いくつ分かる? チャイルドシートの使い方○×クイズ
子どもの命を守るチャイルドシート。6歳未満の子どもをクルマに乗せる時に使用することが義務付けられています。でも、もしかしたら自分の知っている使い方が間違っているかも? 子どもの安全を守るためにも、チャイルドシートの使い方に関する知識の○×クイズに挑戦してみましょう。それではさっそくどうぞ!
Q1 幼児用チャイルドシートをしっかりと取り付けて使用している人は7割以上いる。○か×か。
Q2 子どもをチャイルドシートに座らせた後、アジャストベルトで肩ハーネスを調整し、子どもの鎖骨と肩ハーネスの間に指1本が入る程度まで締め付けた。○か×か。
Q3 乳児用チャイルドシートを利用する時は、肩ハーネスの高さを子どもの肩よりやや上の高さになるように調整する。○か×か。
Q4 学童用シートを利用する時は、子どもを乗せた際に腰ベルトがお腹の上を通るように調節する。○か×か。
いくつわかりましたか? それでは、正解と解説を見ていきましょう。
Q1 幼児用チャイルドシートをしっかりと取り付けて使用している人は7割以上いる。○か×か。
A1 ×
2015年の警察庁とJAF(日本自動車連盟)の調査によると、幼児用チャイルドシートを使用している人(1~4歳のチャイルドシート利用率)は64.4%。その中でしっかり取り付けている人は半数以下の47.2%。つまり、チャイルドシートをしっかりと取り付けて使用している人は、全体の約3割しかいない、ということになります。乳児用、幼児用ともに、間違った取り付け方で一番多いのが、シートベルトの締め付け不足。シートベルトにたるみが出ないよう、チャイルドシートに体重をかけて座席に押さえつけながら取り付けましょう。
Q2 子どもをチャイルドシートに座らせた後、アジャストベルトで肩ハーネスを調整し、子どもの鎖骨と肩ハーネスの間に指1本が入る程度まで締め付けた。○か×か。
A2 ○
事故などが起きたときに、子どもの移動量を少なくするためには、ハーネスの締め付け方が重要です。締め付け方がゆるいとチャイルドシートから子どもが抜け出てしまうことがあり、きつく締め付けすぎると痛くて嫌がります。子どもの体は柔らかいので、締め付け具合の確認は必ず鎖骨と肩ハーネスの間に指を入れて行いましょう。
Q3 乳児用モードでチャイルドシートを利用する時は、肩ハーネスの高さを子どもの肩よりやや上の高さになるように調整する。○か×か。
A3 ×
子どもの移動量を少なくするために、肩ハーネスの高さを正しく調整することが重要。後ろ向きの乳児用モードで使用する場合、子どもの肩と同じか、肩よりやや下の位置に、前向きの幼児用モードの際は、子どもの肩と同じか、肩よりやや上の高さになるように肩ハーネスの高さを調整します。面倒がらずに子どもの成長に合せて調整しましょう。最近は、ワンタッチで調整できるものもあります。
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- 乳児用モードで使用する場合、子どもの肩と同じか、肩よりやや下の位置に調節
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- 幼児用モードで使用する場合、子どもの肩と同じか、肩よりやや上の高さに調節
Q4 学童用シートを利用する時は、子どもを乗せた際に腰ベルトがお腹の上を通るように調節する。○か×か。
A4 ×
学童用シートは座席に置いて、シートごと子どもにシートベルトを着用させますが、シートベルトが首やお腹にかかると、万が一の時に首や内蔵を損傷する恐れがあり大変危険です。子どもを乗せた際に、肩ベルトが首にかからず、また、肩から外れることがないよう正しく肩ベルトを通し、肩の中心を通るように調節します。腰ベルトも腰ベルトガイドに通し、シートベルトがお腹に上がってこないように調節し、腰骨を通っているかを確認しましょう。
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- 左右の角上の突起の下部が腰ベルトガイド。シートベルトが子どもに正しく着用されているかチェック!
いかがでしたか? チャイルドシートを正しく装着し、子どもの安全を守りましょう。
(平野友紀子+ノオト)
[ガズー編集部]