【超初心者向け!】クルマのエンブレムの見分け方~輸入車編~

クルマ超初心者に向けて、エンブレムの見分け方を解説する本企画。前回の日本車編に続いて2回目となる今回は、町中で見かける比較的ポピュラーな輸入車のエンブレムをピックアップする。国内外のエンブレムを見分けられてこそ“脱初心者”。この機会にしっかりと学習しておこう!

アウディ(ドイツ)

これはドイツの自動車メーカー「アウディ(Audi)」のエンブレム。「フォーシルバーリングス」とも呼ばれるこのエンブレムは、同社の前身「アウトユニオン」が、4社の自動車メーカー(アウディ、DKM、ホルヒ、ヴァンダラー)の合併によって誕生したものであることを意味する。イニシャルで表現されていないためどこのメーカーか分かりにくいが、うっかりオリンピックシンボルと間違えたり、「これ、知恵の輪ですか?」などと誤爆したりすると、初心者感が増してしまうので注意だ。

フォルクスワーゲン(ドイツ)

「大衆のための車」をコンセプトとするドイツの自動車メーカー「フォルクスワーゲン(Volkswagen)」のエンブレム。デザインは、Volkswagenの「V」と「W」をダイナミックに組み合わせたもので、パッと見でも分かりやすいのが特長だ。海外メーカーのエンブレムには独自のモチーフが使われることも多いだけに、イニシャルを組み合わせるという王道デザインで突き進む様は実にいさぎよい。

ルノー(フランス)

こちらはフランスの自動車メーカー「ルノー(RENAULT)」のエンブレム。1898年の創業から何度も形を変えて、現在の「ダイアモンドルノー」と呼ばれるひし形のモチーフに落ち着いた。ルノーは日本の自動車メーカー日産と提携しているので、クルマ初心者でもその名を聞いたことはあるかもしれないが、エンブレムが抽象的なのでブランド名と結びつけられていない方もきっといるだろう。謎めいたエンブレムランキングがあるなら、かなりの上位に食い込んでくると筆者はにらんでいる。

シボレー(アメリカ)

最後は、アメリカを代表する自動車メーカーの一つ「ゼネラルモーターズ」が製造・販売するブランド「シボレー(Chevrolet)」のエンブレム。シボレーはこれを公式に「ボウタイ(蝶ネクタイ)・ロゴ」と呼んでいるが、筆者はボウタイに縁がないため、勝手に「手裏剣」ということにしていた。さまざまなエンブレムに自分なりの親しみ方を持つのも、脱初心者に近付くコツなのだ。

上記4ブランドの中では、「アウディ」「フォルクスワーゲン」は特に町中でも見かけることが多いのではないだろうか。筆者の息子(1歳)は、知っているクルマを見かけると「アッー!」と大きな声を出すが、大人の皆さんは決して声には出さず、心の中で静かにクルマの判別をしていただければ幸いである。

(根岸達朗+ノオト)

[ガズ―編集部]