エスティマHV購入記その1~買い替えを決めたワケ~

こんにちは、ライターのコヤマです。10年乗るつもりで買った日産・セレナを、5年目にして買い替えることにしました。新しく購入したのは、2016年6月にマイナーチェンジしたトヨタ・エスティマハイブリッドです。

そこで、買い替えるに至った理由や、購入までの葛藤と選択についての購入記を書かせていただくことになりました。これが皆さまのクルマ購入に少しでも役立てば幸いです。第1回目は、買い替えを決めた理由をお伝えします。

セレナには大満足。購入時に選ばなかった“ある装備”を除いて…

著者が乗っていたのは2011年式の日産・セレナ。3人目の子どもが生まれるに当たって、それまで乗っていた日産・リバティでは、3名分のチャイルドシートを設置すると手狭になると焦って選んだクルマだった。

そのときは短期間に主要メーカーのディーラーを周り、各社のミニバンを実際に見て回って試した。候補は予算の関係から、日産・セレナ、トヨタ・ノア/ヴォクシー、ホンダ・ステップワゴンといった、ミドルクラスのミニバンに。実家に帰省するときは3列目までフルに使うため、サードシートを出した状態でベビーカーが乗ることなどを、実際にテストしながら検討していった。

そうして、選んだのがセレナだ。吟味して選んだクルマだったこともあり、とても満足して乗っていた。200万円台のミニバンはクルマ好きからの苦言も多いが、子どもが3人いる5人家族には、コストパフォーマンスにすぐれた非常に使い勝手のいいクルマなのである。

筆者が乗っていたセレナは2010年にデビューした4代目モデル

しかし、セレナ購入から2年後。ある“選択ミス”をしてきたことに気づく。引越しをして駐車場が移動に。ここで“ある装備”を装着しなかったことで、不便を強いられるようになった。 引越し前の駐車場はフラットで、左側にスペースがあった。そのため、セレナは左側のみ電動スライドドアという仕様を選んだ。ところが新居の駐車場では、左側の壁がちょっと飛び出していたため、左に寄せるとスライドドアが壁にぶつかってしまう。後席への乗降は右側から行うことになるが、排水のためにわずかに傾斜した地形のため、子どもたちの力では手動式の右側スライドドアが開けられないのだ。

セレナを購入するとき、両側電動スライドドアにしていれば発生しなかった問題。当然、あとから電動スライドドアにはできないため、引っ越してからずっと不便にしていた。

こうして、1つ不満が生まれると、それまで気になっていなかったことも気になり始める。例えば、ドアバイザーを付けていなかったため走行中に窓を開けづらい、後席用モニターが付いていたら子どもたちが席を争わなかったかもしれない……などなど。

細かな不満は募るが、子どもがある程度大きくなるまで10年は乗ろうと思っていたこともあり、すぐに買い替えることは考えなかった。しかしそんな中、1台のクルマに乗ってしまったのだ。

取材で乗ったエスティマハイブリッドに惚れた

それが、「エスティマハイブリッドならクルマの中でも家電が使える!」の記事を書くために試したエスティマハイブリッドである。1500Wの100V電源が標準装備され、さまざまな家電が使えるクルマとして紹介するために試したのだが、その乗り心地やパワーにかなり惹かれてしまった。とはいえ、車体価格はもっとも安い「AERAS」でも400万円を超える。欲しいと思ったからといってそう簡単には手が出ない。ディーラーや中古車店に何度も通い、そろばんをはじく日々が続いた。

1500Wのコンセントで家電を使うために借りたエスティマハイブリッドに惚れた

わが家は子どもが3人いるため、7人乗りではなく8人乗りであることが必須だ。セカンドシートに子どもが3人座れないと、1人がサードシートに乗ることになってケンカになるのだ。しかし、エスティマハイブリッドは7人乗り仕様が中心で8人乗りは少なく、条件のよい中古車はほとんど出てこなかった。

そうなると、新車を検討するしかない。セレナの買取り額や条件交渉をギリギリまで引っ張り、最終的に乗り替えることにした。買い換えを決心したのは、セレナの車検切れが1ヵ月以内に迫るときだった。

そして注文したエスティマハイブリッド。カラーはブラックを選択した

ここまでが購入を決めた理由です。筆者が注文した時点でエスティマハイブリッドの納期は約5カ月。まだ納車はされておらず、車検切れになったセレナの代わりに、販売店のご厚意で借りている代車、懐かしい2002年製のマークIIに乗っています。次回は、選んだグレードやオプション選択などについてお話ししますので、ご期待いただければ幸いです。

(コヤマタカヒロ+ノオト)

[ガズー編集部]

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