レクサスLXの先進機能 その①…クロールコントロール――ステアリング操作だけで極低速走行が可能

凹凸の激しいオフロードや滑りやすい路面を走る時、ドライバーは、アクセルペダルやブレーキペダルを絶妙に操作し、車速を細かく制御することが要求されます。クロールコントロールは、このような悪路走行時のアクセルやブレーキの操作を自動化するもので、ドライバーの負担を大幅に軽減します。

クロールコントロールを作動させるためには、トランスファーギアを「L4」にして、センターコンソールのクロールコントロールスイッチを押すだけ。足先でペダル類を操作することなく車体は進み、ドライバーはステアリングホイールの操作だけに専念することができます。車速は、ダイヤル式のスイッチで5段階に変更可能。例えば岩場は遅め、砂利道は速めというように、状況に応じた速度を選ぶことができます。ホイールスピンや車輪のロックを抑制するため、スタックからの脱出能力が高まるとともに、駆動系への負担が軽減されるというメリットもあります。
また、クロールコントロール作動中にターンアシスト機能をオンにしておけば、舵角(だかく)センサーからドライバーの意思を判断して後輪内側のブレーキ油圧を制御。タイトコーナーでの回頭性を高めることができます。

クロールコントロールを使えば、大きな石が転がる河原でも安心。アクセルペダルやブレーキペダルを操作することなく、極低速で安定した走行ができ、ドライバーはステアリング操作に集中できます。

クロールコントロールを作動させるには、まずトランスファーギアを「H4」から「L4」に変更し、さらに「D(ドライブ)」か「R(リバース)」のギアポジションを選択したあとで、クロールコントロールスイッチをオンにします。
写真上方、5つ並ぶ四角いスイッチのうち、右から2番目がクロールコントロールスイッチ。その隣、一番右側のスイッチがターンアシストスイッチです。右下に見えるダイヤルで、車速を5段階に変更します。
5段階選べる車速のうち、どのレベルを選択しているのかは、メーター中央部の液晶画面に表示されます。

[ガズー編集部]

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