ドライブウェイ開業! 86S伊吹山初走りイベントレポート
4月17日(日)、86S(ハチロックス)が伊吹山ドライブウェイ(岐阜県~滋賀県境)での初走りのために大集合した。
86Sとは、トヨタマーケティングジャパン(TMJ)が立ち上げたオフ会の通称。トヨタ・86を中心としたスポーツカー文化の育成を応援しようとトヨタ自らプロデュースしているものだ。
そして現在、86Sは個人がその名称を使い、オフ会イベントを開催することができる(使用するにはコミュニティサイト「86 SOCIETY」へのメンバー登録が必要)。
殿堂入りの人気スポットにぞくぞく集結
今回は、そんな86オーナーさんたちが伊吹山ドライブウェイの開業に伴って山頂に集まった。伊吹山といえば現在の「86 SOCIETY」の峠セレクションにて殿堂入りとなるほど大人気のツーリングスポット。そして4月16日(土)から今年の開業をしたばかり。
- 2016年の開業スタートとなった伊吹山ドライブウェイ。雨天ながら麓は景色も見えたが……山頂は雲に隠れてまったく見えない
山頂までは全長17kmにおよぶ走りごたえのある道のり、そして山頂からの絶景は定評だ。これは盛り上がらないはずはない! という気持ちで朝から向かった伊吹山だが、あいにくの天候……。伊吹山付近にて雨はおさまったものの山頂に近づくにつれて、激しい濃霧でほとんど前が見えないほどだった。
- まず最初に山頂へと集まったのは岐阜組のみなさん
- 愛知組の方たちが到着したときは少し晴れ間を見せる瞬間もあったが、ほとんど写真のような濃霧
悪天候で先行き不安な山頂だったが、86Sが集まる頃には、伊吹山が彼らを迎え入れるかのように徐々に回復。当日参加した全車が揃う頃には素晴らしい晴れ模様へと変化したのだ。おかげで今回参加のオーナーさんたちの全員集合もバッチリ撮影できた(本レポートの一番最初の集合写真)。
伊吹山の山頂へは主に3ルート。それぞれから、岐阜組・愛知組・滋賀組が集結。それ以外にも西は京都や大阪、東は浜松などからも参加し、総勢100台ほどの86とBRZが並んだ。遠くは東京からの方や広島、鳥取などからの参加者もいて、まさに全国各地から集まったと言えるだろう。
- 天候が回復し、山頂に掲げてあった86Sのプレートと一緒に愛車撮影会も。メンバー同士の交流と写真の交換などを楽しんでいた
当日、岐阜組は岐阜県本巣市から池田温泉を経由するルート、愛知組は愛知県名古屋市から東名・名神を経由して伊吹山山頂へ。中でも滋賀組は滋賀県大津市をスタートし、琵琶湖沿いをツーリングしたのち京都や大阪の関西方面のメンバーと合流。その後、一気にドライブウェイを登頂してきた。滋賀組は、途中有名な洋菓子店にてバームクーヘンを1本丸々購入し、山頂で食べるという独自イベントを開催していた。
- バームクーヘンをみんなと分け合った滋賀組のみなさん。独自の持ち込み企画で、あちらこちらで交流会が始まっていた
様々な形で積極交流のオーナーさん
多くのオーナーさんが交流をしている中、参加したみなさんに話を聞いてみた。
今回初めての参加という20代の方たちは86Sの存在を知って、早速友達と申し込んだと言う。「積極的に交流ができる今回のようなイベントは、今後も参加したい」とも話してくれた。
東京から参加したオーナーさんは「関東でこれほどのイベントがあまりない」ということで、イベントを楽しみに片道500kmほどを走破してきたのだという。当然だが自宅に着く頃には1000km走破だそうだ。
他にも今日という日の交流の記念に、愛車のボンネットにみんなのサインを記入するスペースを作っているオーナーさんもいた。当日参加したオーナーさんは、こぞって彼の愛車へサイン。話を聞くと「昨年から始めました。現在は30名くらいの方にサインをもらっています」とのこと。
- ボディにサインという大胆な(?)交流方法を発見
また別の女性は、「せっかくこんなにも積極的に交流できるイベントがあるんだからと思って、サイン帳を作ったんです。今では本当に多くの方と交流してサインをもらい、数えられない程だけど、まだ多くの方と交流してサインを集めたい」とサイン帳を見せてくれた。その手帳には50名を超える名前が書かれていた。
- たくさんのサインが何ページも書いてあるサイン帳
女性オーナーが増えいている地域がある
全国様々な場所から集まったオーナーさん。その中でも女性の姿が目立つ。話によると、北陸エリアでは86女性オーナーが増えていると言う。北陸エリアから来たオーナーさんに話を聞くと、30台ほどでツーリングするのだが、そのうち20%くらいが女性オーナーということだ。
- 北陸を中心としてますます増えていく女性オーナーさんたちでパチリ
さらに昨秋には初の女子会を作ったところなのだという。中には「家族3人、私と夫、息子も全員86オーナーなんです!」と熱烈な86ファンのご家族も。
同伴していたワンちゃんも86という数字入りの洋服を着たり、チーム統一のマグネットを作って配布したり、どの参加者も本当に気さくで自らの愛車に限らずイベント自体に対しても愛を感じる方ばかりだった。
話を聞くことができた初参加の若いオーナーさんたちや、今後ますます増えそうな予感の北陸女性オーナーさんたち、もちろん今回来られなかったオーナーさんの大勢が86Sをさらに盛り上げ、オフ会のコンセプトでもあるスポーツカー文化の発展を盛り上げてくれることをますます感じられる伊吹山ドライブウェイのイベントとなった。
(石塚実貴+ノオト)
[ガズー編集部]
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