梅雨~夏の時期に気をつけたい! 車体の紫外線対策とは?

日差しで肌が日焼けするように、クルマも日光に当たり続けていると、紫外線でボディが変色し、色あせてしまいます。特に梅雨の時期は、クルマに残った雨の水滴に紫外線が当たることで、より塗装が剥がれやすくなってしまうのだとか……。しかも紫外線による変色は、水垢取り剤では復元できないんです。クルマは機能性だけでなく、見た目のカッコよさも大切ですよね。

日差しが強くなるこれからの季節、しっかり対策をしておかないと、コーティングや場合によっては再塗装を業者に依頼しなくてはなりません。余計な出費を控えるためにも、どのような対策をとればいいのでしょうか?

屋内式の車庫がベスト、こまめな手入れが劣化を遅らせる!

一番効果的な対策は、紫外線が直接当たらない屋内式の車庫に駐車させることです。もしご自宅の駐車場が屋内式でないのならば、カーポートをつけてみるのも一つの手です。ただし、紫外線を避けるからといって、木陰などに停めるのは控えましょう。樹液が垂れてくるおそれがあるからです。

そうはいっても、月極駐車場やマンションやアパート住まいで屋内式の車庫やカーポートを取り付けることが不可能なことも。その場合は、クルマカバーを使ってみるのもいいでしょう。しかし、毎日乗る方にとっては面倒な手間になります。風などでカバーが擦れてボディに傷がついたり、ずっとつけたままにすると、塗装や車内が蒸れたりするので注意が必要です。

屋根がなくても、週1回程度こまめに手洗い洗車をし(しっかり水滴をふき取ること!)、UVカット機能のあるワックスを塗るといった手入れをしていれば、塗装の劣化の進行を遅らせられます。少し手間かもしれませんが、梅雨から夏にかけての時期は念入りに手入れをしておくのがベターです。

ちなみに、ボディが変色するといった症状が目立ちやすいのは、赤や黒色のクルマといわれています。「うっかり日焼けさせてしまった」なんてことがないように、愛車を長く乗るためにも、夏は紫外線対策を意識してみてください。

(名久井梨香+ノオト)

[ガズー編集部]