新旧の名車が勢ぞろい! 「オートモビルカウンシル」レポート
クラシックカーを扱うヘリテイジなイベントや、新型車が一同に会すモーターショーのようなイベントは数あれど、新型車とクラシックカーが同じ会場に並ぶイベントは意外と存在しませんでした。今回、初めて開催された「オートモビルカウンシル」は、そんな新型車とクラシックカーが同時に並ぶありそうでなかったイベントです。参加メーカーも新型車の発表とともにそのモデルの祖となる車両を展示するなど、温故知新を体現するものとなっていました。
国内初披露のアバルト・124スパイダー
すでに日本導入がアナウンスされていたアバルト・124スパイダーがついに日本初公開。マツダ・ロードスターベースながら、エンジンは170馬力を発生する自社の1.4リッターターボエンジンを搭載するなど、キャラクターの差別化が図られています。
ちなみに124スパイダーという車名は1960年代に存在していた小型オープンカーに使われていたもの。会場には初代124スパイダーも同時に展示されていました。
カローラは今年で50周年!
トヨタブースでは今年50周年を迎えるカローラの歴代モデルを展示。下の現行モデルは50周年記念の限定車で、初代モデルを意識した赤いシートなどが特別装備されています。
スーパーカーも国内初披露!
マクラーレンが贈るスポーツシリーズ第3弾として登場したのが、この570GT。日常の使いやすさや長距離移動の際の快適性にフォーカスを当てたモデルとのことで、3.8リッターV6エンジンは車名の通り570馬力を発生し、お値段はなんと2752.7万円!
展示即売会も同時開催!
オートモビルカウンシルでは多くの専門店も参加しており、多くの車両にプライスタグがつけられているのもこのイベントの特徴です。こちらの1976年式ポルシェ・930ターボは新車並みにフルレストアが施され、2630万円のプライスが掲げられていました。
もちろん、すべてのクルマが何千万円というわけではなく、200万円以下で楽しめるネオクラシックカーも展示されています。こちらの1989年式フォルクスワーゲン・ゴルフGTIもそんな1台。27年が経過しているとは思えない美しいボディは注目度も高く、イベント初日に売約済となっていました。
従来のイベントとは違い、音響の使用をセーブした会場にはゆったりとした時間が流れ、じっくりクルマを見ることができた同イベント。早くも第2回の開催が予定されているようですので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか?
(小鮒康一+ノオト)
[ガズー編集部]
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