懐かしの名車がズラリ!CARトップ50年記念特別展示【大阪オートメッセ2017】

2月12日(日)に閉幕した「大阪オートメッセ2017」は、3日間の会期で22万人以上の来場者を集めた。6つのホールを展示会場とし、さまざまなクルマと関連製品が来場者を楽しませていたが、今回はその中から老舗自動車誌「CARトップ」の50年記念特別展示「ヘリテージカーコーナー」をレポートする。

トヨタ・2000GTスピードトライアル

地を這うように低くグラマラスなスタイリッシュを持つクーペ、トヨタ・2000GTは1966年式。この展示車は、スピードトライアルに使用された車両で、3つの世界記録を更新した記録を持つ。

日産・スカイライン2000GT-Rレーシングコンセプト

レース仕様の日産・スカイライン2000GT-Rは、1972年式。200台足らずが生産されたのみの“ケンメリ”GT-Rだ。このクルマはレーシングコンセプトモデルとされるが、実際にはレースには出場していないという。

ホンダ・N360

1967年にデビューしたホンダ・N360は、ホンダの軽自動車「Nシリーズ」の元祖ともいえるクルマ。丸目のきょとんとした佇まいは、現在のN-ONE モチーフにもなっており、50年を経た今も受け継がれている。

スバル・インプレッサ22B STiバージョン

このブルーのスバル・インプレッサは、1998年に限定400台で発売された2ドアクーペの「22B STiバージョン」。このモデルの登場からすでに20年がたっているが、古さを感じさせない一台だった。2.2Lに拡大されたエンジンとワイドボディが特別だ。

三菱・ランサーEX2000ターボ

インプレッサ22Bの隣には、三菱・ランサーEX2000ターボ(1981年式)が並んでいた。展示車は1982年にフィンランドで開催された「1000湖ラリー」で3位入賞を果たした実車という。角ばったスタイリングが1980年代らしい。

マツダ・コスモスポーツ

トヨタ・2000GTと同時代を飾るマツダ・コスモスポーツも独特の空気感をまとっていた。斬新なスタイリングに目が向くが、同車は世界初の実用・量産ロータリーエンジン搭載車でもある。1967年に発売された伝説のクルマだ。

トヨタ・ソアラ

1980年式の初代トヨタ・ソアラには、強く「時代」を感じた。のちにトヨタ・マークIIなどが牽引する「ハイソカーブーム」の立役者でもる。デジタルメーターを始めとした電子機器が搭載され、当時の若者の憧れだった。

ダイハツ・フェローバギー

数ある展示車の中で異彩を放っていたのは、1970年式ダイハツ・フェローバギーだ。同社の商用車ハイゼットをベースとして、FRP製のボディーをかぶせ、100台限定で販売された。今の時代によみがえって欲しい遊び心あふれる一台だ。

「ヘリテージカーコーナー」は、老舗自動車誌「CARトップ」ならではの選車で、往年のクルマファンから、若者まで幅広い注目を集めていた。

(文・上泉純/写真・曽我健太郎+ノオト)

[ガズー編集部]

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