クルマ+イタリア文化に触れる1日! あいちトリコローレ2016

愛知県大府市の「あいち健康の森」を舞台に、「あいちトリコローレ2016 in あいち健康の森」が2016年11月13日(日)に開催されました。「トリコローレ」とは、イタリア語で三色旗(緑、白、赤)の意味です。
あいちトリコローレでは単なるクルマのイベントではなく、優れたファッションやデザインを生み、常に世界から注目を集めるイタリアの素晴らしい歴史・文化・芸術に関しても触れることが出来るイベントを目指しています。今年も数多くの美しいイタリア車が集まり、イベント参加者・見学者のみならず、会場となったあいち健康の森を訪れた来場者の目も楽しませてくれました。

親しみある可愛らしいスタイルが人気のフィアット・500と、その高性能版アバルト・500系は、その人気を反映するかのように参加台数もとても多いです。欧州車、イタリア車の普及の立役者!

当日は気持ちのよい快晴に恵まれ、柔らかい秋の陽射しが暖かく11月の半ばとは思えないほどに過ごしやすい日に。イタリア車を中心に集まったカラフルなクルマたちと、欧州を思わせる並木および広場を持つイベント会場は、まるで日本ではないような景色でした。
クルマでのアクセスも良く、参加車のイベント会場への入退場のスムーズで、参加者(場内展示)以外のイベント見学に訪れた方々の駐車場が直近にあり、会場の規模も広すぎず狭すぎず適切なことも、あいち健康の森で開催されるイベントの良さです。

すてきな場所で美しいデザインのイタリア車に囲まれるのはオーナーならずともワクワクします。趣味の合うオーナー同士の会話が弾むのもうれしいところ。また、トークショー、イタリア食材の販売、グッズの販売、来場のキッズ向けにぼく遠藤イヅルが下絵を描いた「ぬりえ」コーナー、家族で楽しめるオープンエアライブ、そしてあいちトリコローレ恒例の「園内パレード」など、来場者が一日中楽しめるプログラムがたくさん用意されており、ゆったりとした時間を自由に過ごすことが出来ました。

ナンバープレートに注目! イタリア車なのに「わ」ナンバー! 名古屋市西区の「スパイスレンタカー」が持ち込んだこの3台はなんとレンタカーです。それぞれ程度も抜群。レンタル価格も安く、安心して手軽に気軽にイタリア車を楽しめます
クラシックカー専門のイベントではないので、新旧様々な車種が集まるのもこのイベントの魅力。しかも気負いせず、日常に普段使いしているその雰囲気もすてきです
全日本ラリーを戦うアバルト・500のR3Tラリーカー(ホンモノ!)も登場。会場ではドライバーの眞貝選手のトークショーとゲストの元自動車雑誌編集長・嶋田智之氏のトークも楽しめました

イタリア車といえば赤を思い浮かべますが、実際にイタリアに行くと、こうした濃い色のクルマが多いのです。セダン型なのでスーパーカーのような派手さはありませんが、性能が高く内装はイタリア製高級車らしさを持つマセラッティ・ギブリと、ガンディーニデザインのクワトロポルテは、会場のクルマ解説トークショーを行った、ぼく遠藤イヅルと嶋田氏も注目しました。

エキゾチック・スーパーカーの雄、ランボルギーニも来場! カウンタックとムルシエラゴの2台は特に人気を集めていました

あいち健康の森内の周回路をゆっくりと参加車が走るプログラム「園内パレード」も行われました。広い園内には一般の来場者も多く、色鮮やかなイタリア車が走ってくるとうれしそうに手を振ってくれます。今年は筆者もFCAジャパンからお借りした最新型のフィアット・500でパレードに参加。きれいな空色のフィアット・500を見て、子供たちやカップルが「かわいい!」と言ってくれたのがうれしかったです。フィアット・500は見た瞬間に人々の興味を引き印象に残るデザインをしていますが、偶然このパレードを見た方々の何人かがクルマに興味を持ったり、フィアットが欲しい! と思ってくれたりしたらうれしいなと思いました。

園内を一周してきた参加車は元の会場に戻り、そのまま退場します。イベントによっては退場に時間がかかることもありますが、あいちトリコローレはとってもスムーズ&スピーディ。しかもたくさんの人々が見送ってくれます。うれしいですね
イタリア車を代表するヌオーヴァ・500もイベントにたくさんやってきていました。その小ささ、かわいさ、ほのぼのとした雰囲気から園内パレードでも大人気でした。手前の赤い500はウインカーランプが前面に無く、ドアヒンジも逆向きに付く貴重な初期型です
今回筆者が会場まで乗って行ったのは、FCAジャパンからお借りした「フィアット・500ツインエア」。きれいな水色とベージュの内装、マイナーチェンジでさらに洗練&かわいらしく、そしてどことなく大人っぽくなったデザインに注目です。ロングドライブも何のその。買い物から遠出まで、我慢することがないオールマイティな一台です

とっても気持ちのいいイベントは、時間がたってもすてきなもの。ぼくはいま、あの日の楽しさを思い出しながら書いています。イベントをまた楽しみたいので、来年もあいちトリコローレに必ず行こうと思います。

みなさん、あいち健康の森でお会いしましょう。

(遠藤イヅル+ノオト)

[ガズー編集部]