いくつわかる? クルマの花粉対策に関する○×クイズ

今年もスギ花粉が飛散するシーズンがやってきました。花粉症患者だけでなく、運転する人にとっても花粉で真っ白になったフロントガラスは辛いもの。そこで、花粉対策に関する知識の○×クイズに挑戦してみましょう。それではさっそくどうぞ!

Q1 花粉がクルマについたらなるべく早く洗車をした方がいい。○か×か。
Q2 花粉が軽いシミになっていた場合、お湯をかけると落ちる。○か×か。
Q3 なかなか落ちない花粉のシミは、スチームクリーナーを使用すると良い。○か×か。
Q4 花粉が飛んでいる季節にエアコンを使用する際は「外気導入」にした方がいい。○か×か。

いくつわかりましたか? それでは、正解と解説を見ていきましょう。

Q1 花粉がクルマについたらなるべく早く洗車をした方がいい。○か×か。

A1 ○

​​クルマに花粉がついたままの状態にしておくと、花粉に含まれる「ペクチン」が原因で、塗装にシミのようなものが現れる場合があります。ペクチンが塗装にこびりつく前に洗えば、花粉も通常のホコリと同じように洗い流すことができます。フロントガラスやボディにうっすらと白や黄色の汚れが付着しているのを見つけたら、なるべく早く洗車をしましょう。

Q2 花粉による軽いシミは、お湯をかけると落ちる。○か×か。

A2 ○

普通に洗車しても落ちない場合、50度くらいのお湯に浸したクロスで拭きましょう。その際、お湯でクロスを濡らしたら、絞らないでそのまま拭き上げます。お湯が熱いので、厚手のゴム手袋をして、火傷に注意してください。汚れが落ちたら乾いたクロスで仕上げましょう。​​

Q3 なかなか落ちない花粉のシミは、スチームクリーナーを使用すると良い。○か×か。

A3 ×

​​花粉がついてから相当な時間が経つと、ペクチンが塗装に染み込み、完全なシミのようになります。こうなると通常の洗車や50度くらいのお湯で拭いても落ちない場合があります。そんな時は、70度以上の熱いお湯をかけ、火傷をしないようにクロスで拭き取りましょう。ゴシゴシこすったり、ヒートガンを使用したりすると塗装を痛める可能性があるので避けましょう。またスチームクリーナーを使用すると、高熱でアタッチメントに巻き付けたクロスの色や拭き跡が塗装面にうつってしまう場合があるのでやめましょう。

Q4 花粉が飛んでいる季節にエアコンを使用する際は「外気導入」にした方がいい。○か×か。

A4 ×

​​花粉症の人はなるべく車内の花粉に花粉を持ち込まないようにするのがポイント。エアコンには「外気導入」と「内気循環」があり、外気導入は車外の新鮮な空気を取り込むことができるのですが、花粉も入ってきます。花粉が飛んでいる季節は、できるだけ窓を開けずに車内の空気を循環させる内気循環にして、花粉の侵入を防ぎましょう。エアコンにフィルターが付いている場合は、内気循環にしたままではなく、ときおり外気導入にしましょう。

​​いかがでしたか? ボディに積もった花粉は見た目が悪いだけでなく、エアコン内部に入り込んでしまうと、花粉により機能が低下してしまうこともあります。こまめに洗車して、花粉を取り除いてあげましょう。

(平野友紀子+ノオト)

[ガズー編集部]

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