クラシックカーが大集結! お台場旧車天国へ行ってきた
2015年11月22日(日)にお台場の野外特設会場で行われた「お台場旧車天国」。その名の通り、全国から旧車が集結する大規模イベントだ。今ではかなり貴重なクルマや、一般の方がエントリーしたクルマが会場になんと700台! ずらりと並ぶ姿は圧巻だ。その他にも企業ブースやスワップミート、ステージイベントにケータリングスペースまであり、さながらお祭りのよう。
開場は9:30。すでに700mほどの行列が延びていた。
まずはスワップミートエリアから。ここは個人によるフリーマーケットのようなもので、クルマに関するさまざまなものが売られている。
私もついつい海外のナンバープレートをお買い上げ。1つ500円という安さ! 掘り出し物が見つかる可能性は高い。
お昼どきになると、ケータリングエリアには人がいっぱい。
タコライスや富士宮焼きそば、オムライスなどバラエティに富んでいて、どれを食べようか迷ってしまった。
旧車展示エリア
そして今回のメインエリアである、旧車展示エリアだが、「地獄エリア」「天国エリア」「マニアック天国」「試乗・体験」とエリア分けされている。特に気になったものをいくつか紹介したい。
まずは「マニアック天国」エリア。
三輪自動車の「ダイハツ・BEE」
昭和26年に発売され、おもに関西でタクシーとして使用されていたものの、わずか1年で製造が打ち切られてしまった。現存するのは3台ほどで、動くものはこの1台しかないという希少な車。
ちなみにこのBEE、どこかで見た覚えのある方も多いのでは? 実は「ALWAYS 続・三丁目の夕日」に実際に登場しているのだ。
ロールスロイス・ファントムⅡ
こちらは1933年式のファントムⅡ。オーナー様のお父様から受け継いだ車で、80年代前半からご自宅のガレージでレストアを開始。塗装や内装、幌製作、漆仕上げのダッシュパネルは、このプロジェクトに共感した名工たちの手によるものだそう。
消防自動車 じぷた
絵本「しょうぼうじどうしゃじぷた」のモデルになった消防自動車。四駆スペシャリスト、オートジャンクション・安井一郎氏と消防車マニアの鈴木靖幸氏により、全体が錆に覆われた不動車から完全復元されたそうだ。
6輪大型いすゞ・トラック TW&大砲
日産・230型セドリック(スタンダード 白パトカー仕様)
トヨタ・クラウンスタンダード(タクシー仕様)
これらの他にも、派手な装飾の石焼き芋カー(実際に焼き芋を売っている)や、クラウンバン型救急車、さらに戦車まで展示されていた。
続いては、「試乗・体験」エリア。
いすゞ・ TSD40 ボンネットバス
エリア内でも抜群の存在感。実際に試乗ができるので、子どもたちに大人気だった。
ロボ子
新宿歌舞伎町「ロボットレストラン」でおなじみのマスコットキャラクターも参戦! ロボットに乗ってアームを操作することができた。もちろん記念撮影もOK!
ミニ電車
川越工業高等学校機械科の生徒たちによる手作りのミニ電車は、子どもたちを乗せて走行!
ほかにもキッズ向け電動カーやラジコンボードの操船体験など、ファミリー向けのイベントがもりだくさん。子ども連れでも充分楽しめた。
一般エントリーエリア
さてメインイベントである一般エントリーエリア「地獄エリア」と「天国エリア」では、来場者の投票で決める「ピープルチョイス投票」というものがあり、投票数の多かった上位3組が表彰される。
「地獄エリア」には1986年までに生産された【マニアックすぎる】【珍しい】【目立つ】【変わっている】クルマ、「天国エリア」には1985年までに生産された【味のある貴重な】クルマがエントリーされていた。
天国エリア、地獄エリアにエントリーされているクルマを、ほんの1部だが紹介したい。
エントリーNO.1116 シトロエン ・11CV レジェール
インパクトのある真っ赤なシルエット。今年で御年65歳だそう。
エントリーNO.1050 トヨタ・カローラ レビン
1977年式のカローラは、オーナー様の先代から受け継いだ準ワンオーナー車。オフホワイトとブラックの2トーンが渋くていい味を出しています。
エントリーNO.1043 ダットサン・フェアレディーSR311
少し丸みのあるフェアレディー。オーナー様のコメントには「恥ずかしがりやなので、じっと見ないで」とありますが、手入れの行き届いた美しさに、ついつい見入ってしまいます。
エントリーNO.1120 トヨタ・セリカ 1600GT
1971年式の「ダルマセリカ」の愛称で親しまれたクルマ。
エントリーNO.1145 ホンダ・ホンダライフ ピックアップ+トレーラー
ツインリンクもてぎのフルコースを走ったことがある公認のトレーラー。サーキットも高速も走ることができるそう。
エントリーNO.1034 ホンダ・バモス TN360
こちらはオーナー様のお店でずっと使用している現役車なのだとか! フロントに飾られているタイヤの錆が、いい味を出しています。
地獄エリアスペースはさほど大きくはないものの、そうそうたるクルマが並ぶこの姿は迫力満点!
文句なしにかっこいいクルマから、珍しいクルマまでさまざまなタイプがエントリーされるなか、「ピープルズチョイス」を受賞したのはこの3車!
3位 エントリーNO.1074 シボレー・コルベット
エメラルド色の美しい車体が目を惹いていた。
2位 エントリーNO.1203 フォード・モーター フォード
迫力のあるエンジンサウンドが印象的。真っ黒な車体にホイールの赤がセンスを感じさせる。
1位 エントリーNO.1024 三菱・コルト・ギャラン
オーナー様いわく、「若い頃にずっと憧れていたクルマ」がこのギャラン。いまは「第2の青春」としてカーライフを楽しんでいるそう。
今回ご紹介したのは、ほんの一部。メインステージではトークショーやプロレス、参加型クイズイベントも開催されているほか、企業ブースは90社以上が参加していた。
今年も大盛況のうちに幕を閉じた「お台場旧車天国2015」。また開催は1年後か……と思っていたら、翌日にHPで緊急告知が! なんと、2016年に名古屋で再び開催されることが決定! その名も「名古屋旧車天国」。
今回参加できなかった方や、自慢の愛車をお持ちの方は、この機会にぜひエントリーしてみてはどうだろう。
(ヤマウチ+ノオト)
[ガズー編集部]
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