トヨタ アルファードvsヴェルファイア 新旧徹底比較!

他に類を見ない高級ミニバンとして、確固たる地位を築いている「トヨタ アルファード・ヴェルファイア」。今回マイナーチェンジされた内容をGAZOOが様々な角度で徹底比較!検証するのは以下の7点。

  1. 【エクステリア】
    フロントグリルを主張させ、より個性を強調
  2. 【インテリア】
    十分な室内空間と高級感のある内装
  3. 【ボディサイズ】
    デザイン変更で全長に若干の変更
  4. 【パワートレイン】
    新開発の3.5Lガソリンエンジンが性能アップ
  5. 【ボディカラー】
    3色が新色として入替え
  6. 【安全装備】
    大幅拡充の先進装備が標準搭載
  7. 【グレード/価格】
    Executive Loungeにエアロボディを設定

では各項目について、詳細にみていきましょう!

【エクステリア】フロントグリルを主張させ、より個性を強調

  • Photo:S(ボディカラーはラグジュアリーホワイトパールクリスタルシャインガラスフレーク)
  • 画像の色は実際のと異なる場合がございます。

画像上のスライダーを操作すると、旧型後のデザインを比較・確認できます

フロントグリルが特徴的なアルファード。マイナーチェンジによりさらにその個性が際立つデザインに進化。

フロントビュー

グリル部分のデザインが大きく変更され、押出しがより強調されたデザインに。
各所にクローム部分が増えたことでさらに高級感のあるフロントビューになっている。

  • Photo:S(ボディカラーはラグジュアリーホワイトパールクリスタルシャインガラスフレーク)
  • 画像の色は実際のと異なる場合がございます。
リアビュー

リアセクションは大きな変更はない印象。マイナーチェンジによりアンテナがフィンタイプに変更されている。

  • Photo:S(ボディカラーはラグジュアリーホワイトパールクリスタルシャインガラスフレーク)
  • 画像の色は実際のと異なる場合がございます。
  • Photo:Z(ボディカラーはバーニングブラッククリスタルシャインガラスフレーク)
  • 画像の色は実際のと異なる場合がございます。

画像上のスライダーを操作すると、旧型後のデザインを比較・確認できます

迫力のフロントマスクがさらに深化!押出し感の強いヴェルファイアらしさを前面に出したデザインに。

フロントビュー

フロントバンパーの端まで回りこむようなデザインが特徴的な新型のデザイン。
以前にも増して「力強さ」を強調する、塊感のあるフロントビューになった。

  • Photo:Z(ボディカラーはバーニングブラッククリスタルシャインガラスフレーク)
  • 画像の色は実際のと異なる場合がございます。
リアビュー

リアセクションは大きな変更はない印象。マイナーチェンジによりアンテナがフィンタイプに変更されている。

  • Photo:Z(ボディカラーはバーニングブラッククリスタルシャインガラスフレーク)
  • 画像の色は実際のと異なる場合がございます。

【インテリア】十分な室内空間と高級感のある内装

「ミニバンのクラウン」とも言われる内装の高級感はそのまま。アルファードの持つ落ち着いたトーンが継承された。

  • 新型
    Photo:HYBRID Executive Lounge(内装色はフラクセン)
  • 旧型
    Photo:HYBRID Executive Lounge(内装色はフラクセン)
  • 新型
    Photo:HYBRID Executive Lounge(内装色はフラクセン)
  • 旧型
    Photo:HYBRID Executive Lounge(内装色はフラクセン)

「ミニバンのクラウン」とも言われる内装の高級感はそのまま。アルファードの持つ落ち着いたトーンが継承された。

  • 新型
    Photo:HYBRID Executive Lounge(内装色はフラクセン)
  • 旧型
    Photo:HYBRID Executive Lounge(内装色はフラクセン)
  • 新型
    Photo:HYBRID Executive Lounge(内装色はフラクセン)
  • 旧型
    Photo:HYBRID Executive Lounge(内装色はフラクセン)

【ボディサイズ】デザイン変更で全長に若干の変更

全長のみ新型にわずかに大きくなっているが、取り回しについては変わりないようだ。
また、デザインの影響かアルファードの方が若干全長が長い。

新型 旧型
全長 4,945mm(エアロボディは4,950mm) 4,915mm(エアロボディは4,935mm)
全幅 1,850mm 1,850mm
全高 HV車 1,950mm
ガソリン車 2WD 1,935mm
ガソリン車 4WD 1,950mm
HV車 1,895mm(ルーフアンテナ装備時1,950mm)
ガソリン車 2WD 1,880mm(ルーフアンテナ装備時1,935mm)
ガソリン車 4WD 1,895mm(ルーフアンテナ装備時1,950mm)
最小回転半径 5.8m(HV車とガソリン車“X”のみ5.6m) 5.8m(HV車とガソリン車“X”のみ5.6m)

全ての寸法で旧型後での違いがほとんどない。
また、旧型は標準ボディとエアロボディで全長が違っていたが、新型は全て統一の全長とされている。

新型 旧型
全長 4,935mm 4,930mm(エアロボディは4,935mm)
全幅 1,850mm 1,850mm
全高 HV車 1,950mm
ガソリン車 2WD 1,935mm
ガソリン車 4WD 1,950mm
HV車 1,895mm(ルーフアンテナ装備時1,950mm)
ガソリン車 2WD 1,880mm(ルーフアンテナ装備時1,935mm)
ガソリン車 4WD 1,895mm(ルーフアンテナ装備時1,950mm)
最小回転半径 5.8m(HV車とガソリン車“X”のみ5.6m) 5.8m(HV車とガソリン車“X”のみ5.6m)

【パワートレイン】新開発の3.5Lガソリンエンジンが性能アップ

アルファード/ヴェルファイアで共通

アルファード・ヴェルファイアはパワートレインも共通の為、変更点も含め内容は同じ。エンジンのラインナップ自体にも変更はないが、新たに開発された3.5Lエンジンが排気量はそのままに、燃費・最高出力・トルクと全ての項目で旧型を上回り、最高出力に関しては一気に300馬力を超えてきた事がトピックス。

新型 旧型
種類 ハイブリッド 3.5L 2.5L ハイブリッド 3.5L 2.5L
燃費
(JC08モード)
18.4 ~ 19.4 km/L 10.6 ~ 10.8 km/L 11.4 ~ 11.6 km/L 18.4 ~ 19.4 km/L 9.5 km/L 11.4 ~ 11.6 km/L
最高出力 197PS
(システム最高出力)
301PS 182PS 197PS
(システム最高出力)
280PS 182PS
トルク (エンジン)
21.0kgf・m
(モーター)
27.5kgf・m
36.8kgf・m 24.0kgf・m (エンジン)
21.0kgf・m
(モーター)
27.5kgf・m
35.1kgf・m 24.0kgf・m
  • HV車の最高出力は「システム最高出力」であり、エンジンとモーターによりシステムとして発揮できる出力(メーカー算定値)
  • 燃費はメーカーオプション装備時など、最終的な車両重量によってメーカー値が異なります

構造用接着剤によるボディ補強

Photo:アルファード S(ボディカラーはラグジュアリーホワイトパールクリスタルシャインガラスフレーク)

ボディのつなぎ目を従来のスポット溶接だけでなく、構造用接着剤によって補強。 主に剛性が落ちる大開口部を中心に、スポット溶接の『点』の接着では無く、『面』での接着を施す事によりボディ剛性を強化している。

構造接着剤の適応範囲を広げた新型は、操縦安定性と乗り心地がさらに上のレベルに向上!

Photo:アルファード S(ボディカラーはラグジュアリーホワイトパールクリスタルシャインガラスフレーク)

Direct Shift-8AT

Photo:8速シーケンシャルシフトマチック

3.5Lエンジンに組み合わされるトランスミッションが多段化し、ついに8速に。
多段ギアによるワイドレシオ化により、常に各速度域に適切なギアを選択。効率の良い走りは燃費にも好影響を与える。
また新開発の高性能トルコンはロックアップ領域が大幅に拡大。加速したいと思ったときには鋭く反応する走りを実現。
新技術の投入により、流して走れば効率化による高燃費、アクセルを踏めばダイレクトな加速と、相反する性能のいい所どりを実現!

3.5Lガソリン車に搭載

Photo:8速シーケンシャルシフトマチック

【ボディカラー】3色が新色として入替え

新型 旧型
ホワイトパールクリスタルシャイン〈070〉 ホワイトパールクリスタルシャイン〈070〉
ラグジュアリーホワイトパールクリスタルシャインガラスフレーク〈086〉 ラグジュアリーホワイトパールクリスタルシャインガラスフレーク〈086〉
ブラック〈202〉 ブラック〈202〉
スパークリングブラックパールクリスタルシャイン〈220〉 スパークリングブラックパールクリスタルシャイン〈220〉
新)スティールブロンドメタリック〈4X1〉 シルバーメタリック〈1F7〉
新)グラファイトメタリック〈4X7〉 グレーメタリック〈1G3〉
新)ダークレッドマイカメタリック〈3Q3〉 グレイッシュブルーマイカメタリック〈8V5〉
  • 新型の新色その1「スティールブロンドメタリック」
  • 新型の新色その2「グラファイトメタリック」
  • 新型の新色その3「ダークレッドマイカメタリック」

新色はシルバー系統・グレー系統で既存色とほぼ同等だが、青系統の既存色から赤系統の「ダークレッドマイカメタリック」に変更されている事が大きな変更点。おとなしいイメージだったアルファードの雰囲気に華やかさが加わった。

新型 旧型
ホワイトパールクリスタルシャイン〈070〉 ホワイトパールクリスタルシャイン〈070〉
バーニングブラッククリスタルシャインガラスフレーク〈222〉 バーニングブラッククリスタルシャインガラスフレーク〈222〉
ブラック〈202〉 ブラック〈202〉
スパークリングブラックパールクリスタルシャイン〈220〉 スパークリングブラックパールクリスタルシャイン〈220〉
新)スティールブロンドメタリック〈4X1〉 シルバーメタリック〈1F7〉
新)グラファイトメタリック〈4X7〉 グレーメタリック〈1G3〉
新)ダークレッドマイカメタリック〈3Q3〉 グレイッシュブルーマイカメタリック〈8V5〉
  • 新型の新色その1「スティールブロンドメタリック」
  • >
    新型の新色その2「グラファイトメタリック」
  • 新型の新色その3「ダークレッドマイカメタリック」

ヴェルファイアもアルファードと同じ3色が新規設定。新色「ダークレッドマイカメタリック」を選ぶとヴェルファイアのアグレッシブなイメージがさらに強調される。

【安全装備】大幅拡充の先進装備が標準搭載

アルファード/ヴェルファイアで共通

装備名 新型 旧型
レーントレーシングアシスト 全車標準 設定無し
プリクラッシュセーフティ 全車標準 一部標準
レーダークルーズコントロール
(全車速追従機能付)
全車標準 一部標準
アダプティブハイビームシステム/
オートマチックハイビーム
全車標準 一部標準
ロードサインアシスト 全車標準 設定無し
デジタルインナーミラー 一部標準 設定無し
ブラインドスポットモニター 一部標準 設定無し
リヤクロストラフィックアラート 一部標準 設定無し
インテリジェントクリアランスソナー 一部標準 一部標準
トヨタ初となる、レーントレーシングアシスト

最近話題の先進安全装備は今回のマイナーチェンジでの大きな変更点。『Toyota Safety Sense』として5つの機能が全車標準搭載された。中でも「レーントレーシングアシスト」はトヨタ初搭載。車線を検知して逸脱警告や車線維持支援を行い、特にロングドライブに威力を発揮してくれるだろう。

レーダークルーズなどの既存装備もアップデートされている。全車標準ではないものの、新しい装備も増えている。

トヨタ初となる、レーントレーシングアシスト

【グレード/価格】Executive Loungeにエアロボディを設定

グレード体系には大きな変化はない。変更点としては、最上級グレードの「Executive Lounge」に各種エアロパーツを装備した「Executive Lounge S」の追加設定と、エアロボディのハイブリッド車にベースグレードとして「HYBRID S」の追加設定が主なポイント。

新型 旧型
標準ボディ ハイブリッド車 HYBRID Executive Lounge 7,358,040円~ HYBRID Executive Lounge 7,036,691円~
HYBRID G“Fパッケージ” 5,529,600円~ HYBRID G“Fパッケージ” 5,356,800円~
HYBRID G 4,975,560円~ HYBRID G 4,775,563円~
HYBRID X 4,363,200円~ HYBRID X 4,113,818円~
ガソリン車 Executive Lounge 7,034,040円~ Executive Lounge 6,522,218円~
GF 5,205,600円~ GF 4,842,327円~
G 4,185,000円~ G 3,995,018円~
X 3,354,480円~ X 3,197,782円~
エアロボディ ハイブリッド車 HYBRID Executive Lounge S 7,508,160円~
HYBRID SR“Cパッケージ” 5,674,320円~ HYBRID SR“Cパッケージ” 5,501,127円~
HYBRID SR 5,120,280円~ HYBRID SR 4,919,891円~
HYBRID S 4,610,520円~
ガソリン車 Executive Lounge S 7,183,080円~
SC 4,947,480円~ SA“Cパッケージ” 4,585,091円~
S“Cパッケージ” 4,362,120円~ S“Cパッケージ” 4,173,709円~
SA 4,145,237円~
S“Aパッケージ” 3,905,280円~ S“Aパッケージ” 3,754,473円~
S 3,692,520円~ S 3,537,491円~
  • 価格は全てメーカー希望小売価格(税込)です
  • 上記は2017年12月25日時点のものです
  • 上記に「サイドリフトアップシート装着車」は含まれません

グレード体系には大きな変化はない。変更点としては、最上級グレードの「Executive Lounge」に各種エアロパーツを装備した「Executive Lounge Z」の追加設定と、エアロボディのハイブリッド車にベースグレードとして「HYBRID Z」の追加設定が主なポイント。

新型 旧型
標準ボディ ハイブリッド車 HYBRID Executive Lounge 7,358,040円~ HYBRID Executive Lounge 7,036,691円~
HYBRID V“L EDITION” 5,529,600円~ HYBRID V“L EDITION” 5,356,800円~
HYBRID V 4,975,560円~ HYBRID V 4,775,563円~
HYBRID X 4,363,200円~ HYBRID X 4,113,818円~
ガソリン車 Executive Lounge 7,034,040円~ Executive Lounge 6,522,218円~
VL 5,205,600円~ VL 4,842,327円~
V 4,185,000円~ V 3,995,018円~
X 3,354,480円~ X 3,197,782円~
エアロボディ ハイブリッド車 HYBRID Executive Lounge Z 7,508,160円~
HYBRID ZR“G EDITION” 5,674,320円~ HYBRID ZR“G EDITION” 5,501,127円~
HYBRID ZR 5,120,280円~ HYBRID ZR 4,919,891円~
HYBRID Z 4,610,520円~
ガソリン車 Executive Lounge Z 7,183,080円~
ZG 4,947,480円~ ZA“G EDITION” 4,585,091円~
Z“G EDITION” 4,362,120円~ Z“G EDITION” 4,173,709円~
ZA 4,145,237円~
Z“A EDITION” 3,905,280円~ Z“A EDITION” 3,754,473円~
Z 3,692,520円~ Z 3,537,491円~
  • 価格は全てメーカー希望小売価格(税込)です
  • 上記は2017年12月25日時点のものです
  • 上記に「サイドリフトアップシート装着車」は含まれません

[ガズー編集部]