ニュル24時間レース観戦記 出展ブース編

シリーズでご紹介している2016年のニュルブルクリンク24時間レース。今回は賑わいを見せていた各自動車メーカーの出展ブースの様子を紹介したいと思います。

出展エリアは大きくわけて二つ。ホームストレート沿いにあるスタンド側ビルの中と、ホームストレートの内側にあるパドックエリアです。前者はチケットフリーでの入場が可能ですが、後者はチケットがないと入れません。

スタンド側ビル

スタンド側ビルの入り口。建物の中に入り、左側の方に歩いていくと自動車メーカーの出展ブースがあります。正面から右手にはファーストフードやグッズショップがあります

TOYOTA

今年節目となる10年目のニュル挑戦をむかえたTOYOTA。実際にレースを走ったC-HRのプロトタイプや、86を展示していました。バックパネルには10年間の挑戦の軌跡がクルマと共に紹介されています
撮影当時はまだ日本で発表されていなかった後期型の86(輸出名GT86)が展示されていました。実際に座ることができるのは日本のレースやイベントと同じです

LEXUS

レクサスはRCやRXなどを展示。「F」のロゴがムードを盛り上げます

NISSAN

日産は2017年モデルのGT-Rを展示。ニュル育ちのクルマとして日本でもおなじみの存在です

パドックエリア

パドックエリアの様子。パドックの大半はチームのトランスポーターやチームテント(出展ブースではない)ですが、ピットから離れたスペースに出展ブースはあります。また若干ですがパーツメーカーのブースもありました

MERCEDES-BENZ/AMG

ドイツの雄、メルセデスはパドックにステージ付きの巨大なブースを出展。最新のスポーツカー、AMG GTやF1マシンの展示の他、フードやドリンクの販売も行っていました。日本で感じる敷居の高さは全く感じませんでした

AUDI

小スペースながらパドックにブースを出展していたアウディ。写真の通り、アウディ・R8を展示し、スポーツ性をアピールしていました
R8の隣にはレースを見ながらダラダラ(失礼)と横になれるショールームがあります。勇気を出して横になってみましたが非常に快適。日本ではなかなか見ることのできないスペースですよね

BENTLEY/BUGATTI

ブガッティの出展ブースでは、ブガッティ・ビジョンGTが展示されていました。レースゲーム「グランツーリスモ6」のためにデザインされたスーパースポーツカーで、多くの人が足をとめて見入っていました
ビジョンGTの隣にはベントレー・ベンテイガが。強烈なオーラを感じさせる2台の前で、夢中でシャッターをきってしまいました

意外だったのがポルシェやフォルクスワーゲンのブースが見当たらなかったこと(BMWは時間の都合で行けませんでした)。特に多くのポルシェが走るニュル24時間の舞台で、ポルシェを見ることができなかったのは少し寂しい気がします。また、イタリアやフランスのメーカーもなく、ドイツと日本のメーカーがほとんどを占めていたのが印象的でした。

次回はいよいよ最終回。ニュルのコース内外で見つけたトピックスをお届けしたいと思います。

(ゴリ奥野+ノオト)

[ガズー編集部]