【クルマ好きが集まるスポット】グッゲンハイムマフィア(神奈川県本厚木)

小田急・本厚木駅や、圏央道の海老名インターからほど近い場所に位置するレストラン&バー「グッゲンハイムマフィア」をご存じですか? 1940~60年代のアンティーク品が多く飾られた店内に鎮座する1959年式キャデラック・コンバーチブル。そこはまるでアメリカン・グラフィティの世界! クルマ好きのみならず、一度は足を運びたくなる雰囲気を持つこちらのお店にお邪魔してきました!

今年で30周年!
今回お話をお伺いしたのは、オーナーである桑澤真樹さん。グッゲンハイムマフィアは1986年にオープンして今年で30周年。桑澤さんで3代目のオーナーとなるそうです。

「実は、ここのオープニングスタッフの一人が姉でして、自分も高校生になった頃から入り浸っていた(笑)という思い出の店なんです。高校卒業後はしばらくバイトもしてましたね」(桑澤さん)

ちなみにお店の「グッゲンハイム」とはアメリカの美術品収集家のソロモン・ロバート・グッゲンハイムから取られており、1950年代前後のアンティークが飾られている場所にしたいという意味が込められているんだとか。

ボリューム満点のメニュー!

フードメニューも充実しており、どれを頼んでいいのか迷ってしまうほど。その中でも一番のオススメはハンバーガーです! (写真はチーズバーガー)昔ながらの製法で作られたハンバーガーは、ボリュームも満点! これはハンバーガーというよりももはや「肉料理」といった感じで大満足です!!

多くのヒストリーを背負ったキャデラックも必見!

店内に入ってすぐのところに陣取るピンクのキャデラック。1959年式のこのクルマは1979年にある人物の手によって日本へと輸入され、グッゲンハイムマフィアのオープンと共にこの場所にやってきました。実はこのクルマ、チェッカーズの主演映画『CHECKERS IN TAN TAN たぬき』に登場したクルマそのもの(チェッカーズを知らない人はお父さん、お母さんに聞いてみよう!)。この映画、昨年末にブルーレイ化されておりジャケットにもこのクルマが写っています。気になる方はチェックしてみてください!

オーナーはもちろんクルマ好き!

オーナー桑澤さんの愛車は、かわいらしいルックスの1955年式ナッシュ・メトロポリタン。一目で程度の良さが見て取れる同車ですが、実は5年ほど前に信号無視のクルマに突っ込まれ、廃車もやむなしというほどのダメージを負ってしまったのです。しかし、2年の歳月をかけ復活! ただ復活させただけではなく、エンジンはスズキ製1300ccに換装、ブレーキも現代のディスクブレーキに、と日常使用に耐えうるアップデートを施してしまったのです。もう、このクルマだけで1本記事が書けるレベルになっているので、お店に行ったらぜひいろいろ聞いてみてください(笑)。

雰囲気バツグンのバーカウンターも!

店内にはステキなバーカウンターも併設されています。本厚木駅から徒歩5分程度なので、仕事帰りに軽く一杯もいいかもしれませんね。取材時も、年配の男性がフラっと立ち寄り一杯だけ飲んで帰っていく姿が見られました(あとから聞いたら、初代オーナーということでビックリしたのは秘密です)。

圏央道の海老名インター近くということで高速道路からのアクセスも良好! 渋滞が解消するまでここでお食事、なんていうのもアリかもしれませんね! 駐車場もありますので、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか?

(小鮒康一+ノオト)

[ガズー編集部]