8月11日は「山の日」。クルマと山にまつわるエピソード

今日8月11日(木)は、初めて迎える国民の祝日「山の日」。山の恵みに感謝し、豊かな自然を次の世代へ引き継ぐ機運を高めようというもので、2014年に法律が成立し、2016年から祝日となりました。山はドライブの定番ルート。そこで今回は、クルマと山にまつわるエピソードを聞いてみました!

「免許を取り立てのころ、運転の練習を兼ねて父を乗せて軽井沢へドライブに行きました。父は私をビシバシ鍛えようと思ったのか、あえて碓氷峠(うすいとうげ)旧道を選択。初めての峠道に緊張し、カーブごとに立てられているカーブ番号の標識や周囲の景色を楽しむ余裕は、もちろんありません。まさに手に汗握りながら、なんとか184のカーブを乗り切ることができました。今でも峠道を運転すると、父との碓氷峠のドライブを思い出します」(33歳女性)

山道ドライブと言えば、カーブが連続するワインディングロードですよね。とはいえ、免許取り立ての娘に運転させるとは、お父さん、攻めすぎです(笑)!

「小さいころ、土日休みの仕事ではなかった父親。普段は一緒に遊びに出かけることは少なかったけれど、夏休みは特別。毎年、家族でクルマに乗って、山へ連れて行ってくれました。その中でも印象に残っているのは、那須サファリパーク(栃木県)に行ったときのこと。自分たちのクルマで周遊しながら動物たちにエサやりをしたとき、キリンがよだれをたらしながら窓から顔を突っ込んできてビックリ! あの瞬間からキリンを可愛いとは思えなくなりました(笑)」(37歳男性)

サファリパークは、かわいい動物たちにエサをあげてふれあえると思いきや、意外と獰猛(どうもう)なんですね。

「学生時代、当時付き合っていた彼女と初めて旅行に出かけたときのこと。テンションがあがる音楽をかけて山道をドライブしていたら、豪雨に遭遇。大雨で前が見えない中、速度を落とし、なんとか宿にたどり着きました。助手席の彼女も一緒に周囲を確認してくれたり、ゆっくりで良いと言ってくれたりしたのが嬉しかったです」(38歳男性)

やさしい彼女で良かったですね! 山の天気は変わりやすく、晴れていても突然大雨になったり霧が発生したりすることも。視界が悪くなったときは、ライトを点け、速度を落として運転しましょう。

「新潟県の奥只見湖(おくただみこ) に行く際、シルバーラインを使わずに細い山道を運転していくと枝折(しおり)峠があります。運が良ければ、雲海や山の稜線をこえて風下側に流れた雲が、山にそって滝のように落下しながら消えていく滝雲を見ることができると聞いて、撮影をしに訪れました。夜明け前に到着し、クルマの中で待つこと1時間。幻想的な世界に出会うことができました。秋は見られる確率が上がるそうなので、ぜひ訪れてみてください」(74歳男性)

山が繰り出す幻想的な風景。ぜひ見てみたいです!

いかがでしたか? 山の日をきっかけに、登山や山道ドライブなど、楽しい休日を過ごしてくださいね。

(平野友紀子+ノオト)

[ガズー編集部]