トヨタ アルファードvsヴェルファイア 新旧徹底比較!
他に類を見ない高級ミニバンとして、確固たる地位を築いている「トヨタ アルファード・ヴェルファイア」。今回マイナーチェンジされた内容をGAZOOが様々な角度で徹底比較!検証するのは以下の7点。
-
- 【エクステリア】
- フロントグリルを主張させ、より個性を強調
-
- 【インテリア】
- 十分な室内空間と高級感のある内装
-
- 【ボディサイズ】
- デザイン変更で全長に若干の変更
-
- 【パワートレイン】
- 新開発の3.5Lガソリンエンジンが性能アップ
-
- 【ボディカラー】
- 3色が新色として入替え
-
- 【安全装備】
- 大幅拡充の先進装備が標準搭載
-
- 【グレード/価格】
- Executive Loungeにエアロボディを設定
では各項目について、詳細にみていきましょう!
【エクステリア】フロントグリルを主張させ、より個性を強調
- Photo:S(ボディカラーはラグジュアリーホワイトパールクリスタルシャインガラスフレーク)
- 画像の色は実際のと異なる場合がございます。
画像上のスライダーを操作すると、旧型後のデザインを比較・確認できます
フロントグリルが特徴的なアルファード。マイナーチェンジによりさらにその個性が際立つデザインに進化。
フロントビュー
グリル部分のデザインが大きく変更され、押出しがより強調されたデザインに。
各所にクローム部分が増えたことでさらに高級感のあるフロントビューになっている。
- Photo:S(ボディカラーはラグジュアリーホワイトパールクリスタルシャインガラスフレーク)
- 画像の色は実際のと異なる場合がございます。
リアビュー
リアセクションは大きな変更はない印象。マイナーチェンジによりアンテナがフィンタイプに変更されている。
- Photo:S(ボディカラーはラグジュアリーホワイトパールクリスタルシャインガラスフレーク)
- 画像の色は実際のと異なる場合がございます。
- Photo:Z(ボディカラーはバーニングブラッククリスタルシャインガラスフレーク)
- 画像の色は実際のと異なる場合がございます。
画像上のスライダーを操作すると、旧型後のデザインを比較・確認できます
迫力のフロントマスクがさらに深化!押出し感の強いヴェルファイアらしさを前面に出したデザインに。
フロントビュー
フロントバンパーの端まで回りこむようなデザインが特徴的な新型のデザイン。
以前にも増して「力強さ」を強調する、塊感のあるフロントビューになった。
- Photo:Z(ボディカラーはバーニングブラッククリスタルシャインガラスフレーク)
- 画像の色は実際のと異なる場合がございます。
リアビュー
リアセクションは大きな変更はない印象。マイナーチェンジによりアンテナがフィンタイプに変更されている。
- Photo:Z(ボディカラーはバーニングブラッククリスタルシャインガラスフレーク)
- 画像の色は実際のと異なる場合がございます。
【インテリア】十分な室内空間と高級感のある内装
「ミニバンのクラウン」とも言われる内装の高級感はそのまま。アルファードの持つ落ち着いたトーンが継承された。
【ボディサイズ】デザイン変更で全長に若干の変更
全長のみ新型にわずかに大きくなっているが、取り回しについては変わりないようだ。
また、デザインの影響かアルファードの方が若干全長が長い。
新型 | 旧型 | |
---|---|---|
全長 | 4,945mm(エアロボディは4,950mm) | 4,915mm(エアロボディは4,935mm) |
全幅 | 1,850mm | 1,850mm |
全高 | HV車 1,950mm ガソリン車 2WD 1,935mm ガソリン車 4WD 1,950mm |
HV車 1,895mm(ルーフアンテナ装備時1,950mm) ガソリン車 2WD 1,880mm(ルーフアンテナ装備時1,935mm) ガソリン車 4WD 1,895mm(ルーフアンテナ装備時1,950mm) |
最小回転半径 | 5.8m(HV車とガソリン車“X”のみ5.6m) | 5.8m(HV車とガソリン車“X”のみ5.6m) |
全ての寸法で旧型後での違いがほとんどない。
また、旧型は標準ボディとエアロボディで全長が違っていたが、新型は全て統一の全長とされている。
新型 | 旧型 | |
---|---|---|
全長 | 4,935mm | 4,930mm(エアロボディは4,935mm) |
全幅 | 1,850mm | 1,850mm |
全高 | HV車 1,950mm ガソリン車 2WD 1,935mm ガソリン車 4WD 1,950mm |
HV車 1,895mm(ルーフアンテナ装備時1,950mm) ガソリン車 2WD 1,880mm(ルーフアンテナ装備時1,935mm) ガソリン車 4WD 1,895mm(ルーフアンテナ装備時1,950mm) |
最小回転半径 | 5.8m(HV車とガソリン車“X”のみ5.6m) | 5.8m(HV車とガソリン車“X”のみ5.6m) |
【パワートレイン】新開発の3.5Lガソリンエンジンが性能アップ
アルファード/ヴェルファイアで共通
アルファード・ヴェルファイアはパワートレインも共通の為、変更点も含め内容は同じ。エンジンのラインナップ自体にも変更はないが、新たに開発された3.5Lエンジンが排気量はそのままに、燃費・最高出力・トルクと全ての項目で旧型を上回り、最高出力に関しては一気に300馬力を超えてきた事がトピックス。
新型 | 旧型 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
種類 | ハイブリッド | 3.5L | 2.5L | ハイブリッド | 3.5L | 2.5L |
燃費 (JC08モード) |
18.4 ~ 19.4 km/L | 10.6 ~ 10.8 km/L | 11.4 ~ 11.6 km/L | 18.4 ~ 19.4 km/L | 9.5 km/L | 11.4 ~ 11.6 km/L |
最高出力 | 197PS (システム最高出力) |
301PS | 182PS | 197PS (システム最高出力) |
280PS | 182PS |
トルク | (エンジン) 21.0kgf・m (モーター) 27.5kgf・m |
36.8kgf・m | 24.0kgf・m | (エンジン) 21.0kgf・m (モーター) 27.5kgf・m |
35.1kgf・m | 24.0kgf・m |
- HV車の最高出力は「システム最高出力」であり、エンジンとモーターによりシステムとして発揮できる出力(メーカー算定値)
- 燃費はメーカーオプション装備時など、最終的な車両重量によってメーカー値が異なります
構造用接着剤によるボディ補強
- Photo:アルファード S(ボディカラーはラグジュアリーホワイトパールクリスタルシャインガラスフレーク)
ボディのつなぎ目を従来のスポット溶接だけでなく、構造用接着剤によって補強。 主に剛性が落ちる大開口部を中心に、スポット溶接の『点』の接着では無く、『面』での接着を施す事によりボディ剛性を強化している。
構造接着剤の適応範囲を広げた新型は、操縦安定性と乗り心地がさらに上のレベルに向上!
- Photo:アルファード S(ボディカラーはラグジュアリーホワイトパールクリスタルシャインガラスフレーク)
Direct Shift-8AT
- Photo:8速シーケンシャルシフトマチック
3.5Lエンジンに組み合わされるトランスミッションが多段化し、ついに8速に。
多段ギアによるワイドレシオ化により、常に各速度域に適切なギアを選択。効率の良い走りは燃費にも好影響を与える。
また新開発の高性能トルコンはロックアップ領域が大幅に拡大。加速したいと思ったときには鋭く反応する走りを実現。
新技術の投入により、流して走れば効率化による高燃費、アクセルを踏めばダイレクトな加速と、相反する性能のいい所どりを実現!
3.5Lガソリン車に搭載
- Photo:8速シーケンシャルシフトマチック
【ボディカラー】3色が新色として入替え
新型 | 旧型 |
---|---|
ホワイトパールクリスタルシャイン〈070〉 | ホワイトパールクリスタルシャイン〈070〉 |
ラグジュアリーホワイトパールクリスタルシャインガラスフレーク〈086〉 | ラグジュアリーホワイトパールクリスタルシャインガラスフレーク〈086〉 |
ブラック〈202〉 | ブラック〈202〉 |
スパークリングブラックパールクリスタルシャイン〈220〉 | スパークリングブラックパールクリスタルシャイン〈220〉 |
新)スティールブロンドメタリック〈4X1〉 | シルバーメタリック〈1F7〉 |
新)グラファイトメタリック〈4X7〉 | グレーメタリック〈1G3〉 |
新)ダークレッドマイカメタリック〈3Q3〉 | グレイッシュブルーマイカメタリック〈8V5〉 |
新色はシルバー系統・グレー系統で既存色とほぼ同等だが、青系統の既存色から赤系統の「ダークレッドマイカメタリック」に変更されている事が大きな変更点。おとなしいイメージだったアルファードの雰囲気に華やかさが加わった。
新型 | 旧型 |
---|---|
ホワイトパールクリスタルシャイン〈070〉 | ホワイトパールクリスタルシャイン〈070〉 |
バーニングブラッククリスタルシャインガラスフレーク〈222〉 | バーニングブラッククリスタルシャインガラスフレーク〈222〉 |
ブラック〈202〉 | ブラック〈202〉 |
スパークリングブラックパールクリスタルシャイン〈220〉 | スパークリングブラックパールクリスタルシャイン〈220〉 |
新)スティールブロンドメタリック〈4X1〉 | シルバーメタリック〈1F7〉 |
新)グラファイトメタリック〈4X7〉 | グレーメタリック〈1G3〉 |
新)ダークレッドマイカメタリック〈3Q3〉 | グレイッシュブルーマイカメタリック〈8V5〉 |
ヴェルファイアもアルファードと同じ3色が新規設定。新色「ダークレッドマイカメタリック」を選ぶとヴェルファイアのアグレッシブなイメージがさらに強調される。
【安全装備】大幅拡充の先進装備が標準搭載
アルファード/ヴェルファイアで共通
装備名 | 新型 | 旧型 |
---|---|---|
レーントレーシングアシスト | 全車標準 | 設定無し |
プリクラッシュセーフティ | 全車標準 | 一部標準 |
レーダークルーズコントロール (全車速追従機能付) |
全車標準 | 一部標準 |
アダプティブハイビームシステム/ オートマチックハイビーム |
全車標準 | 一部標準 |
ロードサインアシスト | 全車標準 | 設定無し |
デジタルインナーミラー | 一部標準 | 設定無し |
ブラインドスポットモニター | 一部標準 | 設定無し |
リヤクロストラフィックアラート | 一部標準 | 設定無し |
インテリジェントクリアランスソナー | 一部標準 | 一部標準 |
- トヨタ初となる、レーントレーシングアシスト
最近話題の先進安全装備は今回のマイナーチェンジでの大きな変更点。『Toyota Safety Sense』として5つの機能が全車標準搭載された。中でも「レーントレーシングアシスト」はトヨタ初搭載。車線を検知して逸脱警告や車線維持支援を行い、特にロングドライブに威力を発揮してくれるだろう。
レーダークルーズなどの既存装備もアップデートされている。全車標準ではないものの、新しい装備も増えている。
- トヨタ初となる、レーントレーシングアシスト
【グレード/価格】Executive Loungeにエアロボディを設定
グレード体系には大きな変化はない。変更点としては、最上級グレードの「Executive Lounge」に各種エアロパーツを装備した「Executive Lounge S」の追加設定と、エアロボディのハイブリッド車にベースグレードとして「HYBRID S」の追加設定が主なポイント。
新型 | 旧型 | ||||
---|---|---|---|---|---|
標準ボディ | ハイブリッド車 | HYBRID Executive Lounge | 7,358,040円~ | HYBRID Executive Lounge | 7,036,691円~ |
HYBRID G“Fパッケージ” | 5,529,600円~ | HYBRID G“Fパッケージ” | 5,356,800円~ | ||
HYBRID G | 4,975,560円~ | HYBRID G | 4,775,563円~ | ||
HYBRID X | 4,363,200円~ | HYBRID X | 4,113,818円~ | ||
ガソリン車 | Executive Lounge | 7,034,040円~ | Executive Lounge | 6,522,218円~ | |
GF | 5,205,600円~ | GF | 4,842,327円~ | ||
G | 4,185,000円~ | G | 3,995,018円~ | ||
X | 3,354,480円~ | X | 3,197,782円~ | ||
エアロボディ | ハイブリッド車 | HYBRID Executive Lounge S | 7,508,160円~ | ||
HYBRID SR“Cパッケージ” | 5,674,320円~ | HYBRID SR“Cパッケージ” | 5,501,127円~ | ||
HYBRID SR | 5,120,280円~ | HYBRID SR | 4,919,891円~ | ||
HYBRID S | 4,610,520円~ | ||||
ガソリン車 | Executive Lounge S | 7,183,080円~ | |||
SC | 4,947,480円~ | SA“Cパッケージ” | 4,585,091円~ | ||
S“Cパッケージ” | 4,362,120円~ | S“Cパッケージ” | 4,173,709円~ | ||
SA | 4,145,237円~ | ||||
S“Aパッケージ” | 3,905,280円~ | S“Aパッケージ” | 3,754,473円~ | ||
S | 3,692,520円~ | S | 3,537,491円~ |
- 価格は全てメーカー希望小売価格(税込)です
- 上記は2017年12月25日時点のものです
- 上記に「サイドリフトアップシート装着車」は含まれません
グレード体系には大きな変化はない。変更点としては、最上級グレードの「Executive Lounge」に各種エアロパーツを装備した「Executive Lounge Z」の追加設定と、エアロボディのハイブリッド車にベースグレードとして「HYBRID Z」の追加設定が主なポイント。
新型 | 旧型 | ||||
---|---|---|---|---|---|
標準ボディ | ハイブリッド車 | HYBRID Executive Lounge | 7,358,040円~ | HYBRID Executive Lounge | 7,036,691円~ |
HYBRID V“L EDITION” | 5,529,600円~ | HYBRID V“L EDITION” | 5,356,800円~ | ||
HYBRID V | 4,975,560円~ | HYBRID V | 4,775,563円~ | ||
HYBRID X | 4,363,200円~ | HYBRID X | 4,113,818円~ | ||
ガソリン車 | Executive Lounge | 7,034,040円~ | Executive Lounge | 6,522,218円~ | |
VL | 5,205,600円~ | VL | 4,842,327円~ | ||
V | 4,185,000円~ | V | 3,995,018円~ | ||
X | 3,354,480円~ | X | 3,197,782円~ | ||
エアロボディ | ハイブリッド車 | HYBRID Executive Lounge Z | 7,508,160円~ | ||
HYBRID ZR“G EDITION” | 5,674,320円~ | HYBRID ZR“G EDITION” | 5,501,127円~ | ||
HYBRID ZR | 5,120,280円~ | HYBRID ZR | 4,919,891円~ | ||
HYBRID Z | 4,610,520円~ | ||||
ガソリン車 | Executive Lounge Z | 7,183,080円~ | |||
ZG | 4,947,480円~ | ZA“G EDITION” | 4,585,091円~ | ||
Z“G EDITION” | 4,362,120円~ | Z“G EDITION” | 4,173,709円~ | ||
ZA | 4,145,237円~ | ||||
Z“A EDITION” | 3,905,280円~ | Z“A EDITION” | 3,754,473円~ | ||
Z | 3,692,520円~ | Z | 3,537,491円~ |
- 価格は全てメーカー希望小売価格(税込)です
- 上記は2017年12月25日時点のものです
- 上記に「サイドリフトアップシート装着車」は含まれません
[ガズー編集部]
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