JAFロードサービスと保険ロードサービスの違いとは?

万が一のトラブルのときに心強いのがロードサービス。そのロードサービスといえば「JAF(日本自動車連盟)」が知られるところですが、最近は任意保険に付随するロードサービスも増えています。では、JAFと保険のロードサービスは何が違うのでしょうか? 今回はJAF広報部の秋本安香さんにお話をお伺いしました。

JAFならでは。5つの特徴とは?

1. 保険は「クルマ」にかかるもの、JAFは「人」にかかるもの
「JAFのロードサービスは「人」にかかるのが最大の特徴です。例えば、友人のクルマ、会社のクルマ、レンタカーでもサービスを受けることができ、運転していなくても同乗していれば利用可能です」(秋本さん、以下同)
※旅客として乗車している場合は除きます。
※法人会員は車両を限定いたします。(その車両であれば運転者がどなたであっても会員扱いとなります。)

2. 万全で質の高いロードサービス

「自動車保険付帯のロードサービスは整備工場など業者に委託されていることが多いのですが、JAFは技術・接客・安全対策などの研修を積んだロードサービス隊員・指定工場が全国どこでも24時間体制でサービスを提供しています。サービス品質は、約50年にもおよぶ事業実績で培われたノウハウの結晶です」

3. 幅広いロードサービス内容

「JAFは事故・故障以外でも、保険ではカバーしきれないことの多い『パンクの応急修理』、『雪道でのスタック』、『タイヤチェーンの脱着』、『側溝への車輪の落ち込み』なども対応が可能です」

4. JAFのロードサービスは利用回数の制限なし
「保険付帯のロードサービスは通常、年間利用回数に制限がある場合がありますが、JAFのロードサービスは会員なら何度使っても原則無料です」
※作業内容によっては有料となる場合があります。

5. 全国約37,000の優待施設が利用可能
「JAF会員証提示やクーポン利用でガソリンスタンド、飲食店、ショッピングなど様々なジャンルの優待施設がお得に利用できます」

JAF会員優待情報

自動車保険に加入されている方もJAF+保険で更に安心

「保険に入っているから、JAFは不要」と考えている方にも、JAFと保険の両方に入っていることで充実したサービスを受けることができるとのこと。提携している損害保険会社では、JAF会員向けに保険の優遇サービスを提供しているそうですよ。
※提携先11社(2016年3月現在)

自動車損害保険加入者への優遇サービス

同じようなサービスかと思いきや、意外と違いがあることにビックリですね。保険と同じくJAFへの加入もトラブルが起きてしまってからでは間に合いませんから、しっかり違いを理解して加入先を判断しましょう!

(小鮒康一+ノオト)

[ガズー編集部]

取材協力・写真提供