モータースポーツ活動紹介 ~ネッツトヨタ千葉編~

モータースポーツに積極的なトヨタディーラーにスポットライトを当てるこのシリーズ。3回目となる今回は「GAZOO Racing Netz Cup Vitz Race」(ヴィッツレース)で活躍中のネッツトヨタ千葉をご紹介します。

ヴィッツレースに欠かさず参戦している古豪ディーラー

千葉市美浜区にあるカスタマイズショップ「ネッツシュポルト」をベースに、モータースポーツ活動を行うネッツトヨタ千葉。ヴィッツレースに積極的にチャレンジしているディーラーで、2000年のスタート当初から欠かさず参戦(現在は関東シリーズ)しています。ヴィッツレースはクルマの性能差が少ないワンメイクレースならではの激しいバトルが特徴で、比較的ローコストで参戦できることも利点です。

ネッツシュポルトはネッツタウン新港内にあるカスタマイズショップで、15年以上の歴史を誇る。前列右端が、クルマとモータースポーツを愛する熱き店長の鬼崎さん。写真の88号車がネッツ千葉のレースカーで、袖ヶ浦店に勤務する長谷川選手がドライバーを務める

2015年シーズンは、ドライバー・クルマ共に自社で用意した♯88ネッツ千葉シュポルトVitz(長谷川貴之選手)に加え、6台のカスタマーカー(ネッツシュポルトのサポートを受けながらレースを戦うお客さん)が参戦しています。その中の1台、♯4ネッツ千葉プロμVitz(北田和哉選手)は第1戦、第2戦と連勝し、今シーズンのチャンピオン最有力候補と呼べる存在。その他のカスタマーカーも元気いっぱいの走りを披露していて、「ネッツ千葉」のステッカーを貼ったヴィッツの活躍は、パドックでもおなじみの存在です。

「ネッツ千葉では会社のアピールや、エンジニアのリクルート活動、新入社員の研修を兼ねて自社のマシン(88号車)を走らせながら、レースに参加したいというお客様のサポートを行っています。入門カテゴリーに位置づけられるヴィッツレースですが、奥の深いレースです」と、店長の鬼崎弘(おにざきひろし)さんが話してくれました。

カスタマイズショップ「ネッツシュポルト」での一コマ。お客さまのクルマ(この日はTOYOTA 86)のカスタムを行う横で、ヴィッツレースに参戦しているレースカーもメンテナンスしている。ネッツシュポルトはAREA 86の店舗も兼ね、86のカスタマイズも積極的に行うほか、カスタマイズファンを集めたサーキットイベントも開催
広く清潔なショールームには、カスタマイズパーツを豊富に展示。右上にはヴィッツレースに参戦しているレースカーの写真が飾られている。ネッツシュポルト=ヴィッツレースというイメージを持つ人も少なくない
話題のTOYOTA 86のパーツも。写真は店長の鬼崎さんの名前をもじった「鬼マニ」(エキゾースト・マニホールド)で、86オーナーの間で人気を博している

ヴィッツレースでの活躍を耳にしたお客さんが、ネッツシュポルトの門を叩き、新たに参戦するケースも増えているそう。次戦から1台増えることがすでに決まっていて、最大8台の大所帯でエントリーする可能性もあります。すでに“名門チーム”と呼んでも過言ではない盛り上がりぶりなのです。

「ヴィッツレースでもカスタマイズでもクルマ好きを増やすことが大事です。そのために、レースレポートを作って内外に発信しています。少しでもクルマに興味を持ってもらえるとうれしいですね」と鬼崎さん。

ビギナーにとっても優しいのがネッツシュポルトの特徴。お店の敷居も低く、入りやすい雰囲気なので、今度の週末にはショールームをのぞいてみてはいかがでしょうか?

(奥野大志+ノオト)

[ガズー編集部]