美しすぎる…! 知られざるジャンクションの世界

クルマを運転していると出会うジャンクション(JCT)。あまりに複雑だと、つい行き先を間違えそうになってしまうことも……。今回は、知られざるジャンクションの世界を紹介します。

ジャンクションとは

ジャンクションとは、道路と道路の接続点のこと。周辺の用地状況や通過するクルマの交通量、安全性などを考慮して、最適な形に設計されます。さまざまな形があり、3つの道路が交差する3枝交差には「直結Y型」「準直結Y型」「トランペット型」、4つの道路が交差する4枝交差には「クローバー型」「タービン型」など、名前がつけられています。

タービン型の常磐道三郷JCT。タービンの羽が回っているような形からそう呼ばれている
タービン型右折とクローバー型右折を組合せた東北道川口JCT。「8の字」のよう

日本一大きいジャンクションは?

日本で最大の面積を誇るジャンクションは、兵庫県神戸市にある垂水(たるみ)JCT。総面積は36万平方メートル、東京ドーム約7.7個分の広さというから驚きです。とても複雑な形をしていて、ドライバー泣かせのジャンクションとも言われるそう。四国方面から明石海峡大橋を渡って本州方面へ行く場合、標識や料金所を方面別に色分けして誘導しているので、それを目印に進みましょう。

ジャンクション萌え!?

ジャンクションの構造や線形の美しさに注目する人も。ジャンクションの写真を撮影するのが好きだという、カメラ女子のりょうこさんにその魅力を聞いてみました。

「夜の高速道路の高架下から上を見上げる形で撮影すると、迫力のある写真が撮れて楽しいです。とくに首都高速道路の箱崎JCTは複雑な造りで、撮影しがいがあります。なかなかクルマから降りて見ることはないと思いますが、機会があればぜひ注目してみてください」

箱崎JCT

普段走行しているジャンクションをいろんな方向から見ると、新たな魅力を発見できそうですね。なお、複雑なジャンクションは各高速道路会社のサイトにルート案内が紹介されていることが多いので、事前にチェックしておくと安心です。

※画像はすべてPIXTAより。

(平野友紀子+ノオト)

[ガズー編集部]