「離合」「いっすんずり」「かまれる」……全国的には通じないクルマの方言

突然だが、「離合(りごう)」という言葉の意味がわかるだろうか?
ストレートに辞書を引くと「離れることと合わさること」だが、ドライバーが「狭い道で離合するのが難しい」「前から来たクルマと離合できるかな~」といった具合に使うらしい。

意味は、クルマとクルマが「すれ違う」こと。どうやら関西地域より西、中国~九州地方の方言のようで、「この先離合不可」「離合困難」なんて立て看板もあるそうだ。

車の「離合」通じない? 九州の方言、「鉄道用語」説も(西日本新聞社)

この言葉について、インターネット上ではさまざまな反応が。掲示板などでは、こんな感想が書き込まれている。 

「いみがわからないよ」
「使ったことはおろか聞いたこともないかも いきなり言われても反応すらできないかもね」
「意味は解るが使わない。」
「え?北海道出身で埼玉住みだけど普通にわかるよ」
「普通に使ってたけど 戻ってくる車と行く車でReGoだと思ってたわ」

ちなみに、クルマ関係の方言はほかにもある。大分県では渋滞のことを「いっすんずり」、山形県では自動車に轢かれることを「くるまからかまれる」、自動車教習所のことを富山県では「自校」(じこう)、愛知県では「車校」(しゃこう)というそうだ。

きっと、自動車が生活に密接に関わる道具だからこそ、多様な方言がうまれるのだろう。あなたも知らず知らずのうちに、クルマ関係の方言を使っているのかも?

(田島里奈/ノオト)

※コメントは原文ママです。 

[ガズ―編集部]