梅雨入り宣言! 雨の日の運転に関する◯×クイズ

6月4日(土)には関西や東海、6月5日(日)には関東甲信地方で梅雨入り宣言が発表されました。そこで、雨の日の運転に関する知識の○×クイズに挑戦してみましょう。それではさっそくどうぞ!

Q1 雨の日は、晴れの日の約2倍事故が起きやすい。○か×か。
Q2 舗装路では、雨の降り始めが滑りやすい。○か×か。
Q3 雨の日は、夜間より昼間の方が事故が多い。○か×か。
Q4 雨が上がれば、いつも通り運転しても大丈夫だ。○か×か。

いくつわかりましたか? それでは、正解と解説を見ていきましょう。

Q1 雨の日は、晴れの日の約2倍事故が起きやすい。○か×か。

A1 ×

晴天と雨天(雨及び雪)別での1時間当たり交通事故件数を算出すると、晴天時は1.0件/時間に対し、雨天時では3.9件/時間。雨天時の方が晴天時の約4倍もの割合で交通事故が起きています(「首都高ドライバーズサイト」より)。雨の日の運転は、視界が悪いだけではなく、路面が滑りやすくなっています。晴天時よりも慎重に運転しましょう。

Q2 舗装路では、雨の降り始めが滑りやすい。○か×か。

A2 ○

雨天時の事故でもっとも多い形態はスリップ事故。雨が降ると路面が濡れて、予想以上にスリップしやすくなっています。特に舗装路では、雨が降ると表面の汚れやホコリが浮き上がって路面にオイルをまいたような状態になり、滑りやすくなるので注意が必要です。雨が本格的に降っていないからといって油断しない、雨が降り始めたらすぐにスピードを落とすなど、十分警戒するようにしましょう。

Q3 雨の日は、夜間より昼間の方が事故が多い。○か×か。

A3 ×

ただでさえ視界が悪い雨の日。夜間は暗くなるため視界がさらに悪くなることから、昼間よりも事故の発生確率が高まります。とくに気をつけたいのは、グレア(蒸発)現象。雨が降ると、路面が雨に濡れてライトの光が乱反射し、道路のセンターラインや停止線、横断歩道といった道路標示が見えなくなることがあります。ドライバーは道路表示を確認することに気をとられ、道路を横断しようとする歩行者や路肩にいる歩行者の発見が遅れてしまいます。一方、歩行者も傘をさしていたり、水たまりを気にして下を向いて歩いていたりしていてクルマに気が付かないことも。雨の日の夜間は十分に速度を落として歩行者の動きに注意をはらいましょう。

Q4 雨が上がれば、いつも通り運転しても大丈夫だ。○か×か。

A4 ×

交通量が多い幹線道路や大型トラックなどが頻繁に通る道路など、「わだち」があるところは水はけが悪くなり、雨がやんだ後も水がたまっていることがあります。部分的な水たまりでもハイドロプレーニング現象が発生し、ハンドル操作やブレーキングがまったく効かない状態になり非常に危険です。わだちを避けて走行する、水たまりを見つけたら速度を落とすなど、雨があがっても油断しないようにしましょう。

雨天時はいつもより車間距離を広くする、速度を出しすぎない、周囲に注意をはらうなど、いつも以上に慎重を期して運転しましょう。

(平野友紀子+ノオト)

[ガズー編集部]