知ってる? 高速道路の豆知識

ゴールデンウィークも今日で終わり。自宅に戻るために、クルマで高速道路を走っている人も多いのではないでしょうか。今回は、高速道路にまつわる豆知識を紹介します。

「ハーフインターチェンジ」とは?

高速道路のインターチェンジ(IC)は、上り線の出口、入り口、下り線の出口、入り口の4方向にアクセスできるのが標準的な構造です。しかし、下り線の出入り口のみなど、2方向にしかアクセスできないICを「ハーフIC」、下り線の出口のみといった、アクセス路が1つしかないICを「クォーターIC」と呼びます。

道路脇の数字が書かれた立て札はなに?

「キロポスト」と呼ばれ、各高速道路の起点からの距離を示すものです。100mおきにキロメートル単位で表示しています。例えば、東北自動車道は川口ジャンクション(JCT)、関越自動車道は練馬IC、東名・名神高速道路は東京ICが起点です。走行距離の目安や、事故や故障が発生した際、正確な場所を伝えるのに役立ちます。

  • 路肩や中央分離帯に設置されているキロポスト
  • キロポストの数字は上り線も下り線も同じ

カーブの警戒標識の下にある「R=500」の意味は?

「R」とは円の半径(曲線半径)のこと。「R=500」の場合、カーブの半径の長さが500mであることを意味します。数字が小さくなるほどカーブがきついということです。

坂道の警戒標識に「%」で書かれた数字の意味は?

坂の勾配の大きさを示しています。例えば、下り坂で「3.0%」と表示されていたとすると、100m走ると3m下がるという意味です。こちらはカーブとは逆に、数字が大きくなるほど勾配がきつくなります。

  • 数字が小さくなるほどカーブがきつい
  • 数字が大きくなるほど勾配がきつい。下り坂と上り坂がある

高速道路の脇で見かける、鯉のぼりのようなものはなに?

「吹き流し」と呼ばれ、風の向きや強さを目で判断できるように設置されています。特にトンネルを出た途端、強い横風が吹いていると、風にハンドルをとられてしまい事故につながりかねません。そこで、橋の上やトンネルの出口など、風の通りやすいところに設置されています。吹き流しが概ね真横になびいているときは、風速10m/秒。このような場合、走っているクルマが横風にあおられる感覚を受ける強さなので、クルマが流されないように注意して運転しましょう。

標識で見かける「i」のマークはなに?

ハイウェイ情報ターミナル(HIT=Highway Information Terminal)を示すシンボルマークです。この先のサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)にある大きなテレビ画面などに、事故、通行止め、渋滞、所要時間、車線規制、工事といった交通情報や、気象、行き先地別経路案内、SA・PA案内、地域観光情報などの情報が表示されています。

  • 風が強ければ強いほど横になびく吹き流し
  • 一番上の右端がハイウェイ情報ターミナルのマーク

こんな豆知識を意識しながら走ると、より快適に、かつ安全にドライブできますね。高速道路を利用する際は、ぜひ注目してみましょう。

(平野友紀子+ノオト)

[ガズー編集部]