事故発生! 高速道路のSA・PAを利用する際の注意点
先月、高速道路のサービスエリア(SA)にあるカフェに大型トレーラーが突っ込むという事故がありました。運転手によると、クルマを止めようとしていたところ眠気を催したそう。高速道路の事故は本線だけでなく、SAやパーキングエリア(PA)内でも発生しています。そこで、SA・PAを利用する際の注意点をおさらいしましょう。
PA・SAに進入するときは、速度を出し過ぎない
時速100キロメートル近くで走行している高速道路の本線。そのままの速度感覚でPA・SAの進入路を走行するのは危険です。駐車場の入口付近で徐行や減速しているクルマに、速度を出し過ぎて進入してきたクルマが追突してしまう事故も発生しています。進入のときは、しっかりと減速するようにしましょう。
SA・PAのエリア内は徐行する
空いている駐車スペースを探しながら運転するため、ほかのクルマや歩行者の発見が遅れてしまいがち。また、観光バスや大型トラックなど背の高いクルマの陰から歩行者が急に飛び出してくることもあります。身長が低い小さな子どもは、セダンのボンネットの高さでも姿が隠れてしまうことも。歩行者がいなくても「いるかもしれない」と推測して、最徐行しましょう。同乗者がいる場合は、駐車スペースを一緒に探してもらうようにすると良いでしょう。
前方のクルマとの車間距離を十分にとる
年末年始など混雑している時期は、SA・PA内はいつもよりもクルマや人が多いとき。混雑しているなかで、前のクルマがとっさにブレーキをかけることも。追突事故を起こさないよう、前のクルマとの車間距離を十分に取りましょう。
停車する際は、パーキングブレーキを正しくかける
SA・PAは広く、一見平坦と思ってしまいがち。でも、必ずしも水平ではないのです。とくに、オートマチック車の場合は、Pレンジに入れるだけではなく、パーキング(サイド)ブレーキもかけるようにしましょう。
車道を横断する際は、必ず左右を確認する
SA・PAは様々な方向に施設があるので、歩行者も注意散漫になりがち。とくに、小さな子どもはクルマから降りた解放感で急に走り出すことも。また、クルマから降りて車道を横断する際は、安全を確認してから渡るようにしましょう。
マナーを守って駐車する
安全に気をつけるだけでなく、マナーも大切。障がい者用の駐車スペースのほか、大型、小型、トレーラーなど駐車区分が決められています。違う駐車区分にクルマを止めると、休憩したいドライバーが休むことができず、事故を引き起こす遠因になることも。また、駐車スペース以外に止めることも禁止されています。マナー違反をすることでSA・PA内の混雑を招き、事故が起きやすい状況にしてしまうことも。混雑しているときこそ、周りに迷惑をかけないようにマナーを守りましょう。
事故を起こさないよう、本線だけでなく、SA・PAの中でも十分に気をつけて運転を心がけてくださいね。
(平野友紀子+ノオト)
[ガズー編集部]
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