イメージと違う…? オープンカーのあるあるネタ

「オープンカー」と聞くと、どんなシーンを思い浮かべるでしょうか? もしかしたら、お金持ちが助手席に綺麗な女性を乗せて、髪をなびかせながら海岸線を颯爽とドライブ……なんてことをイメージするかもしれません。そんな場面をカラオケの映像で見たことがある方も多いと思います(笑)。

しかし、現実はそんなに甘くありません! ということで今回は、リアルにオープンカーを所有している人たちに聞いた「あるあるネタ」をご紹介します。

女性ウケが悪い!

「屋根を開けて海岸線を颯爽とドライブデート」は、現実の世界では厳しいかもしれません。日中は紫外線を直に受けるので女性としては気になるでしょうし、風で髪の毛はボサボサ。海岸線なんか走った日には、潮風でベッタベタです。運悪く大型トラックやバスの後ろについてしまったら、ディーゼル排ガスで咳き込んでしまうかもしれません。

夏は暑すぎる!

幌タイプのオープンカーは、屋根が布やビニールレザー。つまり、普通のクルマに比べて熱を伝えやすいのです。屋根を閉めてエアコンをつけていても、真夏の炎天下ではジワジワと蒸し焼きにされるような気持ちになりますよ……。

冬のオープンドライブ!?

寒い冬に屋根を開けるなんて! と思われるかもしれませんが、実はオープンカードライブは冬こそおすすめなんです。オープンカーの暖房は普通車よりも強力に作られていることが多く、厚手のアウターを着込んで手袋をし、暖房を効かせて走るとまさに頭寒足熱。暖房はエンジンの熱を再利用しているだけですから、遠慮はいりません!

意外と誰も見ていない!

オープンカーでドライブすると、まわりのドライバーをこっちを見ている気がする! 恥ずかしい! などと言う人もいますが、運転に忙しい他のドライバーは、あなたのことなんか注目していません。気のせいです。思う存分オープンを満喫してください! ただし、信号待ちの間はヒマなので、隣に並んだクルマや対向車が見てくることがあるかも?

雨漏りする!

本来くっついているハズの屋根が開くのですから、隙間ができるのは当たり前。どんなにゴムのシーリング力が上がったとはいえ、いつしか雨漏りするのは当然です。筆者も、某ミッドシップラナバウトなオープンカーが新車で出た時にディーラーに行き、「雨漏りしませんか?」と尋ねたら、「しないとは言えません!」と清々しい表情で営業スタッフに応じられた経験があります。

だけどやっぱり……オープンカーは楽しい!

なんだかんだ言いましたが、屋根が開いて風を全身で感じられる、という感覚はオープンカーならではのもの。バイクと違いヘルメットもありませんから、開放感はバツグンです。もしも、次の愛車にオープンカーを検討しているのなら、一度試乗してみることを強くおすすめしますよ!

(小鮒康一+ノオト)

[ガズー編集部]

MORIZO on the Road