ノア・ヴォクシーとステップワゴンの「運転席・助手席まわり」を徹底比較!
多人数で乗れるのはミニバン最大の長所だが、使用頻度で言えばフロントシートは極めて重要なセクションだ。ノア・ヴォクシーとステップワゴンでは、そのつくりにどんな違いがあるのか?シートおよび周辺部を見比べてみよう。
フロントシート
ノア・ヴォクシー
インテリアは、ノアとヴォクシーではエクステリアほどの違いはない。フロントシートは肉厚で長時間ドライブでも疲れにくい座り心地。形状は変わらないものの、シート表皮にはノアの「X」グレードがファブリックで、「G」と「S-G」が上級ファブリック、「Z」と「S-Z」が合成皮革+ファブリックと違いがある。ヴォクシーは「S-G」が上級ファブリックで、「S-Z」が合成皮革+ファブリック。グレードにより快適温熱シートが備わる。
ステップワゴン
ステップワゴンの場合、エアーとスパーダとでインテリアの素材感が大きく異なる。エアーのシートやトリムに使われているのは、ざっくりした風合いのファブリック。ソファのような感触で、明るいグレーとブラックの2種類がある。スパーダはブラックのみで、ファブリックと合成皮革のコンビシート。上級グレードのスパーダ プレミアムラインには、スエード調表皮と合成皮革の組み合わせが用意される。スパーダとスパーダ プレミアムラインにはシートヒーターが標準装備される。
インストルメントパネル
ノア・ヴォクシー
インストルメントパネルはノアとヴォクシーで共通。左右対称の意匠で、「X」グレード以外はセンターには8インチまたは10.5インチのディスプレイが備わる。前面と側面のグラスエリアが広く、運転席からの見晴らしがよくて開放的。2本に分かれたAピラーのおかげで死角が大幅に減った。上級グレードには、オプションでカラーヘッドアップディスプレイが用意されている。
ステップワゴン
ステップワゴンのインストルメントパネルは水平基調が徹底されていて、上方がスッキリと整理されている。メーターパネルのひさしとセンターモニター以外に、水平ラインから突き出たものはない。Aピラーの位置や形状も工夫して、開放的な視界を確保。ドアミラーの取り付け部をボディの側に移し、後方も見やすくなっている。
ノア・ヴォクシーは「X」を除く全グレードが、ステップワゴンではスパーダが本革巻きステアリングホイールを装備する。どちらもマルチインフォメーションディスプレイやオーディオの操作、アダプティブクルーズコントロールの設定などを手元で行えるようになっている。
ノア・ヴォクシー(写真左)はハイブリッド車とガソリン車とで異なるデザインのオプティトロンメーターを採用。グレードによって7インチと4.2インチのマルチインフォメーションディスプレイを備える。ステップワゴン(写真右)は全車、10.2インチのデジタルグラフィックメーターが装着されている。
シフトレバー周辺部
ノア・ヴォクシー
ノア・ヴォクシーのシフトセレクターは、2種類。ガソリン車はオーソドックスなタイプ(写真右)だが、ハイブリッド車ではノアの「X」グレードを除きエレクトロシフトマチック(写真左)を選べる。セレクターの横にはパーキングブレーキスイッチやドライブモードセレクトスイッチなどが配置されている。
ステップワゴン
ステップワゴンのシフトセレクターは、ガソリン車とハイブリッド車とで大きく異なる。ガソリン車にはスティック形状のレバーが備わるが、ハイブリッド車はスイッチ式で、操作面は完全にフラット。左側にあるエアコン操作パネルに、運転席側から手が届きやすい。
センターコンソール
ノア・ヴォクシー
ノア・ヴォクシーではシフトセレクターの左側に小物入れがあり、タイプAとタイプCのUSBソケットが備わる。上部にトレイが設置されていて、その上にはスマートフォンが置ける。センターのドリンクホルダーは2段階の引き出し式。カップやペットボトルを置くだけでなく、小物入れやカードホルダーとしても使える。
ステップワゴン
ステップワゴンのセンターコンソール下部には、エアーの場合、タイプAのUSBソケットが1つ、スパーダはタイプAとタイプCの2個が配置されている。接続したスマートフォンは、すぐ下のトレイに置くつくりだ。その上には収納式のドリンクホルダー。ダッシュボードの両端にもドリンクホルダーが備わる。
ノア・ヴォクシー(写真左)は8インチまたは10.5インチのディスプレイオーディオを装備。スマートフォンを接続してナビアプリなどを使うことができ、T-Connectのオプションナビも用意されている。
ステップワゴン(写真右)にはナビ装着スペシャルパッケージが用意されていて、画面のサイズは11.4インチ、9インチ、8インチが選べる。
助手席前方
ノア・ヴォクシー
ノア・ヴォクシーの助手席前方には深さの異なるオープントレイがあり、小物を置くスペースのほかドリンクホルダーも備わる。上部には助手席アッパーボックス、下部にはグローブボックスが設置されていて、収納力は高い。
ステップワゴン
ステップワゴンの助手席インパネトレイは、置いたものが滑りにくい表皮になっている。ドリンクホルダーは使用時に引き出す方式だ。下部にはグローブボックスがあり、上部のインパネアッパーボックスには薄型のボックスティッシュが入る。
ノア・ヴォクシー(写真左)とステップワゴン(写真右)のドアには、いずれもボトルホルダーと小物トレイ、ドアポケットが備わる。かつては道路地図を入れるための大きなポケットが必要だったが、冊子の入るスペースもコンパクトなサイズが普通になった。
[GAZOO編集部]
ノア・ヴォクシーとステップワゴン、その他の比較はこちらから
ノア・ヴォクシーとステップワゴン 新型ミニバンの「エクステリア」を徹底比較!
ノア・ヴォクシーとステップワゴンの「2列目・3列目シート」を徹底比較!
ノア・ヴォクシーとステップワゴンの「シートアレンジと装備」を徹底比較!
ノア・ヴォクシーとステップワゴンの「ラゲージスペース」を徹底比較!
ノア・ヴォクシーとステップワゴンを「試乗」で徹底比較!
最新ニュース
-
-
日産のフルサイズSUV『アルマーダ』新型、ベース価格は5.6万ドルに据え置き…12月米国発売へ
2024.11.21
-
-
-
軍用ジープが最新モデルで蘇る…ドアなし&オリーブドラブが渋い「ラングラー ウィリス'41」発表
2024.11.21
-
-
-
EV好調のシトロエン『C3』新型、欧州カーオブザイヤー2025最終選考に
2024.11.21
-
-
-
「めっちゃカッコいい」新型レクサス『ES』のデザインにSNSで反響
2024.11.21
-
-
-
光岡、話題の55周年記念車『M55』を市販化、100台限定で808万5000円
2024.11.21
-
-
-
日本発の「ペダル踏み間違い防止装置」、世界標準へ…国連が基準化
2024.11.21
-
-
-
楽しく学べる「防災ファミリーフェス」を茨城県の全トヨタディーラーが運営する「茨城ワクドキクラブ」が開催
2024.11.21
-
最新ニュース
-
-
日産のフルサイズSUV『アルマーダ』新型、ベース価格は5.6万ドルに据え置き…12月米国発売へ
2024.11.21
-
-
-
軍用ジープが最新モデルで蘇る…ドアなし&オリーブドラブが渋い「ラングラー ウィリス'41」発表
2024.11.21
-
-
-
EV好調のシトロエン『C3』新型、欧州カーオブザイヤー2025最終選考に
2024.11.21
-
-
-
「めっちゃカッコいい」新型レクサス『ES』のデザインにSNSで反響
2024.11.21
-
-
-
光岡、話題の55周年記念車『M55』を市販化、100台限定で808万5000円
2024.11.21
-
-
-
日本発の「ペダル踏み間違い防止装置」、世界標準へ…国連が基準化
2024.11.21
-