レクサスGS F 商品解説 ドライバーのマインドに自在に応える制御テクノロジー

卓越したスポーツカーの世界を、誰もが体感することができるテクノロジーを搭載。

多彩な乗り味を楽しめる「ドライブモードセレクト」

ダイヤル操作で走行モードを切り替え、状況や気分に合わせてドライビングを楽しむことができる。

NORMAL モード
燃費性能、静粛性、運動性能のバランスがよく、一般道を走行する場合に最も適したモード。

ECO モード
スロットル特性を穏やかに設計することで、エコドライブ中のドライバーのアクセル操作をアシスト。
エアコンの稼働も制御し、燃費の向上に貢献。

SPORT S モード
[スポーティな走行に適したモード]
アクセルレスポンスを向上させ、スポーティ走行に適したギヤに変速することで、コーナーの多いワインディングロードや高速道路などに適したドライバビリティを実現。

SPORT S+モード
[サーキットなど極限走行に対応するモード]
SPORT Sモードより早いタイミングのシフトダウンと、より高いエンジン回転をキープすることにより、サーキットのような高負荷走行においてもダイナミックなドライビングを実現。

サーキット走行に対応した「8-Speed SPDS」

GS Fの8速ATは、Mポジションを選択すると最短0.1秒で変速し、MT車のようにエンジン本格的なスポーツドライビングを楽しむことができるトランスミッション。Dポジションでもパドルシフト操作が可能で、ドライビングの楽しさがより広がる。さらに、SPORT S+モードには、Dレンジのままでニュルブルクリンクを楽しく走行できるようなシフトスケジュール制御が設定されている。

コーナリングをより楽しくする駆動力制御システム「TVD」を“F”シリーズ初標準装備

スポーツカーの走りを誰もが楽しめるように、走行状態にかかわらず後輪左右の駆動力を最適に電子制御する新開発のTVDを採用。コーナリング中の駆動力を適切にコントロールし、タイヤのグリップ性能も最大限に引き出し、意のままのコーナリングを楽しむことができる。TVDは、STANDARD / SLALOM / CIRCUITの3つのモードに切り替えることができる。

[TVD制御によるコーナリング特性の一例]
①ターンイン時は、ドライバーのステアリング操作に合わせて旋回方向と同じ向きのヨーモーメントを発生させ、意のままのターンインを実現。
②旋回時は、エンジンのトルクの少ない状態でも外輪側へのトルク移動を継続し、旋回姿勢をコントロール。小さいステアリング角度で軽快にコーナーを駆け抜ける。
③旋回立ち上がり時も、旋回中から継続して外輪側へトルクが移動。タイヤのキャパシティに応じてトルク移動量を左右輪に最適に制御することで、加速旋回トレース性と高いトラクション性能を両立させ、意のままにコーナーを立ち上がることができる。

[TVDモードセレクトの表示例]

STANDARD モード
軽快感と安定感を高次元にバランス。理想的な車両挙動を実現。

SLALOM モード
ステアリングレスポンスを重視。クルマが一回り小さくなったかのような軽快感を味わえる。

CIRCUIT モード
サーキットで鍛え上げたモード。高速サーキットでの安定性を重視。

ドライバーの意思で、状況に合わせた走りを選択できる、スポーツモード付「VDIM」

ドライブモードセレクトのモードに連動して、通常走行でスムーズな走りと高い予防安全性を確保するNORMALモードと、サーキット走行に最適なVSC / TRC制御を行うSPORTモードを設定。一般道でも、サーキットでも、状況に合わせた走りを安心して楽しむことができる。さらに、サーキット走行でのスキルアップなど、走ることの楽しさをより追求したEXPERTモードを設定。基本的にVDIM制御OFF状態としながら、万一の際には車両挙動の乱れを緩和する制御が働く。

[スポーツモード付VDIMの特徴]
◎進化したSPORTモード[SPORT S+モード選択時]
サーキット走行で最適な性能を引き出せるSPORTモード。レクサススポーツ“F”で積み重ねてきたデータのフィードバックと、各地のサーキットでの徹底した走り込みによってドライバーの感性に合わせた専用チューニングが施されている。

◎走る楽しさを追求したEXPERTモード[SPORT S+モードで、VSC OFFスイッチ短押し時]
SPORT S+モード選択時に設定。自らの運転テクニックで、サーキット走行を安心して楽しめるよう、ドライバーによる車両コントロール領域を最大限に残しつつ、車両挙動が大きく乱れた場合には乱れを緩和させる制御が介入する。

◎上下加速度センサーを採用したABS*1制御
4輪に最適な制動力を配分するABS制御に、上下加速度センサーを採用。万一のジャンピング等でも接地荷重の変化に応じて、適切な制動力を確保する。

◎TVDとの協調制御
後輪左右の駆動力を最適に電子制御するTVDと協調し、加速時の駆動力配分やヨーモーメントを制御。シームレスな加速やスムーズなコーナーの立ち上がりを実現。

*1 ABS:Anti-lock Brake System

[ガズー編集部]