タイヤにも個性を! タイヤプリントしてみませんか?

クルマを愛する皆さんであれば、愛車に個性をプラスするためにアルミホイールを変えてみたり、ステッカーを貼ってみたり、エアロパーツを装着してみたりと、さまざまな手法で楽しまれていることと思います。そんな中、意外と見過ごされがちなのがタイヤではないでしょうか? そんなタイヤに新たな表情を与える「タイヤプリント」というサービスがあるという話を聞き、早速取材に行ってきました!

今回ご紹介するタイヤプリントサービスを実施しているのは、出張タイヤ交換でもおなじみの「タイヤフィッター」さん。タイヤプリントサービスを担当する山本哲平さんにお話しをお伺いしました。

タイヤプリントの手順

まずはタイヤにプリントするデザインの打ち合わせからスタート。既存のタイヤメーカーのロゴやブランド名、車名やメーカー名はもちろん、オリジナルロゴやイラストなども施工可能。どのような仕上がりにしたいなどは、綿密な打ち合わせの上決定するため、まずはお問い合わせくださいとのこと。

また、施工には1週間前後かかります。そのため、施工中は別のタイヤを準備する必要があるので要注意。なお、タイヤフィッターさんでは新品タイヤの取り扱いもあり、新品タイヤ交換時にセットでタイヤプリントも実施できるお得なセットサービスもあるそうです。

デザインが決まったら、いよいよ施工の準備に入ります。まずは入念なタイヤ洗浄から。汚れや油分が付着しているとしっかり塗料が乗らないだけでなく、きれいな色も出にくいそうで、作業の中でも特に時間をかけて行うそうです。

洗浄が終わったらいよいよプリント。こちらがそのプリントマシンです。仕組みをとっても大雑把に説明するとインクジェットプリンターのようなものだそうですが、専用の塗料を使用するなど当然タイヤ用に特化しています。

そしていよいよタイヤのセッティング。グルグルと回転させながら塗料を噴射させるため、キッチリ中心に置かないとズレが生じてしまいます。そのため、ミリ単位での調整をしながらの設置となります。

セッティングが完了したら、いよいよプリントスタート。タイヤを回転させながら外側から内側に向かって塗料を噴射します。肉眼ではわかりませんが、一度プライマー(下塗り剤)を噴射してから、ホワイトを噴射しているとのこと。この辺は通常の塗装と変わらない手順となっているのですね。

塗装が完了したら終わりというわけではなく、付着したミストなどをしっかり除去する作業も行います。こういった細かい作業が、完成時のクオリティをアップさせているんですね。

ということで、完成したタイヤプリントがこちら。この状態で24時間ほど乾燥させて完了となります。気になる耐久性は使用方法にもよりますが、およそ1年前後とのこと。再施工や除去もタイヤフィッターさんで実施しているとのことですので、定期的に変更するのも面白いかもしれません!

こちらはタイヤフィッターさん一押しのピレリパターン。カラーロゴはホワイトを塗った上に色を乗せるため、ズレがないように施工するのがキモなんだとか。

そしてこちらは迷彩柄のタイヤプリント。ロゴだけでなく、こういったプリントにも対応してくれるそう。最近はアニメキャラをプリントした「痛タイヤ」の依頼もあるんだとか。

なお、気になるお値段は、ロゴ1つあたり5000円~、ホワイトリボン1本あたり2000円~とのこと。色やデザイン、サイズによって価格が変わるので詳しくは直接お問い合わせください。世界にひとつだけのオリジナルタイヤ、やる価値はあると思いますよ!

今回、見本としてGAZOO Racingのロゴをプリントしてくれました! ほかにも社用車に会社名をプリントしたり、所属する草野球チームのロゴをプリントする人もいるんだとか。

※なお、タイヤフィッターさんは横浜都筑店と武蔵村山店がありますが、施工を行っているのは武蔵村山店になります(作業受付は横浜都筑店でも可能)。

(小鮒康一+ノオト)

[ガズー編集部]

MORIZO on the Road