約650台のクルマが集結! 北米野郎Vol.6レポート

北米で販売実績がある車種なら新旧、ピカピカボロボロ、ノーマルカスタムを問わずにエントリーOKという「北米野郎」というイベントが、2年ぶりに復活! 今回は会場を栃木県にあるツインリンクもてぎの駐車場へ移して、10月9日(日)に開催されました。会場が大きくなったこともあり、参加した台数はおよそ650台! 全て主催者側の選考をくぐり抜けた車種だけに見どころ満載のイベントとなりました。今回は、その会場から個人的に気になったクルマをピックアップしてお届けします!

こちらは初代トヨタ・エスティマの北米版、プレビア。左側にスライドドアが備わらないので、一目で違いが判りますね。ちょうどバブル期に登場した車種ということもあり、新車時に並行輸入された個体もあったのですが、日本流のカスタムが施されたものが多く、フルノーマルの状態はかなり貴重です。

日本でもコンパクトスポーツとして人気を集めた2代目ホンダ・CR-X。北米ではハイフンなしの「CRX」として販売されていますが、どちらの国でも若者に人気があった車種のため、これほどクリーンな車両はとても貴重となっています。

日本でもおなじみのトヨタ・カローラも8代目から海外仕様は大きく見た目が変わるようになりました。これはその8代目で、前後のデザインが大きく日本仕様と異なっています。ただ、この代はベースとなる車体は共通だったため、ドアの形状などに共通項を見つけることができますね。

日本では日産・ラティオとして販売されているこちらの車種ですが、北米市場ではヴァーサという名前で販売されています。それほど目立つ車種でないことから注目度は高くない同車だけに、左ハンドルの本物が日本に輸入されていたという事実に度肝を抜かれてしまいました。

鮮やかなイエローが印象的なこちらはシボレー・トラッカー。実はスズキ・エスクードがベースなのですが、フロントマスクが変更されていて日本車臭が巧みに消されています。なお、初代エスクードも同じくトラッカーとしても北米で販売されており、どちらも一定の人気を集めていた車種でした。

日本では無骨なイメージのある日産・テラノも、北米で展開する日産の高級ブランド、インフィニティで販売されたQX4となるとグッと落ち着いた雰囲気に。というのも、北米市場ではすでにテラノがパスファインダーという名前で販売されていたため、差別化を図る意味でさらに高級な仕立てになっているのです。

会場には国産車だけでなく、BMWをベースに北米仕様を作った参加者も。こちらは現行モデルの3シリーズですが、つるんとしたフロントバンパーのため大きくイメージが変わっています。というのも、北米では州によってフロントにナンバープレートをつけなくてもOKなところがあるため。もちろん日本ではそうはいかないので、イベント以外では見えないところからステーを出して創意工夫をしながらフロントナンバーを掲示しています!

日本仕様との差異など、突き詰めていくと奥が深い北米仕様。人と違うカスタマイズを楽しみたかったら、試してみるのもアリかもしれません!

(小鮒康一+ノオト)

[ガズー編集部]

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