トヨタ・センチュリーを運転してみた
トヨタが誇るフラッグシップモデル・センチュリー。「トヨタの高級車」というだけであればレクサスもそうですが、やはりセンチュリーには独特のオーラを感じるんですよね~!
そう、はっきり言えば、大企業のお偉方や政治家のセンセイが乗っていて、後部座席からゆっくりと降りてくる……みたいなイメージです(笑)。私のような小市民は、センチュリーの後部座席に乗る可能性は生涯ほぼゼロ。せめて運転だけでも……! と思い、試乗してきました!
1000万円オーバー
向かったのは東京都江東区にあるクルマのテーマパーク「MEGA WEB」。ここの「ライドワン」では、1台300円でトヨタのさまざまなクルマを試乗することができます。
カウンターで手続きを済ませて車両に乗り込むと、ステアリング前にクルマのスペックが書かれたシートが置かれていました。えーっと、いち、じゅう、ひゃく、せん、まん、じゅうまん、ひゃくまん、いっせんまん……。
一瞬気が遠くなりかけましたが、早速エンジンを始動します。キュキュキュブーン、とセルの回る音とエンジンが始動する音は聞こえましたが、その後はとっても静か。「アイドリングストップしているのか?」と勘違いするほどで、その静粛性に感動しました!
ちなみにメーターはご覧のようにとってもシンプル。さすが「ショーファードリブンカー」(運転手付きでオーナーは後部座席に座るクルマのこと)といったところで、運転席は「ドライバーの仕事場」という印象です。
乗り心地は極めてフラット!
日本車で唯一のV型12気筒の5リッターエンジンは、2トンを超える大柄なボディをスルスルを滑らかに加速させてくれます。しかし静粛性は相変わらずで、しっかりメーターを見ていないと、ライドワンの制限速度である40km/hをあっという間に超えてしまいそうに! 「これは一度フル加速も堪能してみたい」……と思ったのはナイショです(笑)。
ライドワンは1周1.3kmのコースを2周できるのですが、コース内には石畳などのデコボコ部分も。ここもさすがのセンチュリー、ボコボコとタイヤがデコボコを通過する音はするのですが車内には不快な振動をほとんど伝えません。これなら後部座席のセレブもニッコリですね!
ということで、あっという間に試乗タイムが終了。大柄なボディですが、角ばったスタイリングで四角が把握しやすいからか、狭いコースでも不安を感じることもなくドライブできました!
メガウェブではセンチュリーをはじめ、普段なかなか試乗できないような車種を含めたほぼすべてのトヨタの乗用車に試乗することができます。気になる車種があったらサイトでチェックして、試乗してみては?
(小鮒康一+ノオト)
[ガズ―編集部]