横浜に個性的なクルマが大集合!第6回Fun2meeting【イベントレポート】
少しずつ春を感じつつある青空の下、神奈川県横浜市にあるイエローハット新山下店の屋上駐車場にてオールジャンルカーイベント「第6回 Fun2meeting in イエローハット新山下店 feat. エンスー新聞」が開催。およそ30台の多種多彩なクルマが集まりました。
今回はレア日産車が多し!
今イベントの事前情報から注目を集めていた“ある参加車両”のおかけで、珍しい日産車が多数参加していました。
- スカイライン誕生40周年記念車「スカイラインGT-Rオーテックバージョン 40th ANNIVERSARY」
- 最新の「日産・ノートe-POWER Mode Premier」は、GAZOOでお馴染み小鮒康一さんことフナタンのニューカー
“ある参加車両”とは、「マーチ・ボレロR」のこと。このクルマは、オーテックジャパンが昨年、創業30周年を記念して30台限定で販売したホットハッチ「マーチ ボレロA30」のルーツとなったワンオフモデルです。
- ベース車両はレンタカーとして使われていたマーチ。鮮やかなボディカラーは会社の現住所から「湘南サンセットオレンジ」という
ボレロRは、オーテックジャパンの社内サークル「ワクワクモータース・チガサキ」で作られたもの。社内サークルで作られたとは言え、スペシャリストが持てる技術が惜しみなく注がれたホットハッチです。
日産・ノートのエンジンをスワップして5速MTに換装、リアブレーキをディスクに変更、オーリンズ製サスペンション装着、車体強化、ワイドトレッド化の3ナンバー登録などなど、徹底的にカスタムメイドされていました。ワンオフマフラーのおかげで、思わずニヤニヤしてしまうほどの気持ちいいサウンドを発します。助手席に回転式シートを採用しているのは、福祉車両を手がける同社らしいところ。イベントの後半には、同乗試乗会も行われていました。
屋上までスレスレ!? キャンピングカー・マイクロバスがやってきた!
最初にお伝えしたとおり、このイベントはオールジャンルです。よくあるクルマイベントではお目にかかれないような、キャンピングカーや2トントラックまで! 意外すぎる車種に最初はイエローハットに買い物にきたお客さんだと思いましたが、参加車両でした。
- 手前のいすゞ・エルフベースのキャンピングカー「Neo Caprice」。奥の2台はトヨタ・ハイエース
- 2代目(左)&3代目(右)トヨタ・ハイエース。そしてハイエースの中にはハイエースのミニカーが。これもキレイ!
立派な旧車となったトヨタ・ハイエースの姿もありました。筆者の記憶中でこの時代のハイエースは、幼稚園~小学生低学年の頃のスクールバスや大量の野菜を詰め込んで商いをしていた移動式の八百屋さんを思い出します。続いてやってきたのは、マイクロバス・日産シビリアン!
- この世代のシビリアンは、刑事ドラマ「もっともあぶない刑事」で警察護送車としても登場している
マイクロバスが大好きなオーナーさんは、マイクロバスの移動図書館を持っていましたが、このシビリアンを見つけて乗り換えたとのこと。エンジンは2.0リッターの直列4気筒ガソリンエンジン。旧型ディーゼル商用車は、排ガス規制で東京、埼玉、神奈川、千葉県では走行できないそう。ちなみにオーナーさんは、このシビリアンの前身モデル「日産・エコー」を探しているそうです。
のんびりゆる~く“Fun”なミーティング
このイベントは、出入り自由のの~んびりとしたものです。会場に愛車を置いて見学しに来た人とまったり談笑したり、クルマを置いて下のイエローハットでお買い物したり、各々が思い思いに過ごしていました。3人の司会者によるオーナーさん交えての車両解説は、このイベントの名物。
- ミニカーを興味津々に見つめる、フナタン、中込健太郎さん、遠藤イヅルさん、3人の司会者
- 工具メーカー「Snap-on」のサービストラックのミニカー。内装の作り込みが驚くほど細かい!
- 左は実際にロサンゼルス市警で使用されていたパトカー。後部座席に乗って「逮捕体験(手錠付き)」ができた。
一生の宝物! 自分の愛車がイラストに
このイベントのハイライトは、司会者3人のマニアックな琴線に触れたクルマに賞を贈ること。「アワードカー」に選ばれたクルマのオーナーさんには、暖かなイラストとマニアックコメントで人気のイラストレーター、遠藤イヅルさんがその場で描いた愛車のイラストがプレゼントされます。今回は、埼玉県から参加していた五十嵐さんの愛車、トヨタ・カローラFX GTリミテッドがアワードを受賞しました。
- 遠藤イヅルさんから愛車、カローラFXが書かれたイラストを受け取る五十嵐さん
- ところが本来ホイールカバーが装着されているのに絵では鉄チンホイールにしてしまった“うっかり”が発覚(笑)
「そのクルマが好きなんだ」と伝わるイベント、Fun2meeting
今回の参加車両を見ていて一様に感じたのは、“自然にキレイな状態”であることです。もちろん、それなりに手をかけているのは当然ですが、大事にガレージに保管しておくのではなく、普通に乗って遊びに来るということに、そのクルマへの愛情の高さを感じました。次回のFun2meetingは、4月~5月ごろを予定しているとのことで、ご興味があれば愛車と一緒にまったり参加してみてくださいね!
(クリハラジュン+ノオト)
[ガズー編集部]
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