レクサスNX200t／NX300h 運転席まわりの機能装備 徹底検証

目を引くのは、金属調の鈍い光を放つセンターフレームの存在感だ。力強い骨格を表現しながら、都会的でクールな雰囲気を作り上げている。操作系がフレームの内側に集約されていて、使いやすい機能的な作りになっている。側面には革調ニーパッドが備えられており、異素材のコンビネーションが上質さを感じさせる。

2連メーターの間には4.2インチTFTマルチインフォメーションディスプレイが備わり、ナビディスプレイと連携してドライバーに情報を与える。簡易ナビ、オーディオ情報、ハンズフリー電話の着信通知などが表示される。画面の切り替えは、ステアリングスイッチで行う。メーターの文字や指針は自発光式。

300hでは、左側のメーターがハイブリッドシステムインジケーターになり、モーターの出力やバッテリーへのチャージ状況などが直感的に示される。ドライブモードで「SPORT」を選ぶとグラフィックはエンジン回転計表示に変わり、レッドゾーンが赤く光る。

NXには、ウインドシールドガラスの視野内に運転に必要な情報を投影するヘッドアップディスプレイの設定がある。車速やレーン表示、簡易ナビなどが映し出され、ドライバーは視点移動を最小限に抑えることができる。

最新世代のG-Linkが装備されており、ルート検索や交通情報の表示、セキュリティ機能、音声対話サービスなどを提供する。

渋滞予測は短期、中期、長期の3つのレンジを複合的に組み合わせた手法で、高精度な分析で最適なルートを案内する。

燃費表示は15分前までさかのぼって履歴を確認する機能など、バリエーションが豊富。エコ運転のアドバイスも受けられる。

レクサスとしては初となるパノラミックビューモニターも装備された。左右確認サポートも付属する。

ナビやオーディオなどの操作を行う入力デバイスとして、タッチパッド式のリモートタッチを新たに採用。自然にかつ直感的に操作ができる。

ドライブモードを変えるスイッチは、シフトレバー右側に位置する。左右に回してモードを変えるダイヤル式で、プッシュでNORMALに戻る。

時計はクラシックな雰囲気のアナログ式。ダッシュボードの中央で存在感を放つ。

インストルメントパネルの右下にスイッチ類が集約されている。カメラの視点切り替え、ステアリングヒーターなどのほか、後席の電動格納スイッチも。

オプションで、センターコンソールにワイヤレス充電機能を追加できる。対応する規格のスマートフォンなどを置くだけで充電できる。

USB端子とDC12Vの差込口は、センターコンソールボックス内にある。

触れるだけで点灯するオーバーヘッドランプが備わる。赤い車両のアイコンは、緊急サポートセンターにつながるヘルプネットの呼び出しスイッチ。

センターコンソールボックスのふたは裏側がミラーになっており、取り外して使うことができる。

オーディオの操作パネルは必要最小限で、ステアリングスイッチが主な操作デバイスとなる。その下には地図情報や音楽データを取り込むためのデータカード用のスロットも。

インストルメントパネルとドアトリムのカラーは、ホワイトオーカーとブラックの2種類。オーナメントパネルはグレードによって4種類が用意される。写真は、ブラックのトリムにバンブーのパネルの組み合わせ。

インストルメントパネルやドアトリム、ステアリングホイールには、ていねいなステッチングが施されている。