毎回お祭り騒ぎの大盛況!「こどもモーターショー」へ行ってきた
毎回大盛況のイベント「こどもモーターショー」は今年で8回目。ミニカー作りのワークショップや、トヨタ技術会によるアイデアカー試乗会など、こどもたちがモノ作りやクルマの楽しさを学ぶことができるイベントが盛りだくさん。今回はこちらのイベントの中でも特に人気の高かったブースをピックアップしてレポートします。
子どもの夢! 「痛車を作ろう!~クルマにお絵かき~」
道路や家の壁、そして床……子どもは「絶対に描いてはいけない場所」ほど落書きしてしまいたくなるもの。こちらのブースは、なんとエスクァイアへ落書きしほうだい!
普段はできないクルマへの落書きに、子どもたちは目がキラキラ。イベントが開始されると、クルマのまわりには、あっという間に人だかりができ、みるみるうちにカラフルなペイントが施されていきました。
これは大人でもうらやましくなりますよね。
自分だけのオリジナルミニカーが作れる! 「キッズワークス ミニカーづくり」
クルマが作られる行程をミニカーで体験できるブースです。
まずはボディとなる樹脂を7色の中から選びます。
樹脂を熱湯で柔らかくしたら、プレス機にかけてボディの型作り。ボディはMIRAI、プリウス、アルファードの3種類から好きなものを選べます。
ボディを作ったあとは、タイヤを付けていざ車検へ。
自分で作ったミニカーが上手に走ると、子どもたちからは歓声が聞こえました。
クルマのパーツを遊びながら覚えられる「キッズワークス モデル組付」
ミニカー作りがまだ難しい年齢の子どもたちに人気だったのは、クルマの組付体験のブースです。
こちらの1/4サイズで作られたプリウスは、フェンダーやバンパー、フロントドアなど、パーツごとに着脱ができる仕様。これをすべてバラしてから、組付体験を行います。
トヨタの作業着を着て組付体験ができることも、子どもたちには大好評。気分はクルマのエンジニア!
エンジニアスタッフのサポートのもと、順序良くパーツをはめ込んでいきます。最後は完成したクルマと一緒に記念撮影を楽しんでいました!
将来、クルマはなくなってしまう!? 「未来のクルマ」
「2050年のクルマはどうなっている?」というテーマに作られたクルマの試乗ブースです。こちらは大人にも興味深いイベントでした。
2050年の社会には在宅ワークやネットショッピングは当たり前。するとクルマは不要になっているかも……? という発想から、そんな未来にクルマが必要な技術を考え、「運転が楽しくて利便性の高いクルマ」として展示されていたのがコチラ。
自分で運転することも自動運転も両方可能。運転席は後部座席に配置されています。家族全員で同じ景色を楽しむことができる大きなフロントウィンドウは、「未来ではクルマが絶対にぶつからない技術が発達している」という考えのもとで作られているそう。
個人的に一番興味深かったのは、「横スライドできるタイヤ」です。前輪に採用された「オムニホイール」というタイヤは、前後回転だけではなく、横方向へスライドが可能。そのため、タイヤの向きを変えなくても、クルマが曲がることができるというもの。
運転があまり上手とは言えない筆者には、2050年といわず、今すぐにでも採用していただきたい技術です……。
モックカーを作ってみよう!
モックカーとは、木と紙で作るクルマの模型のこと。
組み立ては一見簡単なように見えますが、まっすぐ走る速いクルマにするには精密さがカギ。
ポイントはシャフトの取り付けで、これが少しでもズレてしまうとまっすぐに走らなかったり、タイムが遅くなったりしてしまうそうです。組み立てから外観の色塗りまで、1時間ほどで完成するとのこと。
モックカーが完成したら、専用コースでタイムアタック! 試走で曲がってしまったり、止まってしまうクルマも。シンプルな作りだからこそ、正確さがものをいうんですね。上手に走らなかった時には、エンジニアスタッフが微調整をしてくれていました。
アイデアカー試乗会
トヨタ技術会(TES)をご存知でしょうか。1947年に創設され、現在約3万人の会員数を誇るトヨタ社内で最も歴史のあるインフォーマル団体です。TESはトヨタ従業員の中でも、技術の研鑽(けんさん)に関心のある人たちが集まっており、クルマにまつわるさまざまな活動を行っています。
そんなTESが去年主催したイベント「TESフェスティバル」では、クルマに関するアイデアを具現化した「アイデアコンテスト」が行われました。その時に見事受賞に輝いたアイデアカー3体が登場! 試乗も可能とあって、子どもたちが大行列を作っていました。
銅賞受賞「“えんじん”カー」
変幻自在に形を変える可動式フレーム構造が特徴です。エアシリンダとガススプリングを駆使しており、その動きはとてもユニーク。
銀賞受賞「はやいぞ? エスカルGO!」
「車輪の中に人が入る」という斬新かつ楽しい設計のクルマ。近未来的な外観も子どもたちに受けていました。
金賞受賞「ARC-Y2(あるくやつ)」
昆虫を思わせる12本の脚がインパクト大のアイデアカー。
左右にモーターが3個ずつ搭載されており、脚の長さを変えることで走行します。その動きは、近未来的で無機質なルックスとは対照的に、まるで生き物のような緻密な動作でした。
今回ご紹介したイベントブースはほんの一部。他には、電動自動車に乗ってライドスタジオに作られたプチライドワンコースを走る「プチスピードウェイ」や、全天候型水陸両用8輪バギーの同乗試乗会、モータースポーツカーが展示されているヒストリーガレージでのクルマの写生会など、25種類のイベントが開催されていました。
1日がかりでも遊びきれないほど充実した「こどもモーターショー」は、ファミリーにおすすめのイベントです。次回の開催にはぜひ足を運んでみてくださいね。
(ヤマウチ+ノオト)
[ガズー編集部]
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