トヨタ アクア 運転席まわりの機能装備 徹底検証
コンパクトカーらしく開放感あふれる運転席まわり。同じくハイブリッド専用車のプリウスが電子式シフトレバーなどで先進的な印象を強調するのとは対照的に、デジタルメーターを除けばハイブリッド車らしい演出は控えめだ。
インストルメントパネル
横長のセンターメーターにより開放感と優れた前方視界を作り出している。インパネ下部を大胆にカットしているのも、足元の広々感をもたらすためだ。ハイブリッド専用車ながら電子式ではなくコンベンショナルなシフトレバーを組み合わせるのは、ハイブリッドを意識させることなくコンパクトカーとして多くの人に違和感なく受け入れられるようにとの意図がある。
デジタル式センターメーター
メーターはインパネ中央よりもやや右側の、ドライバーの視界に自然に入る位置にレイアウト。フルデジタル式で、標準状態では右からデジタル速度計、シフトインジケーター、燃料計、ハイブリッドシステムインジケーター、各種情報を表示するドライブモニターと並ぶ。撮影車両はオプションのTFTマルチインフォメーションディスプレイを装着。
TFTマルチインフォメーションディスプレイ
オプション設定のTFTマルチインフォメーションディスプレイを選ぶとハイブリッドシステムインジケーターとドライブモニター部分が3.5インチの高精細カラー液晶となり、さまざまな情報を任意で切り替えて表示できる。「消費画面」としてガソリン価格を入力しておくと消費したガソリン代を表示し、「お得画面」では比較したい燃費を入力すれば、それに対してどれだけガソリン代を節約できたか価格で表示する「エコウォレット」も新しい試み。ステアリングスイッチ操作時に触れているスイッチを示す「タッチトレーサーディスプレイ」は、手元を注視する必要をなくし安全運転に役立つ操作デバイスだ。
- オープニング画面
- 画面切り替え操作時
- ドライブインフォメーション
- ハイブリッドシステムインジケーター&エコジャッジ
- エコウォレット(消費画面)
- 5分間燃費
- エコウォレット履歴
- タッチトレーサーディスプレイ
- エネルギーモニター
シフトレバー
シフトレバーはフロアにレイアウトされる一般的なタイプで、ゲートをジグザグに刻んでいる。特別な先進感こそないが、誰にでも違和感なく扱えるメリットがある。
ナビゲーションシステム
オーディオ/ナビゲーションは販売店オプションで設定。撮影車両が装着するのはエントリーナビ「NSZT-W64」で、メディアをSDカードとし7型VGAディスプレイを組み合わせたタイプ。メーカーオプションの「アドバンストディスプレイパッケージ」で装着となるステアリングスイッチにも対応している。後方を映すバックガイドモニターを追加し、ステアリング操作に応じて左右に移動する進路予測線も表示可能だ。
ステアリング操作スイッチ
メーカーオプションの「アドバンストディスプレイパッケージ」を選ぶと、ステアリングホイールにスイッチが組み込まれる。左側はオーディオコントロール、右側はマルチインフォメーションディスプレイの切り替えと空調の温度設定&内気循環切り替え。空調まで手元で操作できるのが特徴。
クルーズコントロールのスイッチ
「G」と「G“ブラックソフトレザーセレクション”」には、アクセルペダルを踏まなくても一定の速度を維持できるクルーズコントロールも標準装備。
エアコンスイッチ
空調は全車フルオートで、エンジン停止時も作動する電動コンプレッサーを装備している。温度設定は大型ダイヤル操作で扱いやすい。
モードスイッチ
走行モードは「ノーマル」のほか、エンジンを止めてモーターのみで走る「EVドライブモード」と燃費を最大限に伸ばす「エコドライブモード」を選べる。
パワーウインドゥ
フロントドアの開閉機構は全車ともパワーウインドゥだが、「L」のリヤドアは手動開閉式。それ以外のグレードはリヤにもパワーウインドゥを備える。
インパネ右のスイッチ
「G“ブラックソフトレザーセレクション”」とメーカーオプションの「スマートエントリーパッケージ」装着車は起動スイッチがプッシュ式となり、インパネの右端に配置される。ドアミラー調整スイッチの下は、車両接近通報装置のオン/オフスイッチとオプションの「ビューティーパッケージ」に組み込まれるナノイーの作動スイッチを備える。
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