ニュル24時間レース観戦記 マシン紹介編

5月21日~22日に行われた、2016年のニュルブルクリンク24時間レース。私は初めて現地で観戦し、ニュル24時間の魅力にすっかりはまってしまいました。

これまで2回にわたり(第1回:日本からの行き方&入場編第2回:北コース紹介編 )レポートしてきましたが、今回はレースに参加しているマシンを紹介したいと思います。

スーパーカーからコンパクトカーまで、バラエティ豊かな参加車

ニュル24時間にエントリーしたマシンは総勢150台以上。日本のレースと同じくクルマの種類によって細かくクラス分けされています。

Mercedes-AMG GT3

今年からスーパーGT(GT300クラス)でも見かけるようになったメルセデスAMGのGT3。FIA-GT3規定は世界的規模で盛り上がりを見せるカテゴリーで、ニュルではメルセデスAMGが総合1位から4位(SP9クラス)まで独占しました

Porsche 911(991)

おなじみスーパーカーの雄、ポルシェ・911。ポルシェは写真の991以外にも997(旧型)やケイマンが走っていました

Audi R8 LMS

メルセデスAMGと同じくスーパーGTでも見かけるアウディのスーパーカー、R8。香港からのエントリーと推察されます

Bentley Continental GT3

超高級車として知られるベントレーのGT3。日本のサーキットでは見かけることのない(筆者調べ)レアなマシンです

左からOpel Astra、BMW E90、Ford Fiesta ST

ニュルではスポーツカー以外にも、さまざまなタイプのクルマが走っています。一番左は日本では販売していないオペル。日本では販売していないクルマが見られるのもニュルの魅力です

左からMercedes-Benz C230、BMW M235i Racing

おなじみドイツの高級車2大ブランド。左のベンツは日本でもよく見かけるCクラスですが、サーキットを走っている姿を見かけることはなかなかありません

Renault Clio RS Cup

コンパクトカーもたくさん走っていて、上位クラスとのスピード差はすごいの一言

国産車もたくさん走っています

LEXUS RC F

レーシングチームのトムスとジョイントして参戦したTOYOTA GAZOO RacingのレクサスRC F。総合24位、クラス1位(SP-PROクラス)の結果を残しました。TOYOTA GAZOO RacingからはレクサスRCも参戦

TOYOTA C-HR Racing

今年の秋に発売が予定されているC-HRのレーシングバージョン。TOYOTA GAZOO Racingが開発テストを兼ねて参戦し、クラス3位(SP2Tクラス)

TOYOTA GT86

GT86(トヨタ86の輸出名)の姿も。2014年まではTOYOTA GAZOO Racingが86で参戦していたので、ご存じの方も多いと思います。プライベートチームから出走

SUBARU WRX STI

スバルファンにはあまりにも有名なWRX STI。序盤の悪天候によるアクシデントを切り抜け総合20位、クラス優勝(SP3Tクラス)を果たしました

Nissan GT-R GT3

国産唯一のGT3マシン。欧州スーパーカー勢とバトルを繰り広げ、総合11位(SP9クラス)

番外編。こんな個性的なクルマも走っていました

Audi A4 Avant RS6

セーフティカーとして活躍していたアウディA4 Avant RS6。本国・ドイツで見るアウディは日本で見る時と比べ4割増しのカッコ良さ!?

BMW 635CSI

ニュル24時間の本戦でありませんが、レースウィークの金曜日には3時間のクラシックレースが行われました。写真のBMWはそのレースに参戦していたマシン。古くからのファンにはたまりません

PORSCHE 935K1

こちらもクラシックレースに参戦していたマシン。往年のポルシェワークスレーシングカーを彷彿させるカラーリングです

TOYOTA COROLLA GT COUPE

クラシックレースで左ハンドルのAE86を発見。慌ててシャッターをきりました。世界中で愛されている証拠

いかがでしたか? ニュル24時間が最新鋭のスーパーカーだけのレースではないことがお分かりいただけたと思います。ヨーロッパの自動車文化の奥深さを、わずかな時間で感じることができるのがニュル24時間の醍醐味です。

次回はサーキット内の出展ブースの様子をご紹介します。

(ゴリ奥野+ノオト)

[ガズー編集部]