高速道路の主!? 施設制御室ってどんなところ?

NEXCO東日本の関東支社管内(神奈川県、東京都、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県、長野県)だけでも、1日平均約207万台が通行する高速道路(2014年度)。多くのクルマが行き交う高速道路を管理するのが、道路管制センターの施設制御室です。そこでの業務について、東日本高速道路株式会社(NEXCO東日本)関東支社に話を伺いました。

――道路管制センターは何をするところなのですか?

「道路管制センターは高速道路上で発生するさまざまな事象を集約し、対応を行う高速道路の心臓部ともいえる設備です。刻々と変化する高速道路上の情報を収集し、素早くお客さまに情報提供する交通管制室と、高速道路に設置した機器の動作を監視し、お客さまの安全を守る施設制御室の2つからなります」

――施設制御室では、具体的にどのような監視を行っているのでしょうか?

「通常、設備の操作や故障監視を行っています。例えば、照明を点灯する、故障が発生したら管理事務所と連携し修理を行うなどです。また、設備の稼働状態を監視し、無駄のない効率的な運転を目指し、故障状況を解析し、設備の延命化を図ったりしています。ほかにも、トンネル内の安全を支えたり、異常気象や地震の監視、初期対応を行っています」

――前面のモニターに表示されているのはトンネルの映像ですか?

「はい、そうです。トンネル内の監視は施設制御室の重要な役割。万が一トンネル内で火災や事故が発生した場合、様々な非常用設備を操作して、お客さまの安全を確保し、被害の拡大を阻止します。長いトンネルなどには、自動的に火災を検知する火災検知器が設置されています。他にも、押しボタン通報器、非常電話による通報などで火災の情報が入ったら、本当に火災が発生しているか確認。その後、避難を促す拡声放送などで迅速かつ的確に避難誘導を行い、トンネル非常用設備を稼働させます。トンネル内の天井から霧状の水を出し冷却する水噴霧設備やトンネル内の煙を排出するジェットファン、トンネル内の状況を知らせるトンネル入口情報板などがあります」

――トンネル内にはいろいろな設備が設置されているんですね。最近気になる異常気象や地震が起きた場合はどうなのですか?

「雨量計、風向風速計、路温計、視程計などの気象観測設備や、地震計などを24時間365日監視しています。定められた基準値を超えた場合、現場の管理事務所などの関係部署に連絡し、大規模災害を未然に防いでいます」

こうして高速道路の安全は守られているんですね。

次回は、施設制御室に続いてもう1つの要、交通管制室についてお届けしますので、お楽しみに!

(平野友紀子+ノオト)

[ガズー編集部]

取材協力