黒タクの方がおトク? タクシーに関するウワサを検証してみた

年末年始はお酒を飲む機会が増えて、タクシーを利用することも多くなりますよね。最近、タクシーに関するウワサ話をいくつか耳にしたので、「そこんとこ実際どーなの!?」と、取材して真偽をハッキリさせてみました。お答えいただいたのは、日本交通・広報担当の小山泰生さんです。

ウワサ1 「黒いタクシーでないと有名ホテルや有名ビジネスビルに横付けできない」ってホント!?

「黄色や緑のタクシーは、高級感がなくて格下に見られるので横付けできない」というウワサを聞いたことがあるのですが、果たして……?

小山さん:「有名ホテルや有名ビルに黒以外のタクシーが入れないというウワサは、黒タク専用乗り場が設けられたためにできたのかもしれません。もちろん、何色のタクシーに乗っていてもホテルやビルで降りることは可能ですよ。ただ、黒タクシーは通常の乗務員よりもワンランク上の選抜乗務員が運転していたり、車両もハイグレードなものを使用していたりするのは事実ですね」

なるほど! では、街でタクシーを拾うときも、どうせなら黒いタクシーに乗った方がおトクなんですか?

小山さん:「そうですね、どうせ乗るのであれば黒いタクシーの方がオトクと言えるかもしれません」

ちなみに、黒タク専用乗り場は六本木の「泉ガーデンタワー」にあるとのこと。近くでタクシーの利用をお考えの際はチェックしてみては?


日本交通 黒タク紹介ページ

ウワサ2 「タクシーには高速スイッチがある」ってホント!?

タクシーに高速スイッチがあると聞いたのですが……。それって何ですか? いつ使うんですか?(ワクワク)

小山さん:「あ、それは高速道路用の料金ボタンのことですね(笑)。タクシーの料金は走った距離に応じて加算されるのですが、渋滞などで10km/h以下のノロノロ運転になった場合は、一定時間ごとに料金がプラスされるようになっているんです。しかし、高速道路で万が一渋滞にハマってしまった場合は、決まった降り口でしか降りることができないために、どんどん料金が増えてしまいますよね。そのために、高速道路に乗ったら『高速ボタン』を押して、時間制の料金加算をキャンセルするんですよ」

なーんだ、緊急時にはこのスイッチを押して、高速を出せるってわけじゃないんですね……。でも、これで安心して(?)高速道路での渋滞にハマることができます!

ウワサ3 「自分が今どこにいるかわからなくてもタクシーを呼べる」ってホント!?

タクシーを呼ぶときに面倒なのが、自分が今いる場所の説明。自宅ならまだしも、土地勘のない場所を説明しなければならないときは大変なんですよね~。

小山さん:「今は便利な世の中になりましたよ。実は、わざわざ電話をしてタクシーを呼ばなくても、スマホアプリでワンタッチでタクシーを呼ぶことができるんです! もちろん、GPS機能を利用しているので場所の説明は必要ありません。ちなみに、会員登録とクレジットカードの情報を登録すると、支払いまでラクになりますよ」

なんか現代っぽい! これからは、自分の居場所を見失ったらスマホアプリでタクシーを呼んで助けてもらいましょう。(くれぐれも人生の路頭に迷わないように!)


タクシー配車アプリiPhoneandroid

身近なようで、意外と知らないことがたくさんあるタクシーにまつわる話。皆さんも、何かタクシーに関するウワサ話を聞いたら、GAZOO編集部まで教えてください!

(小鮒康一+ノオト)

取材協力:日本交通株式会社

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