限定5000台のレア車も登場! 第5回Fun2meeting
2016年11月5日(土)、イエローハット新山下店の屋上駐車場に集まったクルマ好きたち。エンスー新聞 Presents 第5回 Fun2meeting in イエローハット新山下の参加者たちだ。
今回はスイフトファンのミーティングと共催したため、半数ほどをスイフトが占めていたが、Fun2meeting自体は本来、オールジャンルのカーミーティングだ。どこでも見かけるようなクルマから激レア車まで、「クルマ好きなら誰でもどんな車種でも参加OK!」という気楽な集まり。参加車両についてMCの中込健太郎氏、小鮒康一氏が1台ずつ紹介するという以外に、型にハマったイベントではない。クルマ好き同士が自由に語り合うことができる、いい意味で“ゆるいミーティング”となっている。
中には普段目にしないような名車、希少車も
参加車両が限定されていないので同じ話題で盛り上がれないのでは? と思うのは杞憂というほかない。ジャンルが限定されていないがゆえに、思いもよらぬクルマや人との出会いがある。筆者の独断で、いくつか紹介していきたい。
まずは、アラフォーキラーと言ってもいいこの1台。トヨタ・Z20型ソアラだ。ハイソカーが持てはやされた時代、この姿に憧れたものだ。テールレンズに刻まれる「GT TWIN turbo L」のグレード名も輝かしい。今となっては状態のいい中古車を探すのも難しくなっているネオクラシックカーだ。
こちらはソアラに比べるとぐっと新しい、日産・B14型サニー。乗る人を選ばない大衆車のノーズブラをブラックアウトさせたグリルで、アメリカンな雰囲気に変身させている。大掛かりなカスタムではないが、バランスの良さを感じた1台だ。
そしてこちらは、一見しただけで車名もわからないという読者がいそうなクルマ。フロントマスクからピンときた読者はかなりの年配か旧車好きに違いない。正解は、トヨタ・3代目クラウンのピックアップトラック。こちらはそのままでも日本車離れした雰囲気を振りまいていた。
マニアックなクルマばかりではなく、クルマ好き同士が気軽に楽しめる場に
会場で目立っていたクルマをピックアップして紹介したが、オールジャンルのミーティングなので、こんなに尖ったクルマばかりが集まっていたわけではない。ミーティングをやっていると知らずにイエローハットに来店し、ふらっと入場した人もいたくらいだ。
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- クルマ好き同士であーでもないこーでもないと話し合う楽しさがミーティングの醍醐味
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- スイフトミーティングでは持ち寄った賞品を賭けたじゃんけん大会も開かれた
アキバカートやPICCOLO CARS、MOMOのブースも出展
イベント会場には、ライフスタイルからその人に合ったクルマを提案する一風変わった自動車販売店「PICCOLO CARS」やアキバカートヨコハマも出店していた。もちろんそれぞれに車両を持ち込んできており、アキバカートは会場内で試乗も可能。ゲームで有名なあのキャラクターの衣装も用意されており、なりきり試乗を楽しむ人の姿も見られた。
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- PICCOLO CARSが持ち込んだのはフィアット・チンクェチェント アバルト
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- アキバカートヨコハマは公道走行可能なカートを2台持ち込み、希望者には体験試乗も
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- MOMOのブースは受賞車発表のメインステージとしても使われた
今回の受賞車は2台! さらにスポンサーからMOMO賞も授与
ミーティングの最後には、主催者が選ぶ本日の1台が発表される。今回はスイフトミーティングとの共催とあって、Fun2賞とスイフト賞の2台が選ばれた。受賞車のオーナーには、イラストレーター遠藤イヅル氏が描く愛車のイラストがプレゼントされる。またスポンサーであるMOMOからも、MOMO賞が選ばれMOMO製品が贈呈された。
MOMO賞に選ばれたのは、こちらの初代フィアット・パンダ。年式を感じさせないグッドコンディションを維持していることが評価されての受賞となった。
スイフト賞を受賞したのは、愛知県稲沢市からこのミーティングのためにやってきたという青山さんのスズキ・スイフトRS。スイフトスポーツではなく、あえてRSをベースにカスタムしているのがこだわりのひとつだという。もっともお気に入りのポイントは、写真ではお見せできないほど微細なグラデーションを施したボンネットダクト。
スイフトスポーツのイメージカラーであるイエローのクルマが多く並ぶ中、異彩を放つレッド&ブラックのボディ。内装も同じくレッド&ブラックにまとめられ、統一感を醸し出す。追加メーターやディープコーンステアリングなどレーシーな装いの中に、何段も積み上げられた長いシフトノブが遊びゴコロを感じさせる。
そして栄えあるFun2賞を受賞したのは、趣味のクルマいじりのためにイエローハットに来て、偶然ミーティングに出くわしたという神奈川県横浜市の矢作さんの日産・フェアレディ300ZX。一見するとありがちなセミカスタムのZ31に見えるが、実は日産50周年を記念して5000台限定で生産され、北米市場のみで販売された希少モデル。フロントはブリスターフェンダー、リアにはオーバーフェンダーが装着され、日本仕様より幅の広いデザインになっている。当然ながら、運転席は左側だ。
フロントフェンダーに装着された日産50周年のオーナメントと同じ刺繍を施されたシートカバー。中に収まるのは、ボディソニックサウンドシステムを内蔵するシートだ。純正オーディオは故障してしまったそうで、後付けのオーディオにボディソニックサウンドシステムの配線をつないで使っているという。リアには大径のサブウーハーもあり、オーディオ環境は申し分ない。車内が多少雑然としていたが、それはオーディオはじめハイマウントストップランプなど、ほとんどのカスタムをDIYでこなしているためだ。気が済むまで装備を揃えたら、最後に配線やスイッチ類を整理して見た目も整える予定だそうだ。
名車も希少車も大衆車も、愛を注いで乗っているクルマならなんでもOK! なFun2meeting。次回は2017年2月26日(日)に同じくイエローハット新山下店で開催予定。クルマが好きで、クルマの話で盛り上がりたい君も、次回は愛車で参加してみてはどうだろうか。
(重森大+ノオト)
[ガズー編集部]
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