愛車ジムニーのカスタム完成と林道心得…安東弘樹連載コラム
以前、林道を走る事に再び目覚め、その林道を走るために「ジムニー」を購入した話、及びそのカスタムについてご紹介しましたが、今回は、ついに予定していたカスタムが完成した事と、林道を走る際の注意点などをお伝えしようと思います。
と、いうのも今年8月下旬に私が以前、所属していたTBSテレビで放送された「マツコの知らない世界」で、番組中にお伝えしきれなかった事が有りまして、どうしてもこの場を借りて、これから林道を走ろうという方々に、改めてお願いしようと思いました。
林道を走るマナー守っていますか?
「マツコの知らない世界」では、私が林道に魅了される理由や、その楽しみ方、また私以外のYouTuberさんの動画をお借りして、林道から見る景色の素晴らしさ等をお届けしました。
しかし、番組収録中やロケ収録の際に何度か申し上げていた内容が、番組中に、お伝えしきれていなかった様ですので、改めて皆様にお願いしようと思います。
そもそも林道と言うのは、林業に携わる方や森林保護等の業務を遂行する営林署の方が通行するために存在するもので、一般のクルマのためのものではありません。
勿論、通行するのは違法ではありませんし、実際に林道沿いに住んでいる方もいらっしゃるので生活道路としての役割もあります。
ですから、林道を走る事、そのものを楽しむ場合、前提として「お邪魔します」という気持ちで通行しなければならないと私は思っているのです。
通行止めや自治体などから出される規制を遵守するのは当然として、多くの林道で禁止されている、キャンプや、それに伴う焚火等は勿論、ゴミや、何か物を置いていくのは、もってのほかと言えるでしょう。またオフロード走行性能が高いクルマで乗り入れたとしても道以外の場所に踏み入れたり必要以上に路面を「踏み荒らす」のも良くありません。
また人里離れている事が多いのは確かですが、夜間に大声を出したり、エンジンを無駄にふかして騒音を立てるのも論外です。夜間静かな山間部ではかなりの距離まで音は伝わってしまいます。野生動物も多く生息していますので、音も含めて動物たちへの配慮も絶対に必要でしょう。
とにかくルールとマナーを守って、自然のお裾分けを頂く、という気持ちが良いと思います。
今回の放送後、インターネット上でも様々な反響がありましたが、中には「これでマナーを守らない様な人が林道に集まる可能性がある」という意見もいくつか目にしました。
そう考える方がいるのも当然で、過去、林道が荒らされて通行止めになった区間もあるくらいです。
それから林道によっては「不法投棄禁止」と無数の看板が立っている所もあり、その看板の数から、如何に不法投棄が多いかを実感した事もありました。
普段、交通量も少なく人の眼も届かないが故にかなり大きな廃棄物(例えばクルマ)を投棄していく様な輩が存在するのも確かです。
楽しさを伝えるつもりが、番組出演した事が林道のためにならなくなるとしたら、出演自体を後悔しなければなりませんので、今回、このコラムで自分の思いを書かせて頂きました。
これからも様々な媒体で林道の楽しさに触れる事は有ると思いますが、必ず、「セットで」注意喚起もしていこうと思っています。
何卒、宜しくお願い申し上げます。
愛車ジムニーのカスタム完成
さて、その林道を走るための私のジムニーのカスタムですが、リアランプユニットのLED化をもって、一先ずの完成となりました。
これで豪雨時の後ろからの被視認性が担保されたと思います。
画像を載せておきますが、リアのポジションランプ、ブレーキランプ、そしてリアのウィンカーをユニットごと、LEDに替えました。
ウィンカーは、実は、ちょっと精神的に抵抗があったのですが、「シーケンシャル」と言われる流れるアニメーション式の「流行っている」、あれです(笑)
購入時に標準装備されているなら気にする事はありませんが、カスタムで「あれ」を選ぶのは気恥ずかしいと思っていましたが、これも実際に豪雨時等、視認されにくい場面では、曲がる方向が他車や歩行者から分かりやすいはずですので今は、誇りをもって?点滅させています(笑)。
このクルマのカスタムを、まとめると、
①エンジンフードをカーボン製の物へ交換
②マフラー交換
③サスペンション交換(2cmのリフトアップ。2インチではありません)
④タイヤ交換(175/80R16H/T→195R16・M/T寄りのオールテレインタイヤ)
⑤ターボのブーストコントローラー
⑥前部ウィンカーのバルブ交換(LED化)
⑦リアランプユニットのLED化
⑧細かい所では、ジムニー専用の社外品カップホルダー装着
と言った所で、完成となりました。
勿論、今後何か気になる所や改善点が見つかれば、カスタムを続けていくつもりではありますが、現状、自分のジムニーには大満足しています。
欲張ればキリがありませんし、先立つ物にも限界がありますので、ある所で「満足する」のも大切な事でしょう。
ジムニーの実力を知りたい
ところで先日、某輸入オフロード車のイベントに取材で行って来ました。雪の無いスキー場を走行したり特設の障害物を走破する、といった内容で、そのブランドのクルマの一般オーナーの方も参加されているイベントでしたが、実は内心「ジムニーで参加してみたい」と思っていました。
そのブランドのクルマの価格はジムニーの3倍~10倍以上、オフロードを最新テクノロジーを駆使して「ねじ伏せて」走破するクルマです。そこをシンプルな機構と軽さを武器に、遜色なく走れたら痛快ではありませんか!ちなみに、そのブランドのクルマのサイズでは物理的に走るのが厳しい林道が沢山、あります。類まれな走行性能をもってしても、車幅が道幅を超えてしまっては走りようがありません。
中東の砂漠や大きな岩を超えるようなトレイルは、そちらのブランドのクルマに任せるとして道幅が狭く路面が脆い日本の林道はジムニーに任せてもらいましょう!
なんてことを考えながら、参加していた事を、ここに告白します(笑)。
あ、勿論、ルールとマナーを守っての走行を大前提として、ですね!
クルマって本当に楽しいです!
安東 弘樹
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