家族でクルマに親しめる♪ 鈴鹿サーキットホテル宿泊レポート

鈴鹿サーキットといえば、日本モータースポーツの中心的な場所のひとつですよね。F1日本グランプリが開催されたりスーパーGT始め様々なモータースポーツが開催されたりするなど、クルマ関連イベントが目白押しのスポットです。ここへレースを観戦に行くのが楽しみ、という方も少なくないかもしれません。

そんな鈴鹿サーキットは交通安全の啓蒙のほか「ゆうえんちモートピア」も併設。子どものころから乗り物(モビリティ)に親しみ、将来のユーザーやファンを育てる施設も充実。さらに子どもから大人まで、よりモビリティに親しめる「鈴鹿サーキットホテル」もあるのです。今回は先日宿泊した、こちらのホテルをご紹介します。

3つのコンセプトルームでみんなが楽しい♪

子どもが「鈴鹿サーキットに行く」というと、最初は「クルマ好きのお父さんについて行く」という感じかもしれません。しかし一度ここに宿泊したら、次からは子どもから「鈴鹿サーキットに行きたい!」と言い出すかもしれません。

この鈴鹿サーキットホテルの客室には、普通の客室とは別に3種類のコンセプトルームがあり、滞在自体がちょっとしたアトラクションを楽しむような感覚になれるのです。

随所にあしらわれたキャラクターのコチラ。エントランスの照明もコチラの横顔だ

ベビーも安心「ファミリールーム」

部屋に入るドアにはコチラファミリーがドライブする様子が飾られている

ファミリールームは、イメージマスコットのコチラファミリーが部屋の随所にあしらわれた明るい室内。子どもにも使いやすいサイズのテーブルには鈴鹿サーキットのコースが描かれていたり、人数分のかわいらしいマグカップが用意されていたり。壁に掛けられた絵には、よく見ると楽しい仲間たちが隠れています。また宿泊する際の注意書きも、すべてひらがなで書かれた子ども向けのものが用意。子どもをしっかり一人のゲストとして迎える姿勢が感じられますね。

テーブルに書かれた模様は鈴鹿サーキットのコースだ
ベッドにもコチラのデザイン
注意書きも「おともだち」に向けてかな文字で、かわいいものが用意されている

また、客室にあるコンセントの差し込み口にはキャップがしてあります。赤ちゃんが指を近づけたりしても安全なように配慮されており、ファミリーが安心して滞在できる場所になっているのです。

明るくカラフルな室内。まるで自宅の子ども部屋で遊んでいるかのような空間は、不思議と大人も和やかな気持ちになるものだ
ティーセットもコンセプトルームごとにコーディネートされている

かっこいいサーキットをイメージした「キッズルーム」

枕元はタイヤのデザインになっている

もう少し年齢層が上がってきた子どもと一緒なら、より普通のホテルの客室に近い作りながら、鈴鹿サーキットのモチーフを配したキッズルームがいいかもしれません。

ファミリールームで大きな絵が貼ってあった場所には、エキサイティングなレースの絵が貼ってあり、ベッドの枕元のデザインも、「SUZUKA CIRCUIT」とサイドウォールに書かれたタイヤのデザインになっています。また、大中小と3種類のクッションには1、2、3と数字が描かれていて、並べ替えると表彰台のようになります。室内での記念写真にも大活躍しそうですね。

部屋にかけられた、サーキットの様子が描かれた絵。この中にもよく見てみるとたくさんの発見があるもの
スパナの形をした抱き枕も用意されていた

モータースポーツの世界に包まれる「レーシングルームプレミアム」

他のコンセプトルームにはない大人の雰囲気

ぐっとシックなこちらのコンセプトルームは、大人の雰囲気。まるでピットの中にいるかのような印象で、照明も室内のカラーリングも落ち着いています。ベッド自体がフォーミュラマシンのように、メーターを模した時計やルームライトが配置され、モータースポーツの楽しみがそのまま室内全体に施されているようです。
前の2つのコンセプトルームとは全く異なる雰囲気を持つこちらの部屋には、大人のクルマ好き仲間と行くと楽しめそうですね。

枕元に埋め込まれた時計はクルマのメーター風
ツールボックスのキャビネット。クルマ好きの琴線に触れるツボが抑えられている
レカロチェアも鎮座

天然温泉の大浴場「クア・ガーデン」は滞在中、何度でも入浴可能

天然温泉クア・ガーデンは別棟になっている。滞在中はカード型ルームキーを見せると何度でも入浴可能だ

施設内には、単純温泉がこんこんと湧く大浴場クア・ガーデンも完備されています。長く入っていてもそれほど湯あたりするようなこともなく、疲労回復にはもってこいのお湯。サーキットホテルの各部屋にもお風呂は付いていますが、滞在期間中は何度でも入れるこの大浴場に是非入っておきたいものです。ちなみに各宿泊棟との間には連絡バスも走っているので別棟でも楽にアクセスできますよ。

残したらダメだよ! 楽しいビュッフェレストランでディナー

ビュッフェレストラン「そら・たべよ」の前にはこのような案内が

宿泊者向けの食事も充実しています。施設内には幾つもレストランがありますが、もし子ども連れで出かけるのなら、ナチュラルビュッフェ「そら・たべよ」がおすすめでしょう。地産地消も意識した食材を活かしたメニューから定番のメニューまで、大人から子どもまで一緒に食べられるメニューが充実したビュッフェスタイルのレストランです。好きなものを好きなだけ食べられるので、ファミリーにはぴったり。鈴鹿サーキットホテルは、モビリティに興味を持ってもらうようにするだけではなく、子どもに対する親心のような温かい配慮を感じるホテルなのです。

ビュッフェのメニューは60種類と豊富

また、この「そら・たべよ」で食事をした場合、子どもが料理を残さず食べたら「プッチコイン」と呼ばれるコインを1枚もらえます。このプッチコインは、2枚集めると遊園地内でお菓子と交換できます。食べきれる分だけ取る、取ったものは残さない。そんな大切なことに自ら楽しく取り組める、そんなホテルでした。

「出かける先」でありながら実は「家族のコミュニケーションを改めて深める」ことができる鈴鹿サーキットホテル。ホテルの方からは、「ご家族皆様で是非鈴鹿サーキットホテルにお越しください」とメッセージをいただきました。ぜひ、コミュニケーションを深めにお出かけしてみてはいかがでしょうか。

(中込健太郎+ノオト)

[ガズー編集部]

MORIZO on the Road