レビンにBRZ…19歳〜22歳の若者に聞いた「愛車購入エピソード」

少し前、「20代前半の若者に聞いた『愛車購入』エピソード」として、トヨタ・MR-SオーナーさんやBMW・Z4 Mロードスターのオーナーさんを取材し、子どもの頃から貯めてきたお年玉で買ったり、アルバイトを頑張って先輩のクルマを譲ってもらったりといった、若者ならではのエピソードを聞くことができました。

クルマとの出会いや購入までの道のりは人それぞれ。今回はさらに若い、19歳~22歳のオーナー3人を取材。若きクルマ好きオーナーに聞く、愛車購入エピソードの第2弾をお届けします。

20歳:スバル・BRZ RA

まずは20歳のBRZオーナー、Yさん。お父さんがクルマ好きとのことで、クルマ購入に関しての情報交換をされていたそう。

「大学生になって免許を取得。100万円以下で2ドアクーペの中古車を探していました。当時は軍資金を貯金している最中だったのですが、新車のBRZがたまたま安く手に入る機会があって、水平対向エンジンのクルマに乗ってみたかったこともあり、このクルマに決めました」

※私有地内で撮影

特にお気に入りの箇所は、横から見たときのクーペらしいフォルムだそう。BRZと言えば、ドレスアップパーツも豊富なクルマです。Yさんが、こだわって手を加えた頃は?

「純正パーツを使って少しずつアップグレードし、北米仕様にしました。目立ちすぎずシンプルで、でも86/BRZに詳しい人にはわかる、そんなクルマを目指しています」

水平対向エンジンつながりで、「いつかはポルシェ911に乗ってみたい」と言うYさん。でも、BRZには大満足で、「手元にずっと置いておきたいですね」と、とても大切にされている様子が伺えました。

22歳:トヨタ・アクア G’s

「父がクルマ好きだったので、私もその影響を受けて小さい頃からクルマ好きでした」と、話すのは、22歳の会社員、Nさん。このアクアG’sはもともと、家族のクルマだったそうです。

「最初は両親が所有する別のクルマを使っていたんです。でも、アクアを通学に使うようになってから、走る楽しさ、操る楽しさを知り、愛着が湧いてきました。運転することがとにかく楽しいクルマなんです」

学生の頃から乗っていたクルマだそうですが、社会人になったタイミングで両親と相談し、思い切って買い取ることに。自分のクルマとなった今は、より自分好みにカスタマイズして楽しんでいます。

「一番大きな部分はマフラーですね。純正スタイルが気に入っていて崩したくないので、メッキパーツやリップスポイラーなど、ドレスアップは人に気付かれないところばかりです(笑)」

走りの楽しさと燃費の良さから、「アクアは大のお気に入り」というNさんですが、いつか乗りたい夢のクルマを聞いてみると、こんな答えが返ってきました。

「アバルト・595とフォルクスワーゲン・ゴルフRに乗ってみたいと思っています。あと、マセラティ・クワトロポルテは、小さい頃からの憧れです!」

19歳:トヨタ・カローラレビン BZ-R(AE111)

子どもの頃の日課が、クルマ好きのお父さんと一緒にWRC(世界ラリー選手権)やDTM(ドイツツーリングカー選手権)のビデオを見ることだったというにっしーさんは、19歳。ファーストカーに選んだクルマは、AE111型カローラレビンでした。

「軽量かつコンパクトで、自分の手でいじれるようなクルマを探していて、去年の12月に納車できました。購入資金は、小学校の頃から貯めていたお年玉と高校時代のバイト代です」

自分の手で「いじれるように」と選んだクルマとのことで、実際に購入してから手をかけた箇所を聞いてみました。

「走りに関わる部分が中心ですね。強化スタビライザーは、カーブでのロールが減って、安定感が増したように感じます。軽量フライホイールを入れてからは、エンジンのレスポンスが良くなって気持ちよく走るようになりましたね。街乗りで乗りづらくなった部分もありますが(笑)」

暇さえあればいつでもレビンに乗っていると言うにっしーさん。当初は、インプレッサを検討していたそうですが、「このクルマが壊れてもまた、同じクルマに乗りたい」と話すほど、レビンに夢中です。

クルマ好きは遺伝する?

3人の若きクルマ好きに愛車エピソードを伺いましたが、クルマ好きになったきっかけは圧倒的に「お父さん」でした。親子で共通の趣味を持つと会話も増えますし、休日のドライブやツーリングも一緒に楽しめますね。若い世代がクルマ好きになるかどうかは、お父さん世代にかかっているのかも!?

(たるみゆか+ノオト)

[ガズー編集部]