自動車メーカーの国別まとめ~ドイツ編~

昔は高嶺の花だった輸入車も、今ではすっかり身近な存在になりましたよね。特にクルマに詳しくない人から「フィアットって可愛い」なんて感想を聞くことも。でも、よくよく聞いてみると、それが「どこの国のクルマであるか」を知らない人も少なくないようです。

そこで、国ごとに「どんなメーカーがあって、どんなクルマを生産しているのか?」を簡単に紹介していきたいと思います。第1回目となる今回は、日本で最もたくさん走っているドイツのメーカー(ブランド)を取り上げてみましょう。

アウディ

​フォルクスワーゲングループのプレミアムブラン ドとして、人気を集めているのがアウディ。200万円台から買えるコンパクトハッチバック「A1」から、2000万円前後のスーパーカー「R8」まで、幅 広いバリエーションをラインナップしています。車種問わず、クールなデザインと内外装の質感の高さから、ライフスタイルやファッションにこだわりのある人 に選ばれているブランドです。
アウディ

スマート

メルセデス・ベンツが手がけた、2人乗りの超小型車がスマートです。現在は第2世代となる「フォーツー クーペ」が販売されていて、間もなくルノーと共同開発した第3世代がデビューする見込み。取り回しのいい小さなボディはもちろん、お洒落なデザインやカラーも特徴的で、ライフスタイルを豊かにする、デザインツールのようなクルマです。
スマート

フォルクスワーゲン

日本で最も売れているドイツ車ブランドのフォルクスワーゲンは、150万円台から買える輸入車「UP!」、常に世界の実用車のベンチマークであり続ける「ゴルフ」、レトロモダンなデザインが人気の「ザ・ビートル」、3列シートの「ゴルフ・トゥーラン」や「シャラン」など、あらゆるタイプのクルマがそろうフルラインメーカーです。ディーラーの数も多く、日本人にとって1番身近なドイツ車であるといえるでしょう。
フォルクスワーゲン

BMW

メルセデス・ベンツ、アウディと並ぶ、ドイツのプレミアムブランドのひとつで、セダンやクーペはもちろん、SUVであってもスポーティな走りを特徴としています。多くのモデルでディーゼルやハイブリッドが用意されるほか、ハイパフォーマンスモデルの「Mシリーズ」もラインナップ。2014年4月には電気自動車の「i3」を発売して、次世代エコカーの新しい方向性を示しました。
BMW

ポルシェ

「ボクスター」「ケイマン」「911」「カイエン」「パナメーラ」「マカン」。この6つのラインナップを持つスポーツカーメーカーがポルシェです。水平対向6気筒エンジンをリヤに積む世界で唯一の存在「911」は、独特の世界観と走りのよさで、多くのファンを獲得。2000年代に入ると、SUVのカイエンや4ドアセダンのパナメーラを発売し、スポーツカーだけではない、新しい高級車メーカーへとシフトしました。
ポルシェ

ミニ

​ミニは、もともとイギリスのクルマでしたが、2001年からはBMWの1ブランドとして、デザイン性の高いコンパクトカーを生産しています。ハッチバック、SUV、クーペ、コンバーチブルとさまざまなボディラインナップが用意されるミニのモデルはどれも、ひと目で「ミニだ!」とわかる、丸目のライトやボディと別色のルーフが特徴。ファッションの一部のような感覚で選ばれています。
ミニ

メルセデス・ベンツ

高級車の代名詞として知られるメルセデス・ベンツは、質実剛健なセダンを作るメーカーでしたが、2000年代になると、デザイン性の高いモデルや、スポーティなモデルにも力を入れるようになり、ハッチバックや4ドアクーペ、SUVなど、幅広い車種をラインナップ。セレブの間で人気が高いSUVの「Gクラス」は、1979年から生産されているご長寿車です。
メルセデス・ベンツ

日本で数多く売れているだけあって、ディーラー網が整備されていたり、日本向けのローカライズが進んでいたりするのも、ドイツ車の特徴。でも、日本でドイツ車の人気が高い理由は、マジメで高性能というドイツ車全般のキャラクターが、日本人の性格に合っているからなのだと思います。

(木谷宗義+ノオト)

[ガズ―編集部]