ヌーベルクラシック!?　シトロエン専門店「JAVEL」（ジャベル）

フランス車の中でも個性的なデザインと独特なドライブ感覚が魅力のCITROËN（シトロエン）。都内に1960年代から1970年代に設計された珍しいクラシック系シトロエンを中心に扱う専門店があるというので、シトロエンマニアのKさんと一緒に、品川区荏原にあるシトロエン専門店「JAVEL」（ジャベル）へ取材に行きました。

​​​​​​ジャベルは、主にクラッシック系シトロエンの輸入、販売、メンテナンス業務を行っています。

クラシックカーを購入する際に気になるのは、“ちゃんと走るかどうか”と“今後のメンテナンス”。JAVELはもともとクルマの修理工場として営業していたことから、外装・内装のレストアや、エンジンをおろしてのオーバーホールを行ってから販売しています。メンテナンスに関しても、クラシックカーでは異例の長期保証と豊富なパーツストックでバックアップ。また、独自で開発した排気ガス低減装置を装着して環境対策を行っているため、クラシックカーならではのガソリン臭はありません。

「クラシックカーも中身をきちんと整備して新しくすれば、普通に走ることができます。さらなる実用性と環境性能向上を目指すため、エンジン制御の配線とエンジン制御システムを現代の製品と入れ替えてお客さまのもとにお届けすることで、エンジン性能と燃費も向上します。これを“ヌーベルクラシック”と呼んでいます」と社長の竹村洋一さん。

竹村さんは、修理工として働いていた20歳の頃、シトロエン・GSに乗ったのがきっかけでシトロエンの虜に。それ以降、CX、DS、SMを乗り継いでいるそうです。「シトロエンはサスペンションとハンドリングに特徴があり、安定感が高いのが魅力です」（竹村さん）

それでは、イチオシのクルマを紹介しましょう。​

記事冒頭の写真のクルマは、シトロエン・DS21インジェクションのハイドロシフト付き。シトロエンの特徴でもある油圧動力による「ハイドロニューマチック・システム」を採用しています。「映画『サムライ』の中で、アラン・ドロンがタバコを吸いながら指で操作していたのが、このDS21のハイドロシフト。指に油圧を感じるので、クルマが生きもののように思えます」と竹村さん。五感に訴えるクルマだそう。

続いては、DSインジェクションの5段マニュアル仕様。「このモデルはとても完成度が高く、現代の路上でもまったく問題なくドライブ可能です。150キロ巡航も難なくこなしますよ」と竹村さん。特にデザインが個性的で人気の車種だそうです。

「この個体たちは、ぜひシトロエンが大好きな人に乗って欲しい」と竹村さん。ジャベルでは、クラシックカーだけではなく、国内では正規販売されていないディーゼルエンジンを備えた最新のシトロエン各車も扱っています。

撮影に同行したシトロエン好きのKさんは、「40年以上も前のクルマを故障なく走れるようにした技術がすごいです。ジャベルは、シトロエンのクラシックカーで快適に走りたい人にオススメですね」と話していました。クラシックカーやシトロエンに興味がある人は、1度訪れてみては？

（平野友紀子＋ノオト）

JAVEL（ジャベル）
HP ： http://www.javel.co.jp
Facebook：https://www.facebook.com/citroenspecialistjavel
住所： 東京都品川区荏原2-18-10
TEL ： 03-3784-5051
営業時間： 9：00～18：00（毎週月曜、第2・4日曜、祝日定休）

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[ガズー編集部]