レクサスRC F シート、ラゲージスペース 徹底検証

RC Fにはサポート性を重視したハイバックスポーツシートを採用した。アスリートが着るボディスーツをモチーフにしたもので、ハードなスポーツ走行を支える重要なアイテムだ。

運転席および助手席

表皮一体発泡成形工法を用いており、安定した体圧分布とショルダー/ランバー/ヒップの各部位で最適なホールド性を実現した。骨盤をホールドするためにチップポリウレタンを使用しており、ヒップポジションを支える特殊なクッションスタビライザースプリングを採用している。強いGが加わるコーナーでは、最適化された形状のサイドサポートが肩をホールドする。シートバックと座面には骨格と筋肉の流れに沿ったステッチが施され、3次元的に体を包み込んで支える。

後席

定員2名のリヤシート。ヘッドレスト一体式のハイバック型で、フロントと同じ縫製パターンを使用している。RCとは異なり、可倒式ではない。

リヤシートへの乗降をサポートするため、手動と電動のデュアルウォークイン機構が採用されている。電動のみでは操作に時間がかかるので、レバー操作でもフロントシートを倒せるようにした。シートスライドは自動で動作し、乗り込んだ後は元の位置に復帰する。

後席を使わない場合は、ショルダー部に備えられた留め具にシートベルトを通すことで、ベルトがよりスムーズに脱着できるようになる。

ラゲージスペース

RC Fは剛性を確保するためにリヤパーテーションブレースが追加されるため、リヤシートを倒すことができない。代わりにアームレスト部分を開けてセンタートランクスルー式を採用し、長尺物の収納を可能にした。