8月イベントも開催! 首都高で働くクルマ大集合

写真のぐるぐる巻きのホースがついたクルマは、首都高速道路(首都高)で働く「汚泥排水車」。高速道路の排水管や側溝等に堆積したごみや砂が詰まらないよう、強力なバキューム吸引装置で汚泥を吸引するクルマなんです。このように首都高では、ドライバーが日々安心して道路を利用できるよう、点検・補修や整備などに特化したさまざまなクルマが活躍しています。そこで今回は、首都高で働くクルマを紹介します。

後方の掲示板で注意を促す「標識車」

運転中に見かけたことがある人も多い標識車

高速道路を工事や事故処理のため規制する際に、後方の掲示板で走行中の車両に注意を促すクルマ。電光掲示板部分には「落下物回収中」「雪氷対策実施中」などの文字が表示されます。

6,000リットルの水を積載できる「散水車」

散水車

高速道路上での清掃時に土ぼこりが立たないよう散水作業を行うクルマ。タンク内には6,000リットルの水を積載できます。後ろからだけでなく、前からも勢いよく水をまくことができます。

キリン約4頭分の高さまで上がる「高所作業車(スーパーデッキ)」

高所作業車(スーパーデッキ)

高速道路の高架など、高いところを点検・補修するための専用車両。アームの部分は最大20mまで伸びます。街路からアームを上げ、橋脚や桁などに接近して点検や補修を行います。

高圧の水を噴射して掃除をする「高圧洗浄車」

高圧洗浄車

高速道路の排水管等の堆積物を除去するため、高圧の水を噴射することにより管路内等の清掃を行うクルマ。

冬に大活躍!「塩水散布車」

塩水散布車

冬に気温が下がって、路面上の水分が凍結して道路が凍ってしまわないように、凍結防止剤(塩水)を撒くクルマ。路面状況や、気象観測点の温度等を確認し、出動を判断します。

標識装置やカラーコーンを運ぶ「機材車」

機材車

高速道路の維持管理作業を行う際に、車線規制を行うための標識装置やカラーコーン(プラスチック製の円錐型の保安器具)など、さまざまな資機材を搭載するクルマ。

ゴミを吸引! 左ハンドルの「路面清掃車(ロードスイーパー)」

路面清掃車(ロードスイーパー)

ブラシを回転させて路面や路肩のごみをかき集め、吸引装置で吸い込むクルマ。ごみは荷台後方の箱に回収されます。左側の路肩が見えやすいよう、左ハンドルになっています。

2つのブラシを回転させて掃除する「ウニモグ(多目的作業車)」

ウニモグ(多目的作業車)

時速2~3kmで走行し、2つのブラシを回転させてトンネル内の壁面やガードレールの清掃を行うクルマ。作業時は、後方から散水車が水を供給します。

8月18日(木)働くクルマに会えるイベント開催!

首都高では、小学生とその家族を対象に、年に一度「首都高講座 働く車大集合」を開催しています。このイベントでは、働くクルマが会場に勢揃いし、それぞれパフォーマンスを披露したり、乗車体験を実施したりする予定です。今年は8月18日(木)に開催決定! 首都高で働くクルマに出会える貴重なチャンスなので、ぜひこの機会に応募してみてはいかがでしょうか?

「首都高講座 働く車大集合」応募ページ

(平野友紀子+ノオト)

[ガズー編集部]