公道走行OKなレーシングカートに乗ってみた

クルマ好きのみなさんならカートの存在はご存じかと思います。遊園地などにある遊具としての「ゴーカート」から、レーシングトライバーの登竜門としての「レーシングカート」までさまざまな種類がありますが、基本的には閉ざされたカートコースで乗るもの……と思っていたら、なんとナンバーが付いて一般公道を走行可能なレンタルカートがあるとのこと。早速リサーチしてきました!

ミニカー登録でヘルメット不要!

今回おじゃましたのは、「X-Drive湘南」さん。神奈川県の大磯ロングビーチ内にカートコースを持つ「湘南シーサイドGP」さんと共同で、5月から公道走行可能なカートのレンタルを始めたそう。

  • ​ミニカー登録なのでナンバーは後ろだけ。大きなリアタイヤがカッコいいです!
  • シートはレーシングカートのものとは違いクッション付。前後スライドもできます。
  • エンジンはヤマハの原付バイク用の50cc。バイクと違うのは、左右のタイヤをつなぐデファレンシャルギアが付いているところ。
  • ウインカーやクラクション、エンジンスターターボタンなどはステアリング内に装備。クルマに慣れていると最初は戸惑うかも?

こちらのカートはミニカー登録となり、路上での扱いは簡単に言うと原付以上、自動車未満といったところ。主な特徴を書きだすと……。

公道走行可能
要普通免許(AT限定可)
ヘルメット不要(ただし、X-Drive湘南でレンタル時はヘルメット、グローブを着用)
二段階右折不要
最高速度60km/h
高速道路通行不可
車庫証明不要
車検制度なし

といった特徴があります。このカートはレンタル専用ということではなく一般販売もされていて、すでに230台ほどが日本で販売、登録されているとのこと。お値段は40万円前後(仕様によって異なります)なので、セカンドカー替わりに所有するのもいいかもしれませんね。

実際に乗ってみた!

ということで、敷地内ですが筆者も運転してみました! まずクルマと大きく違うのが、右足でアクセル、左足でブレーキを踏むということ。左足でのペダル操作は慣れていないので、最初は踏み加減の調節が大変です……。ただ慣れてくるとクイックでダイレクトな操作感は楽しく、自然と顔がほころびます(笑)。また目線が低いからか、それほどスピードが出ていないにも関わらず体感スピードはかなりのもの。60km/hなんてとてもじゃないけどこわくて出せません(涙)。

あまりのスピード感に公道でドライブするのは腰が引けてしまったので、このカートを販売しているX-Drive湘南の松本高幸さんのドライブを見学することに。すると、まわりからの注目度がすごい! 撮影のために入ったコンビニでも声をかけられてしまうほどでしたよ。

今回取材に協力してくださったX-Drive湘南の松本高幸さんの公道ドライブ!

X-Drive湘南では、このカートを1時間3,000円でレンタルしています。気になる方はサイトをチェックしてみてくださいね!

(小鮒康一+ノオト)

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[ガズ―編集部]