社会人の常識!? クルマのビジネスマナー

座敷やエレベーターで上座や下座といった席次が存在するのはご存知ですよね。社会人になるとさまざまな場面で座席の順番を気にする機会が多いと思います。
では皆さんはクルマにも上座があるのはご存知でしたか? クルマの上座や下座は乗車人数や運転手の有無で大きく変わります。ちょっとややこしいのですが、社会人として覚えておいて損はないはず!

セダン(5人乗り)の場合

運転手がいる場合

運転手がおらず誰かが運転する場合

運転手の有無で助手席の席次が大きく変わります。あわせて後部座席の真ん中は、窮屈だから席次が最も低いと覚えておきましょう。

ワゴン(7人乗り)の場合

運転手がいる場合

運転手がおらず誰かが運転する場合

最後列は乗り降りしにくく窮屈という理由から、一番席次が低い場所に。助手席は運転手の有無で席次は変わりますが、基本はセダンと同じパターンになります。

こんな場合はどうする?

いつも人数が同じとは限りませんよね。5人乗りに3人乗車の場合や、2人で乗車する場合もあります。

運転するのが上司でお客様が1人の場合

後部座席を独り占めできるので、ゆったりした空間をお客様に使っていただくという意味があります。

上司が運転するクルマにお客様が2人の場合

お客様が2人の場合も、一緒に後部座席に座っていただきましょう。

お客様が運転するクルマに上司と自分が乗るとき

自分より役職の高い上司を後部座席に……と思いがちですが、するとお客様と上司の席次バランスが悪くなってしまいます。そこで上司には助手席に座ってもらい、自分が後部座席に座るようにします。

お客様が固辞したときは強引にせず、好きな場所に座っていただくのが妥当ですが、「窮屈ではないですか? よろしければ代わりましょうか?」の一言を添えるとベストです。 座敷やエレベーターとは違い、クルマの席次は状況によって変わってしまいます。ややこしいですが、「デキる社会人」としてこうしたビジネスマナーを身につけておくと、いざというときにとても便利ですよ。

(ヤマウチ+ノオト)

[ガズー編集部]