、さらにIS Cベースの大断面ロッカーパネルを採用して骨格を強化するなどして、高剛性ボディを実現。
このうちRC350“F SPORT”は、低速での操縦性を高めながら高速での安定性を向上させて、高い安全性と快適性を両立させるLDH(レクサス・ダイナミック・ハンドリングシステム)を装備する。

価格は、RC350が596万円~678万円、RC300hが565万円~629万円

レクサスRC350“version L”

レクサスRC300h“F SPORT”