タダより高いものはない!? 懸賞でクルマが当たったら、どれだけお金がかかるのか調べてみた

ちょっとした生活雑貨から、通常手が届かないようなものまでが当たる懸賞。先日も、栄養飲料・モンスターエナジーでTOYOTA 86が当たる懸賞が話題になりましたが、クルマが当たるキャンペーンもめずらしくありません。

「TOYOTA86 モンスターエナジー・エディション」プレゼントキャンペーン

懸賞と言うと、賞品がタダでもらえる印象ではないでしょうか。しかし、高額なものが当たる場合、別途費用がかかることがあります。今回はクルマが当たった場合、どれだけのお金がかかるのかを紹介します。

当たるのはクルマのみ。当選者が負担する費用は?

クルマの懸賞キャンペーンにおいて、主催者が負担するのはクルマのみというのがほとんどです。つまり、税金や保険料などは当選者が支払わなければなりません。主にかかる費用は以下の通りです。

・自動車税​
クルマの所有について課税される地方税。自動車の種類や排気量によって税額が決まる。

・自動車取得税​
​取得価格を基準に課税する地方税。

・自動車重量税​
新車購入時と車検の際に、クルマの重量に応じて課税する国税。

・自賠責保険料
クルマの所有者に対して、1台ごとに加入が義務付けられる損害保険料。

・検査登録料
購入したクルマを使用するための検査登録を受ける手続き代金。

・車庫証明料
車庫証明を取得する際に、警察署に支払う手数料。

・リサイクル料金
自動車リサイクル法の規定に基づいて、メーカーが車種ごとに決めた料金。

冒頭の「TOYOTA 86」の場合、20~26万円程度がかかる計算になります。ほかにも維持費用として、ガソリン代、任意保険料、駐車場代などがかかることも注意が必要です。

購入時との違いは?

さらに購入時とは違い、懸賞で当たった場合、「一時所得」という扱いになります。「一時所得」は例えば、競馬や競輪の払い戻し金、生命保険の一時金などが該当し、所得税が発生します。計算式は総収入金額×60%-特別控除額(最高50万円)×1/2であり、例えば200万円のクルマの場合、35万円となります。

意外にかかるクルマの諸費用。車両が当たった場合にかかるお金をよく考えてから、キャンペーンに応募したほうがいいかもしれません。

 (杉山大祐/ノオト)

[ガズ―編集部]